趣味の部屋

ユーザー 株)アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 趣味の部屋というとかなり広範囲になります。たとえば車好きの人、音楽が好きな人、工作の好きな人、天文に興味がある人などなど…。
 住宅に趣味を反映させるということになりますと、その趣味それぞれに対応したテクニックがあります。それは非常に個人的なことでありますが、一方ではある種普遍的なテクニックというものもございます。
 たとえば、音楽やオーディオに関して言えば、防音ということが共通の課題になりますし、天文について言えば、天体望遠鏡の据付安定度といったことが気になるところです。車が好きな人は当然ガレージに大きな比重が掛かります。これをプランにどのように組み込むか(よくあるのは車をいつでも見ることが出来るようなガレージというご希望です)、ガソリンを抱えた車を安全に格納するための手法というものもあるわけです。また、工作の好きな方は当然、工具や各種の塗料や接着のための材料に対する配慮が必要になります。特に塗料や接着剤というものは臭いがあるものが多いですから、これに対する設計技術が必要になります。
 といったわけで、ひと括りに趣味の部屋のノウハウというものは簡単には語れないわけです。趣味がその人の人生の大きな比重を占めている場合と、それほど大きな比重が掛かっていない場合では設計のやり方も変わってきます。
 ですから、趣味の部屋を住宅にお造りになる場合は、設計者とじっくり相談して、住まい全体とのバランスをとりながら、各種の専門家を必要に応じて起用するといったことが大事になります。この専門家は当然、住宅を設計する建築家や設計士のサポートという立場でなければなりません。