混構造

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

住宅の要望は、多く複雑です。特に構造に関する要望と室内の快適性の要望は、時に矛盾します。
近年、耐震に注視する建築主が多くなりました。このため構造を鉄筋コンクリート(RC)にしたいと求められます。しかし、居間等は出来るだけ広く開放して欲しいとの希望もあります。  
RCは大きな空間をつくるには不向きなため、
構造的には、鉄骨造が向いてます。2つの欲求に答えるため、混構造の考え方が出て来ました。 
1~2階はRC、最上階は鉄骨造にして、快適な住宅を創ることが出来ます。 
ただ、2つの構造にするには、複雑な構造計算が必要です。また、 
コンクリートと鉄骨の接点の施工方法も注意が必要です。 
その他、音、断熱、防火等など検討項目が多くあります。専門家と細かく打ち合わせが必要です。

コンクリートと鉄骨の構造の状態

混構造の居間、外部に開放されている