やはり工事をチェックする人って大事!②
昨日から、工事現場にて、設計士が何をするのか?
を通して、その重要性について、お話し始めてます。
昨日は、その前置きのお話でした。
今日からは、先日私が現場でどういった話をしたのか?
について、具体的にご紹介していこうと思います。
何人もいる工事関係者のうち、まずは。。
水道屋との打ち合わせからスタート。
水道関係なので、給水・排水ルートをどこにするか?
について図面をもとに現地を確認してくれていました。
それを踏まえて、図面の想定通りに、配管できます。
という報告をしてくれました。
その後、実際に現地見て、なるほどと納得します。
そんな当たり前のこと??
って思ったかもしれませんが、少しお付き合いください。
実は。2階からの排水経路の周りには。。
空調と換気のダクト(空気を通す管のようなもの)が
走っています。
しかも。排水とダクトが直交する箇所があります。
図面を見れば読み取れそうなものなのですが、
水道屋は排水のみを、空調換気屋はダクトのみを
チェック確認していたんですよね。
そこで。
両者を集めて、どこにどういうものを工事するので、
どちらがどうするといいのかを調整していきました。
事前に各々が干渉しないような配慮をしなければ、
どうなるかというと。。
天井を組もうとした段階で、天井内に入らないので
天井を下げるしかありません。
そんなことになってしまうんですよね。
工事する前に両者を調整すれば、避けられるのに。
そもそも、設計の段階では大丈夫だと確認してますが、
現場で、関係者同士に調整不足で納まらないことって
あったりするんです。
ということで、水道屋と空調屋との調整が済んで
そのまま次の打ち合わせ。
今度は、洗濯機周りのお話。
洗濯機周りには、コンセントと水道が必要ですよね。
それぞれ、取りつける職人が違います。
コンセントは電気屋。水道は水道屋になります。
コンセントと水道の取り付け高さ。。
特に指示しなければ、高さはバラバラになることも
あったりします。
ついていればいいでしょう?という方であれば、
適当な高さにするでしょう。
でも。
気が付く人であれば、高さを合わせてくれます。
といいつつ。。
人任せにするのもよくないので、その高さを揃えるよう
両者に指示しました。
しかも。。
統一するために、数値で指示が必要です。
「一般的」でいいんじゃない?
って思ったかもしれませんが、そうでもないんです。
明日は、その続きをお話しますね。