暮らしの価値観を言葉にする家づくり、間取りの前に大切にしているライフスタイルの整理という設計。
【暮らしの価値観を言葉にする】
間取りづくりの前に
大切にしている
ライフスタイルの整理という設計時間。
家づくりが始まると、
多くの方がまず
「どんな間取りにしよう?」
「どんな設備がいいだろう?」
と“形”の話へ意識が向かいます。
もちろん大切な要素ですが──
やまぐち建築設計室では、
図面を描く前に
もっと大切にしている工程があります。
それが
「暮らしの価値観を言葉にする時間」
です。
暮らしを整える“棚卸し”の打ち合わせ風景
今回のブログの写真は、
新築計画中のご夫婦が
生活チェックシートに
家事動線
キッチン家電の使い方
水まわり設備の希望
インテリアの好み
収納のクセ
休日の過ごし方
などを、
丁寧に書き出している様子です。
これは一見すると「情報収集」
のようですが、
実際は家づくりの
土台となる深い内省の時間。
ご夫婦が自分たちの
「当たり前」を
言葉にしていくことで、
暮らしの輪郭が立ち上がっていきます。
間取りは、
暮らしのクセと価値観の“写し鏡”
同じ30坪・3LDKでも、暮らし方が違えば
必要な動線も収納も、
部屋のつながり方もまったく変わります。
例えば・・・・・。
・朝時間をゆったり過ごす?
・同時に家事を進めたい?
・洗濯は外干し派? 乾太くん派?
・子どもの気配を感じながら動きたい?
・見せる収納? 隠す収納?
こうした小さな習慣は、
本人ほど気づきにくいもの。
だからこそ
やまぐち建築設計室では、
独自の丁寧なヒアリングを行いながら、
何がラクなのか
何がストレスなのか
どんな状態を心地よいと感じるのか
をご一緒に整理していきます。
ここが曖昧なまま間取りを描くことは、
地図を持たずに
山へ入るようなもの。
設計の精度が大きく変わるため、
最初の
“暮らしの見直し”こそ
家づくりの成否を決めると言っても
過言ではありません。
書き出して気づく「無意識の習慣」
チェックシートを書き進めると、
多くの方が驚かれます。
掃除機は“すぐ取れる場所”でないと使わない
朝は洗面所が渋滞する
キッチン家電が多いけれど、半分は使っていない
夫婦で照明の明るさの好みが違う
実はリビングよりダイニングで過ごす時間が長い
こうした気づきは、
すべて“間取りのヒント”。
暮らしを言語化すると、
本当に必要なものが明確になり、
そのご家族らしい
住まいの姿が自然と浮かび上がります。
暮らしを整えることは、
未来を整えること・・・・・。
「今までこうだったけど、これでいい?」
「子どもが成長したら、暮らしはこう変わるよね。」
「10年後、どんな暮らしをしていたいだろう?」
そんな対話が、
ご夫婦の間に自然と生まれます。
家づくりは、
これまでの暮らしを持ち込むのではなく、
これからの暮らしを描き直す行為。
間取りを描く前のこの時間は、
心と暮らしの
“準備運動”のようなものなのです。
間取りは、
価値観をカタチにする「翻訳」です。
やまぐち建築設計室の役割は、
ご家族が言葉にした
価値観やライフスタイルを
建築という形にていねいに
翻訳してご提案すること。
帰宅した瞬間の心地よさ
家事が自然と流れる動線
片づけやすい収納
気持ちがほどける光の入り方
そのすべてを、
建築として整えていきます。
間取りとは“暮らしの設計図”です。
豊かに生きるための「舞台」を
整えることが、
大切な建築のスタイルに繋がります。
暮らしのテーマを、
一緒に見つけてみませんか?。
今回のご夫婦のように、
ご自身の価値観を丁寧に言葉にできる方は、
家づくりが必ずうまくいきます。
家づくりは
「こう暮らしたい」という未来を
明確にすることから始まる
からです。
やまぐち建築設計室は、
一組一組の暮らしに誠実に向き合い、
そこに宿るストーリーを
丁寧にすくい取りながら
“その人らしい住まい”をご提案しています。
▼公式ホームページ
https://www.y-kenchiku.jp
※家づくり相談・お問い合わせは上記サイトよりどうぞ
○関連blog
奈良で建築家と叶える、土地探しから始める心地よい暮らしの空間のあるオシャレな平屋住宅|設計事務所の家づくり
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail589.html
‐‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
------------‐-----------------------------