ヒートブリッジ(heat bridge)は文字通り熱の橋で、熱橋(ねっきょう)といいます。建物の外壁部分は内外の温度差を遮断するために断熱材を使うわけですが、これをくまなく施工するということはできません。たとえば木造などの建物で、所謂充填断熱という、躯体部分に断熱材を使う方法ですと柱や間柱部分は木材といえども熱を伝えやすいので、この部分を通って熱は伝わっていきます。この部分を熱橋-ヒートブリッジというわけです。コンクリートの建物では外壁のコンクリートに直交している壁は、内部に断熱を施していてもその部分で断熱材を切断しますので、この部分もヒートブリッジになります。そのほか外壁部分の内側にコンセントなどを設けてもこれは断熱欠損となります。 このようなヒートブリッジは結露の原因となったりします。躯体の外側に断熱材を施工する場合は、このようなヒートブリッジ部分は少なくなります。ただ、このヒートブリッジの解消は当然コストに影響していきますので、総合的に判断して設計することになります。 それほど寒くない東京などでは、あまり神経質にならなくてもよいとは思います。
相当な白蟻被害がある木造アパートの修繕などに関するご相談 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
昨日、これから家創りをしようとされている、御家族へご提案内容を、プレゼンテーションしてきました。
前回伺ったご要望を、予算の範囲内で、最大限取り入れています。
快適さ。機能性。メンテナンス性。
長きにわたって暮らしていく家なので、しっかり考えておきたいですね。
快適さの実現に向けては、断熱性能のグレードに幅があるので、ZEHレベルとそれ以上のレベルで設定してご提案しました。
ただ、予算とのバランスも考えると、オーバースペックにならないようセレクトは必要です。その辺、どこを、どう優先すると効果的なのかも、客観的な立場から、アドバイスをさせていただきました。
ご提案内容を持ちかえって、しっかり検討されるとのこと。家創りをご一緒できるといいなと思います。
午後は、とある家創りの現場へ。
建築関係の工事担当者と、外構関係の担当者と私の三者で、工事や工程の調整が主目的。
全体の工事の流れや、関係する部分の調整をしっかりしていただきました。
こういった調整は、とても大事。
事前に検討しておかないと、後でどうにもならなくなってしまうといけませんので。
そして。。
打合せがひと段落したところに、なんと!お客様が登場!!!
現場をちょっとご覧になりにきたそうです。
予定を合わせたわけでもなく、偶然、このタイミングでお会いできたことが、とっても嬉しかったですし、いろいろ現場を見ながらお話できたので、よかったです。
こちらの家。ほんと順調に進んでいます。
しっかり進めてくれる工務店に感謝ですね。
2015年の残暑が厳しい頃にこのサイトに依頼を掲載させていただきました。多くのお返事を頂き、数人の方とのやり取りを経て、ほぼ直観的に(?)TAM建築設計室の新井さんに我が家の『家づくり』のパートナーをお願いしました。昨年夏に着工し、この春無事に竣工、引っ越しを済ませ新しい我が家での暮らしを楽しんでいます。 TAMの新井さんを選んだ理由は、いくつかありますが、結局のところ“フィーリング”“直観”が大きかったと思います。いくら知識を身に着けたところで経験豊かなプロには敵いませんので、選ぶ大前提として、まずはきちんとこちらの意図や気持ちを汲み取ろうとして下さる方、そしてこちらの無知にも丁寧にお付き合いして説明をしてくださる方ということは意識していましたが、最終的には「気が合いそう」、「作品が自分たちのイメージに合いそう」という直観も大事にしました。 結果として、私たちの『家づくり』は非常に満足度の高いものでした。 TAMさんのすごいところは、専門家としての意見ははっきり持ちつつも、こちらの気持ちや考えも可能な限り満たそうとして下さることだと思います。何回も行った打ち合わせやメールのやり取りの中で、一度は「それは難しい」「現実的でない」と判断されたことが次回の打ち合わせ時には新しい提案の形で取り入れられることもしばしばありました。実際に家の形も3度ほど大きく変更していただきました。大変なご苦労をおかけしたと思います。 