土地探しのポイント(旗竿敷地)②

昨日から、土地探しの時に話題になる
土地の一つとして、旗竿敷地について
お話しています。
旗竿敷地は相場より安くていいのですが、
道路と接する竿部分が有効に使えません。
特に、その幅が問題になるということで、
駐車場にするという側面からお話しました。
今日はその続きです。
通路の幅が狭くて困ってしまうことが
もう一つあります。
工事の費用が割高になってしまうことです。
えぇ?せっかく安く土地を買っても、
工事費が高くなるなら意味ないじゃない。
確かに、その通りなんですけど。。
工事現場をご覧いただいた方であれば、
もしかしたら、想像がつくかもしれません。
例えば。
建築するために必要な建材がありますよね?
石膏ボードやサッシ、屋根材とかドアとか。
建物を構成する建材って、大きいモノもあります。
もし、建物まで車を寄せ付けることができない
ということだと、道路から人力で運ぶことに。。
そんなの気合でしょ!って言わないでください。
運搬費が割高になるのは想像できますよね?
他では。
木造であれば、骨組を組む(建前)プロセスが
あります。
通常であれば、レッカーを使って、材木を
持ち上げたり、材料を搬入します。
ただ。レッカーが近くに据え付けられない
旗竿敷地の時は、レッカーは使えません。
その場合は、狭小住宅等の場合に使うような
特殊なクレーンを使うことになります。
特殊と表現した通り、これもコストアップに。
コンクリート打つ時も、竿が長すぎると、
ホースの延長が必要になったりします。。
いくつか例を挙げた通り、いろんな工程で
コストアップにつながってしまうんです。
ただ、旗竿敷地は全てコストアップかというと
そうでもなく、竿の幅によります。
実際、竿の幅が、3mを超えるようであれば、
トラック等が奥へとアクセスできるようになるので、
全面道路の幅にも影響は受けますが、
コストアップを抑えることができるでしょう。
実質、3mあれば、駐車場の使ったとしても、
その脇を通り抜けて、家へアクセスすることも
可能になりますから。
それと、旗竿ならではの気になる点がもうひとつ。
明日に御話ししますね。