家の当たり前を考え直してみる⑫(風呂について③)

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先日から、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。

その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。

昨日は、思い切って浴槽をなしにして、
シャワーだけにされたお客様のお話をしました。
ストレスなく過ごしているそうですよ。

ちなみに。
あまりないそうですが、湯舟に浸かりたいと思ったら、
スーパー銭湯に行かれるそうです。

確かに。
とっても合理的な発想ですよね。

とはいっても。。
やはり、シャワーだけだと、冬寒いんじゃないか?
そう思う方が多いんじゃないでしょうか。

では、仮になんですけど。
冬場に家の中がものすごく暖かいとしますよね。

例えば、ホテルとかを想像してみてください。
想像でも、しっかり暖房が効いてますよね?

体はかなり温かくなっているはずなのですが、
それでも熱い湯船に浸からないと困りますか?

ちなみに。
最近では、シャワーしかないホテルもありますよ。

何をいいたいのかっていうと。
家にしっかりと暖房が効いていて、暖かい。
そんな環境になっていれば、湯舟で暖まらなきゃ!
って思わない方もいるんじゃないと。

最近は、家の断熱や気密性能が高くなったので、
家中暖かい環境は実現しやすくなっています。

ひと昔前の家であれば、そうもいかないので、
湯船で温まりたいと思うのも自然かもしれませんね。

それ以外にも、シャワーを工夫するのも
一つのアイデアかもしれません。

シャワーっていうと、ヘッドがあって、
そのヘッドから出てくる湯を浴びますよね。

どうしても、一点から出てくるので、
体の浴びる範囲が限定的です。

そんな中、こちらのシャワーだとどうでしょう?

ヘッドはもちろんある前提ですが、正面鏡脇に
ボディーシャワーがあります。

このボディシャワーのおかげで、体のより
広い範囲へ同時に湯を浴びれるので、
温まり方が全く違うと思いますよ。

使ってみないとわからないので、
なかなかハッキリは決めれないと思いますが、
もしかすると、いいアイデアかもしれませんね。

それと、もうひとつ。
狭いことについて。。
明日お話します。