また、TAMさんのホームページには“私共には「住まいを楽しんでもらおう」という気持ちが第一にあります。”と書かれていますが、まさにそれを地で行く作業でした。素材一つ一つをとってもサンプルをきちんと提示してくださったり、一緒にショールームを回ってくださったり、インテリアもこだわりを持ってお勧めして下さったり。植木の移植や既存壁の清掃なども、一緒に汗水流して作業するなど、経費削減と家づくり参加の機会を作ってくださいました。子供たちも一緒に楽しんで作業したことは良い思い出となっています。 ご夫婦で営まれていることも大きな魅力でした。ご夫婦の軽妙なやり取りは非常に楽しく、お互いを補いあう役割分担もされていて、こちらとしても「ここはご主人の意見を聞こう」「ここは奥様の意見を聞きたい」とそれぞれを頼りにさせて頂いておりました。 施行はやはりTAMさんのお引き合わせで内田産業さんにお願いをしました。TAMさんの監理のもと、非常に丁寧にお仕事をしていただきました。大変感謝しています。大工さんとの会話も楽しく、メンテナンスでまたお会いするのも楽しみにしています。 我が家の『家づくり』はまだ終わったわけではありません。TAMさんからは「これからはDIYの部分もボランティアでお付き合いしますよ」と笑顔で仰っていただきました。少しずつ生活に合わせて整えたり、維持していく部分があり、メンテナンスがあります。作りっぱなしではなく、その後のことも丁寧に配慮いただき、末永いお付き合いとなることが今後も楽しみです。 素晴らしい家づくりへの出会いを頂いたこのサイトにも、充実した『家づくり』を提供して下さったTAMさんや、丁寧な仕事をして下さった内田産業さんに篤く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
10年前に依頼を受けたご家族の息子さんが家族を持つということで敷地内に付かず離れずの関係でセカンドハウス的な住まいを作りました。
小さな子供を育てるのに生き生きとした空間、安全安心な室内環境をお願いされた。当然国産材で作り、合板など化学物質を使わない仕上げを目指しました。
10年前から育ってきた我が家がとても快適であり、設計者のセンスを肌で感じる。新しい家も小さいながらも住みやすく気持ちのいいものにしてくれると思った。
住まい手の手作り感を出すためにステンドグラスや照明器具を作ってもらいました。
スタイロフォームとは、ポリスチレン樹脂を使った板状の断熱材です。よく見かける緩衝材として使われている発砲スチロール(家電製品などを購入するとダンボールの中に製品を動かないようにするために周りに入っているもの)も同じ仲間ですが、製法が違っていて建築用断熱材として使われるように性能と強度を工夫したものです。寸法は大きさや厚さにいろいろなものがあり、また微妙に性能の違いを持ったものがたくさん出ています。 スタイロフォームはXPS、発砲スチロールはEPSというように名づけられており、別のものということが明確にされています。他の断熱材、たとえばグラスウールやロックウールなどに比べると比較的価格は高いものですが性能的には一番よいものです。しかしながら、80゜C以上になると変形や溶融したりしますので、屋根に使う場合は工夫が必要です。 この名前ですが、発砲ウレタンの仲間のアイシネンやアクアフォームと同じようにメーカー(ダウ化工)の商品名です。 他のところでも書きましたが、断熱材はいろいろなものがあり、性能や価格も様々で、各メーカーがそれぞれ自社製品のよいところを強調していますので、建築のどの部位にどれを使うかということは、設計者によく相談されることが大事になってきます。
先日、断熱材のブログを書いたのですが、気になる方には、参考になったようで、よかったです。
今日は、その続きです。
どの断熱材を使うにしても、しっかりと断熱、気密は確保した方がよいですね。
断熱、気密が確保されると外気の影響を受けにくくなります。
寒くなっても、室内が冷えにくい。
ただ。冬寒くならないだけで、それだけでは、暖かくなるわけでもありません。
何か熱源が必要になります。
最近、よく耳にするのは、全館空調。
家全体を、大きなエアコンで冷やしたり、温めたり。家全体で考えているので、各場所での温度の差が少ないのが特徴です。
