暮らしが整わないのは空間だけのせいじゃない── 判断の基準が整うと、住まいは心地よくなる

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

今日は、「暮らしが整わない理由」について、

ただの空間設計ではなく

「暮らしの基準」という視点から

お話をしたいと思います。

いつも片付けているのに落ち着かない

ブログや相談でもよく耳にする言葉です。

・ちゃんと片付けているはずなのに落ち着かない

・生活感を消したいのに、なぜか残ってしまう

・見た目はきれいなのに、なんとなく気持ちがざわつく

こうした違和感を感じたとき、

多くの方は収納量や家具の配置、

動線に原因を探しがちです。

けれど実は、

そこに原因があるとは限りません。

■整った暮らしは「基準」がある空間から

私たちが大切にしているのは、

空間そのものよりも、

暮らしの中に通る基準を整えること。

人が落ち着けない空間とは、

判断が止まらない空間です。

・何を大切にしているのか曖昧

・何を迎え入れ、

何を迎え入れないのか決めきれていない

・日々の時間の使い方に軸がない

こうした暮らしには

無意識の迷いが繰り返し現れるため、

どんなにきれいでも

気持ちが休まりにくくなります。

選択の一貫性が、静かな暮らしをつくる

逆に、選び方に一貫性があると、

モノの数は多くなくても空間に芯が通り、

そこにいるだけで自然と落ち着きます。

選ぶ理由が明確なモノは、

生活感ではなく「暮らしの軸」を生みます。

とりあえずではなく、

意図を持って選ぶ

不安だからではなく、

必要だから迎え入れる

周囲ではなく

自分たちの暮らしを基準にする

こうした選択の積み重ねが、

静かな空間感を生んでいくのです。

ホテルライクな住まいは、

基準のある暮らしから・・・・・。

私たちがご提案している住まいは、

単なる造形や

デザインの美しさではありません。

「基準のある暮らし」を設計し、

無意識の迷いを減らすことで、

空間そのものが

心地よさをつくるようにつくります。

・行為と場所が結びつく設計

・使う理由が明確な動線

・戻す場所に迷いがない収納計画

など、暮らしの根本にある

判断の軸そのものを整えることです。

暮らしは、心の扱い方の表れ

住まいは、

意識以上に無意識のクセを映します。

・判断を後回しにする習慣

・違和感を我慢する癖

・なんとなく選び続ける日常

これらはすべて、

空間の中に痕跡として残ります。

だからこそ、住まいづくりは

単に建物をつくることではなく、

暮らし方を選び直す行為だと私たちは考えています。

今日の気づきが、明日の暮らしへ

今回の記事が、

暮らしの基準という視点で

ご自身の住まいを

見直すきっかけになれば幸いです。

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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