ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

アートと聞くと、リビングや玄関、寝室を思い浮かべる方が多いでしょう。

「でも、キッチンに飾るなんてアリなの?」
そんな疑問をいただくことがあります。

答えはもちろん、アリです。
むしろ、キッチンこそアートの力で日常が豊かになる場所だと、私は考えています。

1. 毎日立つ場所だからこそ
キッチンは、家族の誰かが必ず毎日立つ場所。
食材を切り、鍋をかき混ぜ、洗い物をする。
一見ルーティンの連続ですが、その時間にアートがあると、ふっと気持ちが和らぎます。

たとえば、シンクの前に小さな水彩画を飾る。
コーヒーメーカーの横に写真を立てかける。

それだけで「ただの家事の場」から「気分を整える場」へと表情が変わります。

2. 食と相性のよいアートを選ぶ
キッチンに飾るなら、食にまつわるモチーフがよく似合います。

果物や野菜を描いた静物画

パンやコーヒーをテーマにしたイラスト

世界の市場やカフェを切り取った写真

食とアートが重なると、料理をする時間そのものが一つの楽しみになります。

3. 小さなスペースを活用する
キッチンは調理器具や収納でいっぱいになりがち。
だからこそ、壁の小さな余白や、棚のちょっとしたスペースを活かすのがおすすめです。

冷蔵庫横の細長い壁

パントリー入り口の上部

調味料棚の奥の小さな壁

大きな作品でなくても、ポストカードサイズや小さな額で十分。
日常の動作の合間に目に入ることで、自然と気分が整います。

4. 素材や環境への配慮も忘れずに
キッチンは湿気や油が気になる場所でもあります。

そこで選ぶのは、ガラス入りの額装や水拭きできるポスターがおすすめです。
布や紙そのままの作品は避けた方が安心。

環境を考えて飾り方を工夫することで、長く美しくアートを楽しむことができます。

5. 香りや音とつながるアート
キッチンは、料理の香りや調理の音に満ちた場所です。
その雰囲気と響き合うアートを飾ると、五感が豊かにつながります。

たとえば――

コーヒーの香りと一緒に眺めるカフェ風ポスター

食器の音と共鳴するような抽象的なリズムを持つ絵

季節の果物のイラストで旬を感じる

アートは目で見るだけでなく、空間の感覚全体と結びつく存在になります。

まとめ
キッチンは「作業の場」だけではありません。
そこにアートを取り入れることで、料理の時間が豊かになり、暮らし全体のリズムがやさしく整っていきます。

大きな作品は必要ありません。
小さな一枚でも、そこに美しさを意識して飾るだけで、毎日の景色は変わります。

「キッチンにアートなんて」ではなく、「キッチンだからこそアートを」。
そんな発想が、日常を少し特別にしてくれるのだと思います。

I-5014、建築確認申請を行っていただける方(埼玉県)

ユーザー まる5014 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
埼玉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

埼玉県加須市で2台用のカーポートを設置したいです。
建築確認申請を行っていただける方を探しております。
費用は複数の方に見積もりを頂きたいと思っておりますので、大体の費用も併せてご提示頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

■ 子どもが巣立った後に訪れる“静かな変化”
子どもが独立していった後、夫婦ふたりで暮らす家は、どこか広すぎるように感じられるものです。
2階の部屋は物置きになり、和室は使われないまま。掃除や光熱費は変わらないのに、実際に使っているのは家の一部だけ…。

そんなとき、「このままでいいのだろうか」と思ったことはありませんか?

実は、この“巣立ち後の静けさ”は、暮らしを見直す絶好のチャンス。夫婦ふたりの新しい生活を描き直すタイミングでもあるのです。

■ 間取りを変えることは、暮らしを変えること
家を見直すとき、多くの方が設備や外装を思い浮かべます。
もちろん大切ですが、本当に暮らしを変えるのは「間取り」です。

たとえば、

キッチンとリビングを一体化して、料理をしながら会話を楽しめる空間にする

使わない部屋をなくして動線を短くし、掃除や家事の負担を軽減する

趣味や在宅ワークに使える小さなスペースを確保する

子どもや孫が帰省したときに泊まれる“ゲストルーム”を整える

間取りを暮らし方に合わせて最適化すれば、家は「ただ住む場所」から「夫婦ふたりの時間を楽しむ場所」へと変わります。

■ 将来を見据えた安心設計
50代・60代でのリフォームやリノベーションには、将来を意識した工夫も欠かせません。

段差を減らして転倒リスクを抑える

トイレや浴室を広く取り、介助やバリアフリーに備える

高断熱化で冬の寒さや光熱費を抑える

今のうちに整えておけば、10年先、20年先も安心して暮らすことができます。
「まだ大丈夫」と思っているうちに準備するからこそ、いざというときに慌てずに済むのです。

