自然素材だけでは体に優しい家には。。
「自然素材の家なら、健康にいい」
そう思って、漆喰や無垢材をふんだんに使った家を建てたのに、なぜか時々、咳をし始める。
そんなことって、なさそうで、あり得る話だと思います。
自然素材でできてるんだから、体には優しいはず。
そう思う気持ちもわかります。
だったら、なぜか。
順を追って話していきますね。
自然素材を使った家は、確かに素材から出る化学物質が圧倒的に少なく、空気の質は向上します。
でも、家の中の空気は素材だけでは決まらないんです。
少し冷静に考えてみると、割とシンプルなことだったりします。
例えば。
気密性がよくなかったり、換気計画がよくなくて、花粉やPM2.5が入ってきているとか。
室内の湿度が40%を切っていて、かなり乾燥気味とか。
ペットを飼っていて、そのペットの毛等が浮遊しているとか。
これらって、自然素材でできてることと関係ないのですが、体に影響を与えてしまいますよね。
素材だけでなく、空気の流れも、すごく大事なんです。
そこで、私は通常、しっかりと換気ができるよう気密性を高めたり、空気の流れがスムーズになるよう、経路を考えたりして、空気のよどみが少なくなるよう考えています。
温度ムラができないよう断熱に配慮したり、調湿素材を使ったりすることも効果的だと思いますよ。
しっかりと計画することで、ずいぶんと空気の質が変わりますから。
家づくりというと、見た目のデザインとか機能性に目が行きがちですが、体に優しい環境をつくることも大事にしたいですね。
ただ。
体に優しい環境は、素材だけでは実現できません。
空気の流れも考えることで、本当の意味で、体に負担の少ない家が実現できますから。
そんな体に優しい家づくりを考えてみたい方は、こちらをご覧ください。
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