家の当たり前を考え直してみる⑯(トイレ①)
先日から、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。
その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。
昨日までは、ダイニングについてでした。
キッチンの対面側にダイニングセットを置く。
そのスタイルでない方が合理的な方も結構いますよ。
そんなお話でした。
今日からは別の場所のお話です。
みなさんの家のトイレには、手洗いってあります?
おそらくですけど、便器のタンク上に手洗いか、
便器とは別に手洗いのいずれかですよね?
突然ですけど。。
ものすごく変なこと聞きますよ!
その手洗い。使ってますか?(笑)
当たり前でしょう!って即答された方が多い
とは思いますが。。。
トイレを使った後に、手を洗わないという意味でなく、
トイレの中で手を洗わないという意味ですから。
そういう意味の前提で。
もしかして、使っていない方もいるんじゃないですか?
そもそも。
トイレ空間の中に、手洗いがあれば、とても合理的です。
用を済ませた後、綺麗な状態で出てこれますから。
でも。
その手洗いって、小さすぎ!って思ったことありません?
たぶん、手先だけ洗う程度ならいいのですが、
しっかり手を洗うことって、現実的に無理は大きさが
多いんじゃないかと思います。
1帖広さのトイレで、手洗い別の場合だと、
手洗の奥行って、最大でも18cmほどだと思います。
そもそも、手の大きさというか長さって、調べてみると、
男性平均で18cm、女性平均で17cmです。
寸法は納まっていますが、手を洗う動作を考えると、
洗ってる途中にボウルからはみ出るはず。
似たような機能をもつ洗面台って、小さくても
50cmほどは、奥行あるんですから。
しっかりゴシゴシと洗うのであれば、18cmでは難しいこと
って理解していただけますよね?
指先を濡らす程度しかできないのであれば、
別の場所で洗った方がいいと思うのも自然だろうと思います。
当たり前なんですけど、そこでしっかり洗うこともできますが
そうすると、床はしっかりと濡れて汚れます。
手はきれいだけど、床が汚れてしまう。
そこにストレスを感じてしまう方っているでしょうね。
そう。
もしかすると、トイレの中に手洗いがある。
その当たり前って、そうでもないかもしれませんよ。
明日に続きます。