昨日は、何だか慌ただしく。
あっという間に時間が過ぎて、
夕方の空になっていました。
しかし、とってもいい天気でしたね。
昨日の夕方からは、とある家創りのため、
工務店の現場監督と打合せしてきました。
今後スタートする家についてです。
設計図面の中で、図面上はうまくいっているのですが、
実際、工事としてきちんと出来上がっていきそうなのかを
洗い出して、検討するんです。
さらに。
もっと合理的に工事を進めて、
長い目でみて、問題のないようにするために
意見交換を行います。
途中で、手書きですが、
こんなスケッチを描きながら、
情報を共有していきます。
建築家との家創りは、
規格化された家ではありません。
コストのバランスや性能から、
既製品を採用することもありますが、
お客様のこだわりによっては、
今ままでにやったことのないことに
チャレンジすることもあります。
そんな時には、私一人の考え方だけでなく、
素材のメーカーや、工事を行う工務店や専門業種の職人を
巻きこんで、いろんな側面から問題点を洗い出して
最善の形を導き出します。
そういった意見交換は、とっても大事にしています。
謙虚に、最善を目指していく。
そう。
全ては、住まうお客様のため。
室内夜景
1階に9坪の住まいと2階に天井の低い屋根裏部屋のある家。お一人で住まわれる家です。小さいが落ち着いた家になったかと思います。
土地探しから住まいづくりを考えている方にとって「条件のいい土地」といって思いつくのが、角地ではないでしょうか?
その理由は、二方向が道路に面している点と、おそらく建ぺい率が10%緩和される点だと思います。一般的に住宅に最も適した第一種低層住居専用地域の場合、建ぺい率は30~50%と厳しいので、10%緩和されるというのはメリットとして大きいと思われるかも知れません。
しかし、果たして本当に「10%緩和」はメリットと言えるでしょうか?確かに建ぺい率は10%緩和されますが、敷地面積に対する延べ床面積の割合である容積率そのものは変わりません。つまり、建てられる延べ床面積(ボリューム)の限度は、角地もそうでない土地も同じなのです。
ではなぜ、角地は建ぺい率が10%緩和されるのでしょうか?それは、道路斜線制限が関係しています。ご存知の通り、道路に面した土地には、原則的に道路の反対側から道路斜線制限を受けます。角地ということは、つまり二つの道路に面しているということに他ならず、二つの道路からそれぞれ道路斜線制限を受けることになります。道路斜線制限の1.25/1勾配では、敷地内において高いところになればなるほど斜線制限ラインが厳しくかかってくるため、二階建ての住宅は一階部分よりむしろ高い二階部分のほうがその影響を受けやすくなり、二階部分の床面積がより小さくしか確保できなくなってしまいます。そのために、道路斜線制限の影響を受けにくい一階部分の床面積(建築面積)の限度を大きく、つまり建ぺい率を10%緩和させて容積率は同じにしているのです。
建ぺい率50%、容積率100%の第一種低層住居専用地域の土地では、角地でない場合には、一階と二階の床面積の割合をそれぞれ50%ずつの総二階が建築可能で、角地の場合は、建ぺい率10%緩和により一階の割合を60%、二階の割合を40%というようなボリューム構成になります。
もちろん広い土地であるならば建ぺい率や容積率を目一杯使う必要もないでしょうし、それらを気にすることもないでしょう。しかし、これから土地を購入して住まいを建てようとお考えの方にとっては、大事なことです。
不動産の価値から言っても角地のほうが当然高く、土地の販売価格にしても同じ面積の土地の場合、角地のほうがそうでない土地より最低でも数百万円は高いのです。さらに角地は、二方向道路に面している分、建物本体のほか外構部分にもより配慮と工事費が必要になります。
土地と建物の総予算が限られているならば、土地の価格が高く外構工事費も余計にかかる角地よりもそうでない土地を選択して、建物本体やインテリアに予算配分を増やしてみるのも良いのではないでしょうか?
