巾木って何とかなりませんか?⑤
先日から、内壁と床の取り合いにある、
巾木をなくせないのか?
そんな問いかけへどうお答えしたのか
についてお話しています。
昨日は、巾木の上に埃を溜めないという視点で
壁より巾木が引っ込む、入り巾木のお話でした。
埃を溜めないという意味では魅力的ですが、
採用にはいくつかポイントがあるんですよ。
そんな内容でした。
今日は、埃ではなく、見た目をスッキリ見せる。
その方法について、いくつかご紹介していきます。
まず最初はこちら。
あれ?巾木がない?
って思った方もいるのではないでしょうか。
基本的には。
巾木が、壁よりへこんでいる、入り巾木です。
ただ、そのへこんでいる高さがポイントで、
かなり低く設定されていますよね。
15mmから20mmくらいの高さ。
よくある巾木が、60mmとか80mmなので、
比較すると、小さいですよね。
さらに、入り巾木になっていることもあって、
巾木自体が見えないことから、かなりスッキリ
見えているんです。
この入り巾木はどうつくっているのかというと、
L型のアルミアングルや樹脂の見切材を使ってます。
実は、入り巾木の気になるポイントである
壁の下部も、アルミであればラインが通るし、
壁紙でも剥がれたりしないのはメリットです。
スッキリするし、埃もたまりにくくていい!
って思った方もいるでしょうね。
実際、ネット等では、かっこいい巾木ということで
紹介していることも多いですね。
ただし。
巾木の存在を減らすため、高さを抑えたいのですが、
やりすぎると引っ込んだ部分の掃除が行き届きません。。
ルンバに掃除をしてもらいます!という場合には、
巾木内の埃は取り切れないのでご注意ください。
ルンバでなくても、クイックルワイパーくらいは
入る高さにしないと、掃除に困るので。。
それと、もう一つ。
先ほど、わざと「アルミ」の場合はラインが出るので
スッキリ見えますとお伝えしましたが。
樹脂の見切り材の場合は、そうでもありません。
見切材の形状を間違えると、まっすぐにならず、
波打って見えてしまうことになりますから。
素材としてアルミほど堅くないので。
そうならない形状(十手形の見切)の場合ですと、
もともとの主旨である、スッキリ見せることには
つながらないです。
ということで。
アルミのアングルや樹脂の見切材を使うと、
スッキリ見えて、巾木上の埃は気にならなくなるのですが
いくつか課題もあるというお話でした。
もっと、別で、スッキリ見せる方法はないのか?
明日、その辺をお話しようと思います。