竜巻に強い家
竜巻被害にあわれた方には謹んでお見舞い申しあげます。
日本の木造住宅は地震や台風などについてはいろいろと規定されているのですが竜巻対策としては特に規定がありません。
アメリカは竜巻が多いらしいですが、ニュースを見ているとアメリカの木造住宅でも竜巻が通り過ぎた後は、倒壊していますので完全な対策というのは難しいと思います。
少しでも竜巻に強い家にするための対策を考えてみました。
竜巻のことを考えると鉄筋コンクリートなどにするべきかもしれませんね。
・鉄筋コンクリート造にする
木造住宅についても考えてみました。
下記のとおりです。
・軒の出を短くする
軒の出を短くすることで下から受ける風の量を減らすことができます。
竜巻の場合、飛んできた物によって窓が割れそこから風が吹きこむことによって屋根を内側から上に持ち上げる力が働くそうです。
屋根をつくるさいには家の中から風が吹きあげてくることを想定していません。窓ガラスが割れにくくする事が大切になると思います。
・雨戸をつける
・シャッターを付ける
雨戸やシャッターを付けて竜巻の際に閉めることで異物が飛んできてもガラスに直接ぶつからないので割れにくくなります。
・防犯ガラスにする(2階まで)
防犯ガラスというのは2枚のガラスの間に防犯フィルムを挟み込んだガラスです。
防犯ガラスは普通のガラスに比べて割れにくくなりますので窃盗などの防犯を防ぐために使われています。
一般的には防犯のために使っているので防犯ガラスを使う場合でも1階だけに使うことが多いです。
竜巻対策として考えると2階まで防犯ガラスを使う必要があります。
ちなみにアメリカの住宅では竜巻の多い地域では地下室・地下シェルターを作っている家が多く竜巻が来たら地下室に避難することを勧めているそうです。
ハウスメーカーに上記のような要望を出すと、標準仕様から外れていると極端に高くなる可能性があります。
建築家に依頼すると上記のような希望にも柔軟に対応できますのでぜひ、建築家に依頼することをご検討ください。