家の当たり前を考え直してみる(69)(外構⑪)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできています。

その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
ということで、長いこと話をしています。

いろいろと新しい発見があったらいいですね。

昨日までは、庭や敷地周りの目隠しフェンスについて
いろいろとお話ししました。

なんとなく、腰高のフェンスを設置しても。。
意図した効果は得られません。
しっかり検討して、決めてくださいね。

そんなお話でした。

今日から外構でも違う箇所のお話です。

突然ですけど。
ご実家が戸建て住宅の方にお聞きします。

家のポストって、どこにありましたか?

そりゃあ、門のところでしょう。

おそらくですけど。
道路際にある門柱の一部に組み込まれていた。
そんな方が多いんじゃないかと思います。

敷地の道路側には、コンクリートブロックで
塀がまわっていて、その入り口の近くに
ポストがある。

そんな感じなんだと思います。

家の中に方にあると、配達をする人が、
敷地内に入ることになるので、それが気になるし、
道路際にあった方が、配達する側にも優しい。

では。
インターフォンや表札はどうか。
これは、意外にもまちまちかなと思います。

ポストのある門柱の近くに配置する方もいれば、
玄関先のポーチに設置してる場合もあるでしょうね。

おそらくですけど。
敷地と道路の境界線上には、塀が立っていて、
敷地に入ってこないようにしている。
その一角が門柱になっていて、ポスト等を
設置しているイメージなんだと思います。

もちろん。
そのカタチは、今でもよく採用されます。
特に、プライバシーを重視する方であればなおさら。

一方で。
最近の建てられた家をご覧いただくとどうですか?

そもそも。
敷地と道路を隔てる塀がなくて、道路と敷地が
つながってるというカタチが多いかもしれません。

特に、敷地の間口が広くない場合で、駐車場を
しっかりと確保したいとなると、塀が造れない
ですからね。

そもそも。
門柱すら邪魔になる可能性がありますので。。

では。
門柱はどうなっているのかというと。。
ポストやインターフォン、表札を細長くまとめた
機能門柱が採用されています。

長くなったので明日に続きます。