私道のみに面した土地の注意点

ユーザー 建築家紹介センター 仲里 実 の写真

私道のみに面した土地を買う場合にはその土地が住宅ローンの融資を受けることの出来る土地であるかどうかよく確認してください。 
 
私の体験ですが、別荘地内の分譲地で敷地前面の道路は分譲会社所有の私道となっていました。 
 
役所で確認したところ、建築基準法上は特に問題ないということだったので、設計を進めていました。 
 
ところが建築主が住宅ローンの打ち合わせに銀行に行った際に、その土地では住宅ローンが組めないと言われたそうです。 
銀行内の規定で私道のみに面する敷地へは住宅ローンの融資はできない事になっているそうです。 
 
そもそも、別荘地として売られている土地が原因で住宅ローンが受けられないということは全く想定していなかったのでびっくりしました。 
 
その後、建築主が別の融資を受ける事ができたので特に問題はありませんでしたが、あのまま融資が受けられなければ、家を建てることができなかった可能性もあります。 
 
もし、私道のみに面した土地を買う場合には、その土地が住宅ローンの融資を受けることの出来る土地であるかどうかをよく確認した上で、さらに住宅ローン特約などもつけた上で契約することをオススメします。