リビングに飾るなら?家族みんなが楽しめるアートの選び方
家の中心であるリビング。
家族が集まり、来客を迎え、ときには一人でくつろぐ。
そんな多用途な空間にアートを飾るとき、大切なのは「家族みんなが自然に楽しめる」ことです。
リビングのアートは、個人の趣味だけでなく、家族の共通の記憶や価値観を映すものにすると、空間がぐっと心地よくなります。
1. 共通の話題になるものを選ぶ
リビングに飾る作品は、家族やゲストとの会話のきっかけになります。
だからこそ、誰か一人だけの強い好みよりも、みんなが関われるテーマがおすすめです。
たとえば――
旅行で撮った写真をキャンバスにプリントする
季節ごとの風景画や植物のモチーフ
少しユーモラスなイラストやポスター
「このとき楽しかったね」と振り返れるものや、「かわいいね」と自然に声が出るものは、リビングに温かさをもたらします。
2. サイズと配置に工夫をする
リビングは空間が広い分、アートも小さすぎると埋もれてしまいます。
大きめの作品を1点、思い切って飾る。あるいは小さな作品を数点並べて、壁全体で一つのストーリーを作る。
また、目線の高さに合わせるだけでなく、ソファに座ったときに自然と視線が向く位置に置くと、くつろぎの時間に作品が溶け込みます。
3. 家族で“育てるアート”を取り入れる
リビングには、完成された作品だけでなく、成長していくアートも似合います。
子どもの絵を季節ごとに入れ替えて飾る
家族写真をアルバムではなくフレームに入れて展示する
DIYや手作りのクラフトを少しずつ加えていく
こうした“動きのあるアート”は、リビングを家族の歴史が映る場所に変えてくれます。
リビングに飾るアートは、特別に高価である必要も、美術館のように整然としている必要もありません。
大切なのは、家族の暮らしの中で自然と目に入り、みんなで「いいね」と感じられること。
そうして選ばれた一枚は、単なる装飾ではなく、家族の心をつなぐ存在になります。
あまり難しく考えず、アートを日常に取り入れてみませんか?