仕事を「楽」にしたい

ユーザー おうちや 宮地亘設計事務所 宮地亘 の写真

これを「らく」にしたいと思うか
「たのしい」と思うかで、内容が変わってくる。
しかも、それはだいたい相反するものだったりします。  
 
今の社会では「らく」にすることを優先して
いろいろ考えてきているような気がします。

例えば、家事で考えてみても…
食器洗いを食洗機にしてみたり
洗濯を乾燥洗濯機にしてみたり
いつでもお湯が使えるように電気のポットがあったり

では、「たのしい」にするにはどうすればいいのでしょうか?

食器そのものを手で丁寧に洗いたくなるようなものにするとか
洗濯を干す道具や、場所を使いたくなるものにしたりとか
やかんや、保温ポットをお気に入りのものにするとか

もちろん、「たのしい」生活は「らく」に相反するものなので
「らく」じゃないです。
でも、その時間が「たのしい」ことの方が大切なのでは?

これは、住宅の建材にも言える事で、手入れの「らく」な建材は
だいたい「たのしい」ものではないです。

しかしながら、すべてを「らく」じゃないものにするといろんなことがイヤになってしまいます。

ウチでも食洗機を使って、テフロン加工の「らく」なフライパンも使ってます。

こうした「らく」と「たのしい」はバランスが大事。

おうちやではその人の暮らしにあわせたバランスの良い、「たのしい」家をつくりたいものです。