室外機の設置場所

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

住宅を設計していく上で、エアコン室外機や給湯器などの設置場所も念頭においておかなければならない重要な部分です。

最近はオール電化やエコキュート住宅なども増えてきていて、それらの室外機サイズも大きく設置場所も基本設計の段階で十分検討しておかなければなりません。

通常の住宅地の場合、道路側を除く三方は隣家が接近していて道路面からは見られにくいので、だいたいそれら三方に室外機を設置するケースが多いですが、近年では音の問題もクローズアップされているので、この点も十分考慮しなくてはいけなくなってきています。

屋上やベランダ、バルコニーに置いたり、建物本体の一部に室外機用のスペースをあらかじめ確保したプランにするケースもありますが、いずれにしてもこれら室外機を道路側から見えない位置に設置することが設計する上で大事なことです。

しかし、住宅街を歩いているとエアコン室外機が道路側に無神経に堂々と置かれているのをよく見かけます。

こう言ってはなんですが、大体そういう家は建売住宅かあるいは大手ハウスメーカーの住宅によく見られるような気がします。

道路側にエアコン室外機が置かれているということは、すなわち室内のエアコン本体から室外機につながっているダクトも丸見えとなって、なんともみっともない気がしてしまいます。

せっかくの家がこれでは台無しです。
こういったところにも気を配りつつ住宅の設計というものはしなければいけないと私は考えます。