家の当たり前を考え直してみる㊶(カーテン②)

このことろ続いてる、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。
その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。
昨日は、カーテンについてお話しました。
窓にはカーテンをつけることが多いと思いますが。。
例えば、トイレの小さな窓にまで設置するか
というと、そこまで必要ないかもしれませんよ。
そんなお話でした。
今日はその続きとなります。
小さい窓だから、カーテンがいらない。
そこまでは理解できるかなと思います。
でも。そうではなく、大きな窓なのに、
カーテンを設置していない方がいらっしゃいます。
お隣から覗けるので、露出狂なの?(笑)
って言われそうですが、もちろん違います。
周りに何もない、郊外の土地なんでしょう?
って思ったかもしれませんが、違います。
いろいろやり方はあると思うのですが。
ここでは二つご紹介しておきたいと思います。
一つ目は。。
街中の住宅密集地に立つ家なんです。
道路以外の三方は、隣家が近接しているので、
南面だからといって、大きな窓を設置すると。
隣家から、それこそ丸見えです。
では、どうしたのかというと。
隣地境界線に沿って、ぐるっと壁をつくっています。
なので。
大きな窓から見えてるのは、隣家ではなくて
自分の家の壁なんですよね。
あまり近接していると光が入ってきませんが、
その辺りは検討して、ほどよい高さと幅を
確保しています。
当たり前ですけど。
壁があるので、覗かれる心配は全くありません。
これに通ずる方法としては。
中庭のあるロの字型の間取りでしょうか。
大きな窓から見えるのは、隣家ではなくて
自分の家の部分ですから。
もう一つはどんなカタチなのかというと。
こちらご覧ください。
窓に何かルーバーがありますよね?
これ。
外付けの電動ブラインドなんです。
日射をコントロールする目的で設置したのですが、
角度を調整することで、隣家からの視線を
遮ることにも貢献してくれています。
こちらの家もカーテンは一切ありません。
ということで。
窓にカーテンはあるものだと思っているかも
しれませんが、なくても困らない方法が
あったりするんですよ。
明日に続きます。