基本的に、付けたり、消したりせず、継続して運転をしさせておきます。全館換気を組み合わせると、しっかり換気もできるのでよいですよ。
全館に床暖房。なんて方法もありますね。某ハウスメーカーが採用しています。
輻射熱で暖かいのは確かですが、空気を暖めるまでに、相当時間がかかります。でも、足元が暖かいっていいですよ。
こちらも輻射熱を利用した冷暖房システム。
このスリットの中に、冷温水を流して、その輻射熱で空気を暖めたり、冷やしたりします。結構暖かくなったりします。
緩やかで、優しい感じですかね。
地中熱を使ったシステムなんかもあります。夏は結構涼しいですよ。ただ、冬は、何か別の熱源が必要ですかね。
いろんな冷暖房システムがあります。「快適さ」は、人によって、全然異なるので、しっかりと体感して、決めていくことをオススメします。
一生を過ごす家だからこそ、しっかり体感、検討して、決めていきたいですね。
都内の駅に近く親家の隣の祖父母の住まいがあった敷地に建てた住まいです。駐車場、門廻りは既存共有です。近住2世帯は、共に支え合える形として理想に近いものがあります。クライアントはレンガ色がお好きで親家のポーチや既存駐車場床にも使われていたので、外観のイメージはレンガ色とこの住まいのテーマであるシンプルなつくりです。
玄関ドアは木製防火戸。行き来する両親のための手摺を付けました。
シンプルで快適な家。隣家の両親が来易く、使いやすい家。息苦しくなく開けた空が見える空間がある。収納が充実している。生活動線に配慮して欲しい。
きちんと話を聞いていただけた実感がある。また、ホームページなどを見て、シンプルさを大事にしつつ、外の空間を含めての居住性を考える家づくりに共感した。
クライアントは住まいづくりのご経験はありましたが、設計者との住まいづくりは初めてでした。お打合せは13回、打合せ報告書とグループメールをつくり問題の解決につとめました。現場監理は33回、現場監理報告書、現場写真帳を施工者も含めたグループメールに送り、住まいづくりを共有化し、要所では現場説明を行ないました。一緒につくる環境をもちこの住まいをより知っていただくことで、これからの楽しい生活が始まると考えております。
2015年の残暑が厳しい頃にこのサイトに依頼を掲載させていただきました。多くのお返事を頂き、数人の方とのやり取りを経て、ほぼ直観的に(有)TAM建築設計室の新井さんに我が家の『家づくり』のパートナーをお願いしました。昨年夏に着工し、この春無事に竣工、引っ越しを済ませ新しい我が家での暮らしを楽しんでいます。 TAMの新井さんを選んだ理由は、いくつかありますが、結局のところ“フィーリング”“直観”が大きかったと思います。いくら知識を身に着けたところで経験豊かなプロには敵いませんので、選ぶ大前提として、まずはきちんとこちらの意図や気持ちを汲み取ろうとして下さる方、そしてこちらの無知にも丁寧にお付き合いして説明をしてくださる方ということは意識していましたが、最終的には「気が合いそう」、「作品が自分たちのイメージに合いそう」という直観も大事にしました。 結果として、私たちの『家づくり』は非常に満足度の高いものでした。 TAMさんのすごいところは、専門家としての意見ははっきり持ちつつも、こちらの気持ちや考えも可能な限り満たそうとして下さることだと思います。何回も行った打ち合わせやメールのやり取りの中で、一度は「それは難しい」「現実的でない」と判断されたことが次回の打ち合わせ時には新しい提案の形で取り入れられることもしばしばありました。実際に家の形も3度ほど大きく変更していただきました。大変なご苦労をおかけしたと思います。 また、TAMさんのホームページには“私共には「住まいを楽しんでもらおう」という気持ちが第一にあります。”と書かれていますが、まさにそれを地で行く作業でした。素材一つ一つをとってもサンプルをきちんと提示してくださったり、一緒にショールームを回ってくださったり、インテリアもこだわりを持ってお勧めして下さったり。植木の移植や既存壁の清掃なども、一緒に汗水流して作業するなど、経費削減と家づくり参加の機会を作ってくださいました。子供たちも一緒に楽しんで作業したことは良い思い出となっています。 ご夫婦で営まれていることも大きな魅力でした。