リノベーションについて
投稿日時:
2015-01-10 15:55
過去色々なタイプのリノベーションを手がけさせて頂きましたが、今回現在進行中の例をご紹介しながらお話したいと思います。
まずリノベーション(renovation)とは、既存の 建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることを言います。
マンションの一部屋から一棟、また、木造・RC造・鉄骨造等、特に構造に関係なく行うことが可能です。
現在進んでいる”中延の家”は既存が1階と2階にワンルームが1戸づつの小さなアパートです。
延べ面積は15坪しかありません。
そこで、一部の床を抜き1階と2階をつなげて、1戸建てとして賃貸しようというリノベーションプロジェクトです。
このようにまさしく用途、機能を変更して違った付加価値を与えようとするのがリノベーションです。
今回は耐力壁がバランス良く配置されているので、既存を大幅に変更してしまうと構造的にも影響を与えるという構造設計者さんの意図もあり、開口の位置は変更せずにそれをプランに組み込みながら考える方法をとっております。
また、一戸建ての場合は既存の重要な部分と関わる部分があったりするので、マンションをスケルトンにしてリノベーションするのとはちょっと違い難しい面も多々あります。
場合によっては用途変更が絡んできたり、既存の状態によっては補強、等お金が余計にかかる場合もありますので、新築よりも更に気を使って進めるようにしています。
これからの時代は既存建物を利用するリノベーションが有効なケースが益々増えていくと思います。
是非ご相談ください(^^ゞ