家の当たり前を考え直してみる(78)(外構⑳)

家づくりにおいて、いろんな当たり前があります。
その当たり前を考え直してみると、もっと自由な
家づくりができるんじゃないか。
そんなことで、ずっとお話してきてます。
昨日は、駐車場の屋根についてのお話でした。
透明か半透明な樹脂板をすぐに思い浮かべますが
ここ最近は、違ってきてるという内容でした。
今日はその続きです。
カーポートというと、1台用だと片側に2本の柱、
2台用だと両側に2本ずつの柱で支えてるという
イメージがあるんじゃないかと思います。
構造的に考えると、合理的で安全です。
ただ、駐車場周りの使い勝手上、柱が邪魔になる
そんなケースもよくあります。
よくあるのは。
駐車場からの車の出し入れする際に、
柱に車をぶつけてしまいそうな感じがするケース。
駐車場脇がアプローチになっている時に、
よくあります。
実際、嫌な場所に柱があったりします。
その柱を何とかしたい!
そんな悩みを解決できるカーポートがいくつか
あるんですよね。
一つ目は、柱を片側か、奥に寄せる方法。
要は、1台用のカーポートを大きくする
というイメージでしょうか。
こんな感じです。
これだったら、車の出し入れはもちろん、
車のドアを開ける時にも邪魔にならないから、
すごく便利ですよね。
すごく魅力的なんですけど。。
構造的には、かなり無理をしてることもあって
一番は、基礎が大きくなります。
依頼先によっては、その分割高になることも
あるので、注意が必要です。
ちなみに。当たり前ではあるのですが。。
台風とかの時には、風で屋根が揺れやすいので、
それを不安に感じるようであれば、やはり、
安定した4本脚にする方がよいでしょう。
もう一つは、邪魔になる柱位置を変える方法。
柱を前後にずらすこともできますし、
梁を長くして、柱をアプローチの外側まで
移動してしまいます。
そうすることで、ジャマになる柱が少なく
できますよね。
こんなふうに、いろんなニーズに合わせた
カーポートが出てきています。
敷地条件や使い勝手を考えながら、