■ 設計士と描く“第二の新婚生活”
大手のリフォーム会社や工務店では、どうしても画一的なプランになりがちです。
しかし夫婦ふたりの暮らしを豊かにするには、「ライフスタイルに合わせた間取り」が必要です。

設計士との対話を重ねながら、価値観や趣味、これからの暮らしを丁寧に形にしていく――。
そこから生まれる空間は、まさに“第二の新婚生活”を楽しむための舞台となります。

■ まとめ:暮らし直しは間取りから
子どもが巣立った後の家は、ただ広くなったわけではなく、「これからを描き直すための余白」が生まれたのだと考えてみてください。

夫婦ふたりの時間をどう過ごしたいか。
どんな空間なら心地よく暮らせるか。

その答えを見つける第一歩は、間取りを見直すことです。
第二の新婚生活は、家の中の小さな変化から始まります。
そしてその変化が、これからの人生を大きく豊かにしてくれるはずです。

I-5013、準防火区域にカーポートを設置したい(埼玉県)

ユーザー かめめ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
埼玉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

埼玉県鶴ヶ島市に中古住宅住宅購入予定です
決済は11月中旬を予定しております
準防火区域にカーポートを設置したいので建築確認申請ができる建築士様を探しております
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

二世帯住宅を考えるとき、多くのご家族が「水回りはどうする?」という問題に直面します。
キッチン・浴室・洗面・トイレ…。これらを親世帯と子世帯で共有するのか、分けるのか。
実はこの判断が、二世帯住宅の満足度を大きく左右します。

水回り共有のメリット
まずは良い面から見てみましょう。

コストを抑えられる
 キッチンや浴室を二つ設ける必要がなく、建築費や設備費を削減できます。

省スペースにつながる
 限られた敷地でも、共有にすればコンパクトな設計が可能です。

自然な交流が生まれる
 一緒に料理をしたり、お風呂上がりに顔を合わせたりと、同居ならではの一体感を楽しめます。

共有の落とし穴
一方で、水回りを共有することで生じやすい「落とし穴」もあります。

利用時間が重なって気を遣う
 朝のトイレや洗面所、夜の入浴時間など、生活リズムの違いが露呈します。

家事のやり方の違い
 料理や掃除の仕方が異なり、ストレスの原因になることも。

匂い・音の問題
 キッチンの調理音や浴室の換気音が、隣接空間に響くケースは意外と多いのです。

衛生観念の差
 清掃頻度や使い方への考え方の違いが、摩擦を生むこともあります。

実際に二世帯住宅に住む方からも、「最初は共有で十分と思っていたけれど、毎日の小さな不満が積み重なった」という声は少なくありません。

設計のポイント
では、共有を選ぶ場合にどうすればストレスを減らせるのでしょうか。
設計上の工夫が大きな助けになります。

動線を工夫する
 水回りを共有する場合でも、親世帯と子世帯のアクセス動線を分けることで、利用時の気まずさを防げます。

“サブ水回り”をつくる
 洗面台や小型キッチンをサブ的に設ければ、混雑時のストレスを軽減できます。

収納と設備を世帯別に
 タオル・調理器具・掃除用品などは世帯ごとに収納スペースを分けておくと、日々の小競り合いを避けられます。

防音・換気の工夫
 壁や床に遮音材を入れる、換気扇を強化するなど、生活音や匂いが伝わりにくい工夫は効果絶大です。

将来の分離を見据える
 最初は共有でも、将来必要に応じて分けられるように配管やスペースを確保しておくと安心です。

まとめ
水回りを共有するかどうかは、二世帯住宅の「距離感」をどう設計するかに直結します。
共有のメリットは費用やスペースの面で大きいですが、その一方で生活リズムや価値観の違いからストレスを生みやすい面も否めません。

大切なのは、設計段階でどこまで共有するか、どこを分けるかを明確に決めること。
さらに、将来の変化にも柔軟に対応できるような余白を残すことです。

二世帯住宅は「建物を共有する」だけでなく、「暮らし方をデザインする」こと。
ご家族にとって最適な距離感を探ることが、同居ストレスを回避し、長く快適に暮らす秘訣です。

ページ

建築家紹介センター RSS を購読