やっぱり模型が一番!

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

建て主さまへのプレゼンテーションで最も説明しやすいものは、やっぱり模型です。

住宅をはじめ、建築物は三次元なので、図面のような二次元では空間の把握は難しく、模型が一番わかり易いので、模型製作に時間をかけます。

しかし、模型製作は決して建て主さまへ説明するためだけに行うのではなく、設計する側にとってもこの作業は大切です。

空間の把握、光の入り方、建物のプロポーション、外観などといった部分を確認するためには、この模型は最も重要なのです。

また、模型を製作する時間と実際に建物を施工する期間はリンクしていることが多いので、そういう点からも模型製作は大切なのです。

よく建て主さまから聞かれるのですが、これらの模型はすべて私の事務所で作っています。

設計期間中、数多くの模型を作っては検討し、その作業を繰り返しして、建て主さまへのプレゼンテーションで完成品を用意しています。

私の場合、模型製作でこだわっている点は、模型は着色せずに白色で統一していることです。

外壁や屋根などに色を付けてしまうと、先入観でその色に縛られてしまいますし、実際に使用する建材とは色も質感も全く異なるので、あまり意味がないと考えているからです。

ただし、建て主さまへのプレゼンテーションでは、図面と模型のほかにCG、そして実際に使用する予定の建材サンプルを用意してお見せします。