耐久性のある障子紙
投稿日時:
2014-08-28 18:42
和室といってまず思い浮かぶものは、やはり畳でしょう。
そのほかに、和室に欠かせないものと言えば、障子と
襖(ふすま)でしょうか?
障子にはもちろん障子紙として和紙を張り、年末になると
大掃除と一緒に障子紙を張り替えるご家庭も多いことと
思います。
もちろん、私も若い頃は障子紙の張替えを手伝っていました。
しかし、現在ではその張替えもしなくなりました。というより
する必要がなくなりました。
それは、耐久性のある素材にしたからです。
「ワーロンシート」と呼ばれるもので、和紙を塩化ビニルで
サンドイッチしているため破れにくく、水に濡れても平気で、
和紙も柄や模様、色も豊富にあります。
建て主さまとの打ち合わせでは、通常の和紙とこのワーロン
シートのいずれかをサンプルをお見せした上で決めて
もらっています。
このワーロンシートを選択されるのは、小さなお子様が
おられたり、ご年配の建て主さまが多いです。
パッと見ただけでは、通常の和紙との違いはわかりません。
もちろん、通常の和紙のほうが味わいもあり、肌触りや
質感もいいですが、ワーロンシートという耐久性のある素材も
あるということで、選択の幅が広がるのではないでしょうか。