巾木って何とかなりませんか?④

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先日から、内壁と床の取り合いにある、
巾木をなくせないのか?

そんな問いかけへどうお答えしたのか
についてお話しています。

昨日は、巾木が、壁から出っ張ってしまう。
それを回避する方法として、巾木の厚みを
薄くするというお話をしました。

素材を変えれば、かなり薄くできました。

今日は、その続きです。

薄くする以外に、何か方法はないのか?
って思いませんか?

もちろん、ありますよ。
そんな突飛なことでもありません。

以前お話しましたが。
巾木は壁に張り付けるものなので出っ張ります。

巾木を先に取り付けてから壁を仕上げれば
出っ張ることを回避できるんです。

入り巾木っていいます。

そう。
巾木より壁が引っ込めてるんですよね。
なので、巾木の上に埃がたまることがありません。

埃が気になっていた方であれば、
相当魅力的なのではないでしょうか。

ただし。
入り巾木では気になることもあったりします。

一般的には工事費が高いって言われますが。。
理由については少し補足しておきたいです。

一番は仕上がりについてです。

巾木より壁が出っ張っていますよね。
壁の一番下の部分って、石膏ボード+仕上げです。

もし、塗り壁でしたら、そのコーナー部分が
まっすぐの角になることがすごく難しいので、
波打って見えてしまいます。。

壁紙だったらいいの?って思いますよね。
壁紙でしたら、波打って見えることは少ないのですが、
壁の下部分で、折り返した壁紙の幅が小さすぎて、
はがれやすいんです。
おそらくですが、経年ではがれてきてしまいます。

薄塗りの塗装であれば、その点クリアできますが、
パテでしっかりと角を出しておく必要があるので、
手間がかかります。

また、法的に壁下地として石膏ボードが必要な場合、
厳密には、巾木の裏にも石膏ボードがいるので、
石膏ボードを二枚張りするか、木下地を組むか
いずれかを工事しないといけないので、結果として
コストは上がります。

以上から。
入り巾木は、埃をためないという視点からすれば、
かなり有効な方法なんですが、採用するのであれば
気にすべきポイントがあるというお話でした。

明日は。
埃のことではなく、スッキリ見せたい!という方向けに
いくつかの巾木をご紹介しようと思います。