家の当たり前を考え直してみる㉞(家具③)

先日から続いてる、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。
その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。
昨日は、造作家具の自由度について、リビング収納を
事例にして、いくつかアイデアをお話しました。
自由にできるはずなのに、いざ造作でつくるとなると、
よくある家具を基準に考えてしまう。
そんなお話でした。
今日はその続きです。
ちなみに。。
自由だからって、奇抜な家具をどうですか?
という意味ではないですから。
それはさておき、話を進めましょう。
以前、お客様から要望としてうかがった内容で、
ベッドを造り付けの家具にしたい!とのこと。
それを聞いて、どんなベッドを想像しました?
寝室の一角にベッドがくっついている。
そう思いませんでしたか?
このお客様は、もう少し違う発想をされていました。
どんな内容だったかというと。。
ベッドを使う時だけ出したい。
つまり。
ベッドを使わない時には、どこかに収納して
部屋を広く使いたいという内容だったんです。
いろんな方法があると思うんですけど、
その時に採用することになった方法はというと。
ベッドが壁へ収納するという方法でした。
壁面に収納をあって、その一角がベッドになってる。
そんな感じですよね。
いやいや。
スッキリはしていいけど、ベッドを上げ下げって、
重たくて大変じゃない??
って思ったかもしれませんが、そうでもないです。
それ相応に、しっかりとした金物を使っていれば
負担になるようなことではないと思います。
ちなみに。
スガツネ工業といった、ちゃんとした金物メーカーを
頼りにして造作してもらった方がよいですから。
下手にネットで安いからって選ぶと。。
重かったり、すぐ壊れる可能性もあると思います。
話を戻しましょう。
こんな風に、家具が可動するという方法って
造り付け家具ならではなので、もっと発想を
広げてみると、いろんなアイデア出てきますよ。
明日に続きます。