キッチンの話 続き

ユーザー アーキ・ラボ 一級建築士事務所 近江 彰 の写真

引き続きですが、キッチンのテーマはいろいろありますが、
やはり一番おおきなのは収納。たとえば食器は長年生活すると増える一方。
キーワードは勿体無い。親からもらった食器、
子供が小さいときに使ったキャラクターの食器、
旅行に行ったときに目に付いた食器。それぞれ思い出ふかいものですが、
勿体無い、捨てられない。嘆息・・・。鍋も、フライパンも一緒。
ついでにTVショッピングで見たスライサー、なんとまな板付。また増えた。

何処にしまおう。収納を増やせばいいよね。キッチンは吊戸棚だらけにして。
これを収納と物の量の正比例の法則といいます。キッチンだけではありません。
物を収めるために収納を増やす。収納が増えるから物が増える。です。

基本的に考え方を変えるしかありません。
まず、食器。和食、洋食、中華、他。食器をすべて白色にすれば兼用できると思いませんか。
食卓テーブルの雰囲気は、ランチョンマットやテーブルクロス、
テーブルライナーでかなり変わります。食器の量も減ります。

その上で食器棚を3~4段の引き出しにすると、出し入れも楽ですし整理もしやすくなります。
細かい食品も開き戸の棚よりは引き出しの方が、整理が楽です。

整理の仕方を考えてから食器を購入すれば、無駄なものは買わないし、
貰わないということが出来ますよね。

それが出来たら苦労しない?確かに。

でも家を建てるときが唯一のチャンスかもしれませんよ。
家が新しくなっても以前の物をそっくりもってきてしまったら、収納足りますか?

だから家を建てるんでしょ! 失礼しました。
あなたの建てるのは、家ですか、それとも倉庫?