浴室リフォームでサウナを組み込む方法
「新築でなくても、自宅にサウナを作れるんですか?」
そう尋ねられることがよくあります。
答えは――はい、可能です。
実は、浴室リフォームのタイミングこそ、サウナを組み込む絶好のチャンスなのです。
1. 浴室サウナリフォームの基本構成
一般的な浴室リフォームでは、ユニットバスを入れ替えたり、内装や配管を刷新したりします。
この際に、空間設計を少し工夫すれば、家庭用サウナルームを一体化できます。
たとえば、
浴室の一部を区切って1.5畳〜2畳のサウナ室を新設
脱衣室の一角を活用してコンパクトなヒーターサウナを設置
既存の窓や換気を利用して外気浴スペースと連動させる
という方法があります。
わずか数十センチのレイアウト調整で、「入浴+サウナ+外気浴」が完結する家に変えることができます。
2. 設計上のポイント
浴室にサウナを組み込む際、最も重要なのは断熱・防水・換気の3点です。
断熱性能の確保
浴室は湿度が高いため、熱が逃げやすい構造になっています。
サウナ室内だけでなく、壁体内の断熱補強が不可欠です。
防水と結露対策
サウナと浴室の温度差によって結露が発生しやすくなります。
正しい防湿層設計と、排湿経路の確保が欠かせません。
電気容量の確認
サウナヒーターは消費電力が大きいため、リフォーム前に分電盤や配線容量をチェックする必要があります。
これらを軽視すると、温度が上がらない・カビが発生する・電気が落ちるといったトラブルにつながります。
3. 機器選定と空間デザイン
限られた浴室スペースに最適なのが、HALVIA(ハルビア)社の家庭用ヒーターシリーズです。
省スペースでも高出力が可能で、短時間で理想の温度に到達します。
また、間接照明や木材の色調を工夫することで、コンパクトでも上質な空間を演出できます。
さらに、建築家が設計段階から関わることで、「浴室の延長としてのサウナ」ではなく、「暮らしの中心になるサウナ空間」として再構築することが可能です。
4. リフォーム成功の鍵は“一貫体制”
浴室リフォーム+サウナ導入は、住宅設備・電気工事・防水工事が密接に関係します。
一つでも連携が崩れると、仕上がりの品質が大きく低下してしまいます。
私たちのチームでは、サウナプロデューサー・建築家・施工チームが連携し、
設計から施工、アフターメンテナンスまでを一貫してサポート。
だからこそ、安心して「失敗しないリフォームサウナ」を実現できます。
まとめ
浴室リフォームは、サウナを組み込む絶好のチャンスです。
わずかな空間でも、正しい設計と機器選定で、
“日常の延長線上にあるサウナ体験”を叶えることができます。
大切なのは、「どこに頼むか」ではなく、
“どこまで理解して設計できるチームに頼むか”。
あなたの家に、最高の“ととのう空間”を組み込むなら、今がそのタイミングです。