家の当たり前を考え直してみる(53)(電気②)

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このところ続いてる、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。

その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。

昨日から、電気に関係することをお話しました。
まずは、照明等のスイッチについてでした。

おそらく意識したことないと思いますが、
スイッチの高さって、自由なはずなのに、
「標準」で設置することがほとんど。
もっと自由でいいのに。。

そんなお話でした。
今日は、その続きです。

昨日は、スイッチの「高さ」についてでしたが
今日は、それ以外についてお話していきます。

照明を点灯・消灯するためには、基本的に
壁にあるスイッチを使いますよね。

当たり前でしょう!
って言わないでくださいね(笑)

ほんと。
数年前までは、それしかありませんでした。

ただ、数年前から違う選択ができるように
なってきています。

いろいろやり方はありますが、シンプルな方法として
スマート電球を採用することでしょうか。

知らない方からすると、スマート電球って何?
って思うかなと思いますが。。

簡単に言うと。
Wi-FiやBluetoothなどの通信機能を備えた電球で、
スマホとリンクさせれば、スマホで制御できるもの。

オンオフはもちろん、明るさの調整とか、色の変更、
スケジュール設定もできたりしますね。

家の中でも使えるし、Wi-Fiつながってれば、
家の外からコントロールできちゃいます。

詳しいことは、検索していただくとして。。

要は。
ひとつの照明に対して、スイッチが必要ということ
でもなくて、基本的に通電できていれば、スマホが
スイッチになるので、壁付けスイッチは最小限に
できます。

いやいや。
スマホでコントロールできるなら、スイッチいらないよね?
なんて思う方もいるはずです。

ただ。不具合があったときに、通電を切れないと困るので、
数は減らしていいのですが、いくつかはつけましょう。

家づくりをご一緒したお客様の中でいえば。。
ワンフロアに1カ所のスイッチはつけていただきました。

ちなみに。
スマホでなくても、AIスピーカーでオンオフ等も
できたりします。

そこまでいくと、スイッチという概念自体が揺らぎそう。。

スイッチは壁にある。
その当たり前を外してみると、もっと便利になるかも。

みなさんはどう思いましたか?