キッチンは特に機能性が求められ、他の家事動線との関係も重要になります。プランを良く検討し、限られたスペースでもパントリーを設けるとスッキリしたキッチンになります。 パントリーについて森建築設計室 森 哲哉さんに伺いました。
本来は、ホテルなどの宴会場の脇にあり、食品などを貯蔵したり準備をしたりするスペースのようです。 欧米の住宅では、キッチンの次の間のような場所で、食器、調理器具、食品などの貯蔵室をさしていました。近年では、一般家庭のキッチン周辺配置された食品類をストックする収納もパントリーと呼ぶようになりました。
今から12年程前に、施主からの要望があったのが最初でした。キッチン脇のガラリ扉の内部がパントリーです。
基本的に見えない場所に設けますので、ポリやシナ合板のフラッシュで造ることがほとんどです。棚板の両側や奥に棚柱を設け、棚板の高さが変えられたり、増やしたりできるようにしています。
食品がメインでしらた奥行は30cm程度です。お米や調理機器をストックする場合は45cmにします。
キッチンや料理へのこだわり、手持ちの調理機器類の多さは人それぞれです。話し合いながら、なるべく希望に合うように心掛けています。
冷凍庫、発酵器、パン焼器など調理機器が多いため、キッチンの奥に大きなパントリーを設けています。
↑実例1
キッチンの脇に設けています。引戸の奥に奥行90cm程の空間があり、人が入れます。
↑実例2
キッチン脇の階段下に設けています。一見パントリーに見えないと思います。
↑実例3
実例1のように入口の扉が無いのがストレスなく便利だと思います。実例2、3は、扉を開けると中に入ることができ、内部はオープンな棚板があります。
冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などがダイニングから見えないようになっています。キッチン奥の引戸を開けるとパントリーとその奥にバルコニーがあります。バルコニーでは野菜を保管したり、ゴミ箱などを置いています。
キッチンは特に機能性が求められ、他の家事動線との関係も重要になります。プランを良く検討し、限られたスペースでもパントリーを設けスッキリしたキッチンになるよう心掛けています。また、食品の備蓄ができるので、災害対策としても重要な役割を担っていると思います。
建物は、ハナミズキの並木のある広い通りに面しています。西面は、騒音や西日に配慮して窓のない外観になっています。玄関までつながるカーポートも建物の一部としてデザインしました。
昨日、とある家創りの現場へ行ってきました。
先日建て方が済んだところ。
大工さんが順次進めてくれていて、
昨日は、ちょうど、中間で行う検査だったんですよね。
骨組みの中に、斜めのバッテンがあります。
このバッテン。とっても重要です。
地震の時に、揺れに抵抗する、耐力壁と言われています。
すべてに入れればいいわけではなくて、
家全体のカタチ等を踏まえて、バランスよく、
配置するといいんです。
バランスよくって、あいまいな感じですよね。
でも。
しっかり構造計算すれば、そのバランスも数値として表れてきます。
もちろんですが、弊社の場合は、
耐震等級も3以上ですし、バランスもしっかり根拠のある家に
しています。
話は戻りますが。
構造計算に則った耐力壁の位置や取り付け状況を
チェックしていきます。
少しマニアックな視点ですが。
斜めの材=筋交いの両端部は、しっかりとした
金物で固定することが必要になります。
この金物もしっかり仕様が決まっています。
しっかり固定できているのかも
全数チェックしていくんです。
こちら。
基礎から立ち上がっている、アンカーボルトを
柱に緊結しています。
ホールダウン金物っていいます。
構造計算上、場所によっては、
