家の空気と睡眠の深い関係
「寝ても疲れがとれない」「夜中に何度も目が覚める」
そんな時。、多くの方はベッドや枕を買い替えようとしますが、実は“空気”が原因になっているケースが少なくありません。
眠りと空気の関係
私たちは眠っているあいだに、1晩でおよそ1万回以上呼吸しています。
つまり、睡眠とは「空気を吸いながら体を回復させる時間」といっても過言ではありません。
ところが、寝室の窓を閉め切ったまま眠ると、
数時間で二酸化炭素濃度が上昇し、酸素が薄くなっていきます。
これにより、脳や体が“浅い眠り”にとどまってしまう。
翌朝だるさが抜けないのは、空気の質が悪いせいかもしれないのです。
睡眠の質を左右する3つの空気要素
① 二酸化炭素濃度
人が呼吸で出す二酸化炭素は、閉め切った寝室にたまりやすい。
CO₂濃度が1,000ppmを超えると、集中力や眠気に影響が出るといわれています。
寝室の換気を常時行うことが、深い眠りへの第一歩です。
② 湿度
湿度が40%を下回ると、喉や鼻の粘膜が乾きやすくなります。
逆に70%を超えると、カビやダニが繁殖しやすくなり、
アレルギーや鼻づまりの原因にもなります。
理想的な湿度は 50〜60%。調湿性のある自然素材を取り入れると、季節を問わず安定します。
③ 温度
眠りのスイッチが入るのは、体温がゆるやかに下がるとき。
室温が高すぎても低すぎても、そのリズムが乱れてしまいます。
快適な室温は 18〜22℃前後。冷暖房効率を高めるためにも、断熱性能はとても重要です。
眠りを支える“空気設計”という考え方
寝室の空気をよくするには、「デザイン」よりも「空気の流れ」を設計することが大切です。
24時間換気システムを常時稼働させる
吸音性のある自然素材で“静かな空気”をつくる
調湿素材(漆喰・珪藻土・無垢材)で空気を整える
すくわくハウスでは、こうした空気の質を数値で見える化しながら、
「眠るための環境設計」にこだわっています。
まとめ
睡眠の質を高めることは、毎日の暮らしを変えること。
最新のベッドや高級寝具を選ぶよりも、
“空気を整える”ほうがはるかに効果的なことがあります。
私たちが目指すのは、
家族が安心して眠り、朝をすっきり迎えられる家。
それが、健康な毎日と、未来の自分をつくるための第一歩だと考えています。