横浜市でがけ崩れ対策に新補助案

ユーザー 建築家紹介センター 仲里 実 の写真

 
横浜市が民有地のがけ崩れの防災対策工事に費用補助を検討しているそうです。
 
 

横浜市は利用者の費用負担を減らし、地域全体の減災を進めるために、平均施工費が約800万円と高額な擁壁工事だけではなく、小規模工事にも費用補助を拡充する方向で検討に乗り出した。新制度は、がけの土砂流出・落石を防ぐ金属ネットの設置工事や地盤沈下防止の配水管整備など、安全かつ安価な工法で減災につなげたい考えだ。

 
 
 
個人の所有地の場合、もし、がけ崩れなどが起きて他人の生命や建物に被害があった場合、所有者の責任になります。 
 
基本的には自分の所有地は自分でがけ崩れなどの対策を行う必要があります。
しかし、対策工事の費用が高くて断念している方も多いと思います。 
 
既存の制度は擁壁工事に限り費用の3分の1を補助するものだったようですが、新しい制度では高額な擁壁工事だけではなく、小規模工事にも費用補助を拡充する方向だそうです。
 
災害などを防ぐためにも上記のような補助制度が全国で行われるようになるといいですね。 
 

ちなみに傾斜地・斜面に建物を建てたい場合、斜面の角度が30度以内であれば、擁壁・造成工事などの費用を削減できる可能性があります。
詳しくは下記のページをご覧ください。
  
傾斜地の擁壁・造成工事を削減する方法