柱を引き抜こうとする力が働くので、
それを食い止めるのが目的です。
帆ホールダウン金物も、場所によって
異なりますので、それももちろんチェックします。
種類や固定具合等含めてです。
柱と梁や、梁と梁等、
部材同士が接合するところって、
抜け落ちてしまわないよう
しっかり固定が必要です。
それも。
みな同じではなくて、場所によって、異なります。
適正な金物で固定されているのかを
全数チェックしていくんですよね。
当たり前のようですが。
「全数」であることが大事です。
これら金物は、壁が出来上がってしまうと
見えなくなってしまうので、しっかりチェックしておきます。
構造って、当たり前ですが、大事ですからね。
建築家との家創りですと、
こういった大事なポイントでも、第三者として
チェックしてもらえるので、ミスを防げますよ。
そういった視点でも、建築家との家創りはオススメです。
子世帯のリビングは北欧モダンスタイル。蓄熱暖房の暖かい土間リビングで住宅密集地にありながら落ち着いた雰囲気の住まいとなっています。
二世帯住宅ぞれぞれのプライバシーを確保しながらも一体感のある計画。
完全分離の二世帯住宅とすることでプライバシーを確保するとともに、防火地域という制約の多い建築条件をクリアしました。
外観は2軒の家が連なって1軒の家に見えるように工夫しました。
子育てを考えた工夫が随所に盛り込まれています。詳しくはHPにて確認していただけたらと思います。
家事楽な工夫を盛り込んだ水廻り。洗う、干す、畳むを楽にする工夫がここにあります。
★20180501ホームページ更新(^^)/~~~■木月住吉町の家設計・施工物件に加わりました■上和田の家確認申請前の都市計画法43条第1項の許可申請がおりました■文京区の築100年長屋リノベーション完成~お引渡し完了■蘇我うらら保育室リノベーション完成~お引渡し完了■幕張本郷なないろ保育室リノベーション完成~お引渡し完了■大泉学園町の家敷地が大きくなり…検討会議①終了…更に続くhttp://www.geocities.jp/ohkokk/
幕張本郷にできた…千葉市認可小規模保育事業所(対象年令0歳児~2歳児)の保育室です!
マンションの二階をリノベーションした保育室です!内部は清潔感のあるようホワイトのイメージで仕上げました(^^ゞ
蘇我にできた…千葉市認可小規模保育事業所(対象年令0歳児~2歳児)の保育室です!
マンションの一階をリノベーションした保育室です!内部は清潔感のあるようホワイトのイメージで仕上げました(^^ゞ
古いものと新しいものの融合したお家…100年以上の歴史を持った長屋が生まれ変わりました!http://www.geocities.jp/ohkokk/bunkyouku.html
自分が育った実家に家族三人で戻り…父と共に住みたい。その家は三軒長屋の二軒分…築100年を超える古家…そして狭小…何回もの改装・増築を経ている…リフォームが良いのか新築でなければだめか…耐震的にも心配…そんな計画が果たして成り立つのか…最終的にどういう風にしたら良いのか…たくさんの悩みを抱えていました。自分が生まれ育った実家で新たに四人家族で住んでいきたい…それがクライアントのご希望でした(≧◇≦)
色々な難しい条件の中、自分たちが置かれている状況を考えながら進めてくれそうだった。
建物は三軒長屋の二軒分。道路から10段の階段を上った場所にある現場…施工が困難伴うため施工者さんの協力がまずは必要でした。既存は100年を超える建築…構造的にも耐震的にも厳しい現場でした…それは内部を解体して骨だけにした時に露になったのです。基礎を補強しながら…既存の柱・梁を最大限残しながら…四人の家族の生活が成り立つように考えていきました!