ご夫婦の軽妙なやり取りは非常に楽しく、お互いを補いあう役割分担もされていて、こちらとしても「ここはご主人の意見を聞こう」「ここは奥様の意見を聞きたい」とそれぞれを頼りにさせて頂いておりました。 施工はやはりTAMさんのお引き合わせで内田産業さんにお願いをしました。TAMさんの監理のもと、非常に丁寧にお仕事をしていただきました。大変感謝しています。大工さんとの会話も楽しく、メンテナンスでまたお会いするのも楽しみにしています。 我が家の『家づくり』はまだ終わったわけではありません。TAMさんからは「これからはDIYの部分もボランティアでお付き合いしますよ」と笑顔で仰っていただきました。少しずつ生活に合わせて整えたり、維持していく部分があり、メンテナンスがあります。作りっぱなしではなく、その後のことも丁寧に配慮いただき、末永いお付き合いとなることが今後も楽しみです。 素晴らしい家づくりへの出会いを頂いたこのサイトにも、充実した『家づくり』を提供して下さったTAMさんや、丁寧な仕事をして下さった内田産業さんに篤く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
1階リビングダイニングからつながる濡縁はご主人がガーデニングがお好きということで提案しました。子供たちとの庭いじり時の休憩のイメージです。ここの住まいが建つ前の植木の植え替えはご家族とTAMと造園の馬渡さんで行いました。濡縁は未塗装ですが、外構などTAMとDIYの予定です。目隠しの高木も植木場で探すことになっています。2階テラスは巾3間、奥行1間あります。洗濯物を思い切り干したいとのご希望と子供たちの要望です。外に視界も床もつながる空間は、子供たちにとって楽しい場所となるでしょう。屋上テラスはご希望の空に開けた場所です。前面がずっと2階建のため珍しく遮るものがなく都心が遠望できます。
玄関です。TAMの住まいづくりを見て、木製玄関ドアをご希望でした。延焼線に当たるため防火木製ドアとしました。照明器具はTAMの竣工祝です。シンプルな中に華を添えようと、クライアントさんの今までの言葉から感じたイメージで選定しました。
ダイニングキッチンを見ています。白木の造作家具にTAMの住まいづくりを見てのオリジナル照明。家具はカンデイハウスのレジェーロダイニングを選びました。座のカバーは正面カーテンのウイリアムモリスのGRAPEVINEに色合わせしました。リビングとダイニング、書斎コーナーと音楽室はランニングコストを考慮しヒートポンプ式の温水床暖房としました。
造作家具のTV置場と隣のアップライトピアノ置場。ピアノ上の窓からは正午から14時の光が入ります。親家の紅葉が見える窓でもあります。ソファはカンデイハウスのエクリプスリビングが置かれます。生地はウイリアムモリスに色合わせしました。
リビング入口にある書斎コーナーは学校講師の奥さまの場所です。
ご主人は3畳の音楽室で電子ピアノとバイオリンの楽器練習。壁と天井は石膏ボード+遮音シートと合板(反響)、穴あき合板(吸音)の間にポリエステル吸音材を挟んだ2重構造。遮音2重窓のガラスは遮音ガラス使用。外ではほとんど音が聞こえないレベルで出来ました。また、適度の反響となりました。机と棚は床と同じブラックチェリーの無垢板です。
台所はクリナップのシステムキッチン。奥はパントリーとなっています。床材は水濡れに強いコルクタイルをおすすめしました。
パントリーと勝手口。床点検口は床下収納兼用。天井点検口は給水給湯管のメンテテナンスと排水管の点検口。
屋上に上がる階段は階下に光を落します。
階段と手すりは製作です。同材、同デザインのためイメージがシンプルです。手すり、受け共に木製で唯一無二で経済的です。
「蜂伏の平屋」設計:奥和田 健
夫婦2人のための平屋住宅です。平面は「母屋」と「離れ」に分かれていて、それを大きな勾配屋根で繋いでいます。熊野灘を望める敷地にたっている大らかな平屋の住宅です。
「桃園の平屋」設計:奥和田 健
方形屋根そして方形天井の平屋住宅です。正方形平面の外周部は居室とし、中央に本棚や収納コアをつくり、全体を回遊できるように構成しました。中央の天井にはトップライトがあり、印象的な空間を演出しています。
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