話し合いが噛み合わなくなる理由

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家づくりの話し合いは、
穏やかに進むときもあれば、

 

なぜか
すれ違っていくときもあります。

 

同じ家を建てるはずなのに、
同じ方向を向いているはずなのに、

 

言葉が、
かみ合わなくなる。

 

理由は、
意見の違いだけではありません。

 

多くの場合、
話している“層”が違っています。

 

一人は、
現実の話をしている。

 

予算や広さ、
具体的な間取り。

 

もう一人は、
感情の話をしている。

 

落ち着きたい。
安心したい。
誇らしく思いたい。

 

どちらも大切なのに、
焦点がずれていると、

 

相手が
理解してくれないように
感じてしまう。

 

もうひとつの理由は、
「守りたいもの」が違うこと。

 

将来の安心を守りたい人。

 

今の心地よさを守りたい人。

 

外からの評価を
気にしている人。

 

家の中の関係性を
気にしている人。

 

話し合いは、
主張のぶつかり合いに
見えることがありますが、

 

本当は、
それぞれが
何かを守ろうとしているだけ。

 

その背景に目を向けないまま、
正しさで押し切ろうとすると、

 

溝は、
静かに深くなります。

 

噛み合わなくなったとき、
一度問い直してみる。

 

「この人は、
 何を大切にしようとしているのだろう」

 

そこに気づくと、
言葉のトーンが
少し変わります。

 

間取りの話をしながら、
本当は
安心の話をしている。

 

予算の話をしながら、
本当は
将来への不安を語っている。

 

表面の言葉だけで
受け取らないこと。

 

話し合いが噛み合わないのは、
関係が悪いからではなく、

 

深いところで
大切なものが動いているから。

 

家づくりは、
空間を決める作業であると同時に、

 

価値観を
少しずつ見せ合う時間でもあります。

 

すぐに結論を出さなくていい。

 

まずは、
互いの背景を
静かに聴く。

 

その姿勢が、
止まりかけた対話を
もう一度
動かしてくれることがあります。

 

噛み合わない時間も、
無駄ではありません。

 

そこにこそ、
本当に大切な軸が
隠れているのだと
感じています。

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