「リノベーション前の状況が信じられません…内部外部とも新築のように生まれ変わりました!ここまでできるのだなと本当にびっくりしてます。」想いを持って…進んでいけば必ず実現できる…そんなことを改めて実感させて頂いた現場でした(*^-^*)
大開口のある土間リビング
インナーガレージのある木造平屋建てです。
鉄鋼工場正面
工場内での作業性。郊外の為、車通勤者と、搬出入の際の大型トラックとの取り合い
本社新築、独身寮のリノベーションなどを以前に依頼しており、信頼があった為
以前の工場に比べ、規模も大きくなりますので、コストや作業性のシュミレーションや打ち合わせを、担当の方とも積み重ねて行いました。
以前は、工務店へ依頼していましたが、設計事務所に依頼する事で、コストダウンにつながりました。それ以来お願いしています。
工場内部
工場併設の管理事務所
外観
土地が狭い場合、なかなか中庭などの確保も難しい場合があります。その場合、ルーフテラスを設けて、そこから光と風を取り入れる方法があります。 今回は、ルーフテラスから光と風を取り入れた事例として、飯沼竹一さんが設計なさった「真間の家」をご紹介します。
どういう形で構成するかにもよりますが、「都市型で内側に向ける」のであればプライバシーを確保できます。外からの視線も気にせず、包み込まれた空間を確保できるのがメリットのひとつです。 バーベキューとかお茶とかもしやすいですし、お子さんが小さいころだったら夏場のプールにも使えます。窓を開放して、風も光も十分に確保することができます。 周りが離れている場所だったら囲いはなくても良いですが、ルーフテラスは都心部の需要が高いので、外から見えないように壁を作ることが多くあります。 そうすることで、真間の家のように開放的なルーフテラスを作ることができます。
壁で囲うのでコストがかかるだけではなく、床の防水をするのでメンテナンスも行う必要があります。作って終わりではなく、メンテナンスの手間や維持費がかかるのがデメリットといえます。 また、注意したいのが消防法との兼ね合いです。地域によってルールがありますので、土地選びは大切なポイントだと思います。
後からリフォームで作ろうというのは可能な場合がありますが、容積率と建ぺい率の問題が関係してきます。そのため、専門家のチェックが必要です。できれば、先にご要望をお伺いしてから計画的につくった方が良いと思います。
メンテナンスは使っている材料によって異なります。憧れだけなら年に1度ホテルなどで楽しめば良いですが、作って終わりではないので、メンテナンスの問題はリアルにちゃんと考える必要がある大切なポイントです。
天然の木製のデッキだと、色抜け・日焼けが気になる人は向かないです。「味がある」変化を楽しめる方向けです。杉は耐久性がないので、3~5年で外部用の保護塗装をする必要があります。メンテナンスは手間暇かかりますね。 しかし手間暇かからないものは、建築コストがかかります。天然木の場合、木によってはささくれだったりするものもあるので、「素足で出るのか」という問題も考える必要があります。
真間の家は、防水の上にタイルを貼っていますが、樹脂製のデッキメンテナンスが簡単で耐久性も良いですよ。ただし、夏場温度が上がると暑いという欠点があります。 テイストの好みで素材を選ぶ方が多いですが、室内と一体感を出すだけではなく、真間の家のように室内とルーフテラスを全くテイストを変えてしまうのも良いと思います。
できます。ご紹介する真間の家も大きなプランターを入れて木を植えてありますし、スペースを確保することは可能です。 重量が重くなるものは設計段階で把握しておきたいので、大きな木を植えたい場合やガーデニングをしたい場合には先に相談をして貰えると嬉しいです。水やりや掃除の問題もあるので、蛇口の設置や配置なども考える必要が生じるので。
上に屋根がなければ入りません。
平屋なら入らないが、2階建てで下に居室があると含まれています。ルーフテラス単独なら入らないです。面積の計算の話は、状況によってもケースバイケースなので、建築家に相談するのがお勧めです。
坪単価で言うと、天井がなくて換気扇とかもないので、1坪当たりの坪単価の半額程度を見ると良さそうです。坪単価70~80万の土地なら半額の35~40万程度ですね。 狭い土地と相性が良いルーフテラスではありますが、建築コストとメンテナンスなどを考えると、ローコスト住宅を目指す方には向かないかもしれません。
