子育てと家事の両立を叶える住まい、家族の気配がほどよくつながる安心感、ライフスタイルに寄り添う柔軟な間取り、そして将来の変化まで見据えた空間構成を建築家が丁寧に設計する子育てしやすい家と少し先の未来の構成提案。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※暮らしの中心に「安心」と「快適」を提案する子育てと家事を同時に叶える住まいに未来の変化を見据えた設計をご提案。

子育てしやすい環境と

その先を考えた間取りと空間構成。

家づくりは「今」と「これから」をつなぐ、

子育ての時間とその先を考えた設計。

子育ては日々の暮らしの積み重ねであり、

家はその為の環境です。

家づくりを考える子育て世代にとって、

「今」の暮らしやすさと、

「これから」の成長に寄り添う柔軟性は、

間取り設計のなかでも

重要なテーマとなります。

目が届く安心感、家事のしやすさ、

家族のつながり、

そして子どもが自立していく過程でも

住まいが寄り添ってくれる仕組み。

やまぐち建築設計室では、

暮らしと未来の設計をつなげる

子育てしやすい環境を

丁寧に設計しています。

〇関連blog
後悔しない住まいの設計|子育て世代のための成長に寄り添う設計提案

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail519.html

今回は、

そんな家づくりにおける間取りの考え方と、

子育て世代に寄り添った具体的な

提案内容を少し書いてみたいと思います。

子育て世代が快適に過ごせる空間バランスとは

子育て中の住まいで大切なのは、

ただ広さを求めるのではなく、

「家族の距離感」と「生活の質」を意識した

空間バランスです。

例えば、

リビングでの団らん時間が

自然と生まれるような空間の広がりや、

家事をしながらでも

子どもの様子を感じ取れる

視線のつながりがあるかどうかが、

暮らしの快適さを大きく左右します。

敷地に限りがある場合でも、

動線を短くまとめたり、

家族の共有スペースと

個室のゾーニングを明確にしたりすることで、

面積以上のゆとりを感じることができます。

さらに、

子育て期特有の課題として

何度片付けても「片付かない」

「騒がしくなる」「モノが増える」などの悩みにも、

空間の設計で応える工夫が必要です。

収納力だけでなく、

空間の「余白」を意識した設計によって、

心理的にも物理的にも

「心地よいゆとり」が生まれます。

やまぐち建築設計室では、

間取りの配置や高さ、

素材感、外とのつながりまで含めて、

暮らし全体のバランスを重視した

設計提案を行っています。

子育て中にありがちな悩みを解決する空間構成

■ 散らかるリビングへの対策

子どものおもちゃ、

ランドセル、脱ぎ捨てられた服、

リビングが常に戦場のような状態に。

そんなご家庭も少なくないと思います。

実際に僕自身も子育ての環境に

身を置いた際はそうでした・・・・・。

対策として有効なのは

「回遊性のあるリビング収納」と

「視線が抜ける配置計画」です。

ファミリークロークや

階段下収納、

壁面収納などをリビング横に設けることで、

片付ける動線がスムーズになり、

ある程度ですが

散らかる原因を根本から解消できます。

■ 家事ストレスを軽減する導線設計

子どもを見ながら料理、

洗濯、片付け、普段の家事を一通りこなすのは、

まさに母親・父親の

マルチタスク状態となります。

家事ラク動線があるだけで、

日々のストレスは驚くほど軽減されます。

「洗濯→干す→畳む→収納」のワンストップ動線、

「玄関→土間収納→パントリー→キッチン」の買い物動線など、

実際の生活動作を追いながら

設計することがカギです。

■ 安全面への配慮も忘れずに

転倒しにくいノンスリップ床材
吹き抜けや階段の転落防止
キッチンやコンロへのチャイルドゲート

など、成長段階に応じた安全設計を

組み込むことで、

親も子もある程度仕組みの中で安心して過ごせます。

ですが・・・油断は禁物です。

子供は好奇心も旺盛で「想像を絶する」

という場合もありますから。

子育てしやすい間取りの具体例

3-1. 親子が自然とつながる空間

対面式オープンキッチン:料理中も子どもを見守れる
リビング階段:家族が必ず顔を合わせる設計
学習コーナー付きリビング:宿題を見守りつつ自然な会話を

ネット配信やゲームに気を取られがちな

現代の生活習慣の中で、

自然な「つながり」を

間取りの力で引き出す工夫が

求められています。

3-2. 成長に対応する子ども部屋

将来的に2部屋に分けられる間仕切り対応型
可変式家具で模様替えも自由自在

子どもの個性や生活リズムに合わせた

使い方ができる設計にしておくことで、

自立心も育まれます。

3-3. 家事と育児を同時に叶える動線

キッチン→ランドリールーム→ファミリークロークの直線動線
室内干し+収納+たたむ場所を一体化

特に共働き家庭にとって、

時間を効率的に使える設計は不可欠。

家事の効率化は暮らしの余白を生み、

子どもとの時間をより豊かなものにします。

3-4. 外とのつながりがある空間

ウッドデッキや芝生スペースをリビングと一体化
室内から目が届く場所での外遊びは安心

室内と屋外の境界を曖昧にすることで、

暮らしの範囲が広がります。

ウッドデッキでは、

遊び場としても

お絵かき・読書・家庭菜園など、

多様な「育ちの場」が生まれます。

3-5. 水まわりと玄関の工夫

土間収納+手洗い場+外遊び動線
トイレ・洗面台はリビングや子供部屋の近くに配置

帰宅後すぐの手洗い片付けが

スムーズにできることで、

自然と習慣が育ちます。

また玄関周りをスッキリ保つことで、

朝のバタバタも軽減されます。

子どもが巣立ったあとの未来も見据える設計

子供部屋→趣味部屋や書斎、ゲストルームへ転用可能な設計
畳スペース→老後の寝室や在宅介護にも対応
テレワーク用のコーナーは将来的にライブラリーやワークスペースへ

また、床下空間や天井裏を活かした

ロフト収納、可動間仕切り、

断熱性やメンテナンス性の高い素材選びなども、

長期的な視点では大きな差となります。

人生100年時代といわれる今、

「建てて終わり」ではない家づくりが

求められています。

暮らしを整えるインテリアと設備の視点

子育て世代の生活をより心地よくするために、

間取りと同時に意識したいのが

「インテリアと設備の工夫」です。

傷がつきにくい床材(ペットや子供にも優しい)
汚れにくいクロスや可変棚付きの収納
タッチレス水栓、乾太くん、食洗機などの設備で時短家事を実現
ベンチ収納や飾り棚で“片付けやすさ”と“インテリア性”を両立

毎日のことだからこそ、

ほんの少しの工夫が大きな快適に

つながります。

「今」を大切に、「未来」も支える家を。

子育てしやすい家とは、

単に「子供のため」の家ではありません。

親の働きやすさ、暮らしやすさ、

心の余裕を育てる間取りと設計が、

家族全体の快適な毎日を支えていきます。

やまぐち建築設計室では、

奈良の風土や土地の特性を活かしながら、

未来の暮らしまで

丁寧に見据えた家づくりを行っています。

家づくりは「暮らし方を設計すること」。

今の暮らしに心地よさを、

そして10年後、

20年後にも愛せる家を、

丁寧に考えてみませんか?。

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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