インナーバルコニーのすすめ

ユーザー 空間スタジオ 遠藤泰人 の写真

インナーバルコニーをお薦めします。

サンルームというと、1階でガラス張りの出っ張った部屋を想像される方が多いと思います。

今回私がお薦めしますのは、2階に設けたサンルームのようなものです。
アレルギー対策で、毎日寝具を干すという事が最初の目的でした。

この部屋は、雨が入ってこないという意味では室内です。
そういう意味では昔からの縁側のようなものです。
しかしながら熱環境的には、屋外として設計してあります。

冬にこのインナーバルコニーが幾ら寒くても、左側の木製建具の内側は暖かい空間です。
断熱の考え方では、インナーバルコニーは外部空間扱いなのです。
当然、夏インナーバルコニーが幾ら暑くても、
ペアガラスを使った左側ガラス戸の内側は、冷房で快適です。

雨が入りにくい窓を使っていますので、常に風を入れておく事も可能です。
洗濯物干し場や、植物の栽培スペース等使用方法は様々です。

普通のバルコニーにサッシを入れるという考え方なのです。
防水の費用が減りますので、費用がそれほどかかるというものではありません。
一度ご検討ください。

左側子供部屋のインナーバルコニーに面した壁は腰がついています。
その上がペアガラス入りのの木製断熱ガラス戸です。
腰がついているなんて、昔の小学校のようですね。

右側は広めに造った階段ホールです。
ここは机や本棚がある落ち着いて空間になっています。
その先がインナーバルコニーで、
ペアガラス入りの片引きの木製断熱ガラス戸で区切られています。