狭小住宅で大切なことは、「狭小だけど住まいたい暮らしができるかどうか」の判断です。 狭小は工夫が必要だし、コンパクトな分建築費用が安いイメージがありますが、それは床面積が少ないだけなので実は割高なんですよ。家を建てる際には、色んな職人さんが同じだけ入るので、手間は変わらないんです。 そして注意したいのが、道路事情が悪いと搬入・搬出に手間かかる点です。道路使用許可を取得したり、ガードマンを雇ったりするとその分コストもかかります。近所に駐車場を借りると経費も掛かりますし、必ずしも安くはならないこともあるんです。
狭い土地というのは、小さい分だけ安く土地は買えるけれども、問題を抱えているケースが多くあります。 「この土地は本当に安いか」「暮らしができるものが建てられるか」考えて買うべきですし、買う前に専門家に相談してみるのが良いと思います。 狭小は土地が小さいから、都心にアクセスがいいところに手が届くのも魅力ですし、工夫をすることで土地の魅力を最大限にいかすことができます。ただ、土地だけではなく建築物の値段も考えるべきです。
50年・100年構造体として残るものを考えて設計をしています。耐震性能や温熱環境を考えて作るから、「ローコスト」というご要望に沿って全てをカットしてしまうのは現実的ではありません。 「長期に渡って使える」住宅が、長い目で見るとお得なんです。代替わりしても間仕切りを変えたりして使えますし、屋根の吹き替えをしても構造体自体は悪くならないです。 「狭小地=安く」はならない、環境の条件だけではなくそういう面もあるので、「必要な所にしっかりかけてあげる」ことも大切です。
千葉県・市川市の駅から徒歩圏にある真間の家は、32.2坪の狭い土地に建っています。
こちらのご家族は幕張の新都心のマンションにお住まいでした。「戸建てに住んで庭でバーベキューをしたい」というご要望がありました。エリアとしては、お子さんの通学や通勤を考えて市川エリアで、土地探しからお手伝いをさせて頂くことに。 広い場所を探していたが、なかなか見つからず、1年近くかけてお施主さんが気に入ったこの土地に決まりました。文教地域かつ駅が徒歩圏であり、敷地の面積は32.2坪でしたが単価が高かったです。
南も東も、「ぎりぎりまで家があるので日光が入らない」という問題がありました。また北側の道路は商店街に近い人通りが多い道で、朝8時~9時の間は車が通ることができません。これらの問題を解決しお施主さんのご要望をかなえるために、「ルーフテラス」で通光と採風を確保しました。
ご夫婦(50代前後)とお子様2人(建築当時、高校2年男子と高校1年男子)
駐車場と書斎、18畳のリビングダイニングとルーフバルコニー、4.5畳の子ども部屋2つに6畳の主寝室、そして納戸と7畳の多目的室のある3階建てです。3階はご家族がウエイトトレーニングをするファミリールームとして、多目的で使える部屋を設計しました。 「リビングダイニングと庭がつながっていると良い」「個室は小さくても確保できれば良い」「お風呂は開放的なものが欲しい」「職業柄書斎が欲しい」「車は最低1台とめたい」というご要望に沿ってプランを作成、2階にリビングダイニングとルーフバルコニー、そしてお風呂を置き、採光と通風そしてプライバシーを確保できるように配慮しました。
今回は立地面で採光と通風の確保が難しかったので、ルーフテラスを取り入れました。その際気になるのがプライバシーの確保です。 真間の家も、北側の道路は人通りが多いですし、すぐ横に隣家があります。大きく開放できるように設計しても、外から除かれる心配があるとブラインドやカーテンを閉めっぱなしになってしまいます。それでは折角作った意味がありませんよね。 できるだけ、窓にブラインドやカーテンを掛けなくても済むリビングダイニングを考えています。
ルーフテラス以外にも、家事導線の配慮など随所に工夫をしています。
光がとりにくいので風や光を色々な所から採っています。寝室の上にトップライトを設置し、屋根の上やサイドのスリットなど、隣の家から見えないところに窓をつける配慮をしました。真夏の暑いとき以外はある程度風が抜けるので、快適に過ごせると思います。
市街地なので人通りが多く、ガレージで入り口を隠しました。センサー付きのライトで明かりがつくようにし、完全には閉じてないが近寄りがたい雰囲気を出しました。 個人宅が約7割、診療所や店舗などの設計も手掛けている飯沼さん。鉄骨やRC、そして木造など、要望とコストによって柔軟に対応をしてくださるとか。丁寧にヒアリングをして、お施主さんの欲しいものを明確にするよう心掛けているそうです。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
お仕事を依頼した建築家: 株式会社 佐野修建築設計事務所 佐野...
北名古屋市のたかちゃんです。この度アトリエ創の宮坂様に大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。将来家を建てる時、...