松戸駅前繁華街の密集した敷地・斜線で制限される高さの中、医院・親住宅・子住宅の3世帯を詰め込んだ複合ビル。建物の断面形状を検討して夏冬の日射を制御したり、風と眺望は取り込みつつ視線の交錯は防ぐなど、シンプルな箱型の造形に見せつつも、平面的にも断面的にも、周辺環境に慎重に配慮した。
限られた容積・予算を活用すべく、明快で効率的なゾーニングや動線設定、水回りの集約をはじめ、LDKと寝室群の天井差など用途ごとに異なる部屋の縦横・高さを適切に組合せて、外壁面積から設備配管長まで含む総工費を最小限に抑え、メリハリのある合理的立体構成を実現させた。
1階 クリニックの待合
2階 親住宅のエントランス
3階 親住宅のリビング
3階 親住宅のキッチン
上下階を繋ぎ光を導く中庭の吹抜け
4階 スキップする子世帯リビング
5階 防音の音楽室
5階 屋上テラス
正面 夜景
ガレージと視覚的につながったリビング
那須の丘の上に建つ住宅
それぞれのメリットを生かした、鉄筋コンクリートと木造の混構造を採用しています。
キッチンよりテラスを見る
中庭と樹木を周るデッキ、スロープ、階段、ブリッジといった立体回遊動線により、「子どもが楽しく、大人が見守り易い」、認可保育園
「木の温もりを感じさせつつ、防犯面への配慮、環境面への配慮も加えて計画してほしい。」「食育を進めるため、調理室は園児の食への関心が高まる中央などに配置してほしい。」「園庭は築山や池を配し、園児がのびのび遊べ、自然とふれあえる空間にしてほしい。」
「園庭を中央に置く中庭型としてくれたので、保育士が安心でき、移動も容易と感じました。」「建物全体を活用した遊具のような設計だったので、子どもが飽きないだろうと思いました。」
160名の園児が自然とともに楽しく遊べ、同時に全ての保護者や保育士が安心できるよう、大人の目が互いに届く中庭型、かつ子どもが緑を巡り行き止まりなく走り回れる立体回遊動線とし、それらを外からは堅牢な壁で覆う“中は楽しさを強さで守る構成”を提案。1階中央に置いたガラス張りの調理室と屋上の菜園で食育を促進するほか、日除け庇、坪庭通風、地熱空調、雨水利用、太陽光発電など省エネを徹底した上、その仕組や素材を園児が常に見られるよう配置し、さまざまな自然を五感で感じながら、のびのび遊べる園舎とした。
「築山や池、階段広場など施設全体を駆使した夏祭りや運動会は、この保育園ならでは。」「子どもが楽しむ前に保育士自身も楽しんでいるので、保護者も含めて愛情が育まれます。」
建物全体が遊具のような立体回遊園舎
防犯上、防音上、堅牢な外壁
トップライトからの光と坪庭への通風が特長の保育室
調理室に直結するランチルーム
二層分の天井高をもつ遊戯室
すべり台や築山も含めた螺旋状の回遊動線
庇が日陰を作るルーフテラス
屋上菜園とガラス張りの調理室
家庭的な電球色の照明による夜景
旗竿地とは道路に面した細長い通路の奥に家の敷地となる部分が存在する形状の土地の事を言います。旗竿状の形をしているのでそう呼ばれています。敷地延長・路地状敷地・旗竿敷地と呼ばれることもあります。
旗竿地は一般的にデメリットが多いと思われていますので、割安で購入することができます。
道路から奥まった位置にあるので比較的、静かです。通路部分を子どもの遊び場などに利用することができますので、安全です。
四周を建物に囲まれている場合が多いので、採光・通風・プライバシーの確保に工夫が必要です。
通路部分が狭い場合、クレーン車などの大きな車両が入ってこれない場合があります。その場合、工事費に影響してくる可能性があります。
旗竿地の通路部分の幅が2m以下の場合、建て替えることができない可能性が高いです。旗竿地を購入する際には購入前に建築家に相談することをオススメします。
旗竿地は四周を隣地に囲まれているため、一般的には日当りは良くない場合が多いです。設計の工夫で日当りを確保するように建築家に依頼することをオススメします。 ↑中庭を設けて日当りを確保した例
当サイトの掲載された旗竿地の間取りをいくつか紹介します。建物の写真などは建物の名称をクリックするとご覧いただけます。
「閉鎖的で明るく広々とした家」というのが建築主の要望だったそうです。中庭から採光することで「閉鎖的で明るく広々とした家」を実現しています。 ↑1階平面図 ↑2階平面図 ↑3階平面図
旗竿地の竿の部分をガレージとして有効に活用した事例です。
旗竿地の特徴は細長い通路部分です。通路部分をアプローチ・駐車場などとして有効に使うことが大切です。配置計画は十分に打ち合わせして進めてください。 通路部分も自分の敷地なのでカーポートなどを建てることも法的には可能です。しかし、敷地の状況によっては隣の家にご迷惑をおかけしてしまう場合もありますので、カーポートを建てる際には隣家の所有者に了解を得るなど配慮したほうがいいでしょう。
旗竿地の竿部分の幅が十分に広ければトラブルは起きにくいです。竿部分の幅が狭く、旗竿地が隣り合っている場合、竿部分を共有の道路のように使うことがあります。お互いが迷惑をかけないように注意していればいいのですが、どちらかが隣の敷地にはみ出して車を停めたりするとトラブルに発展する場合があります。また、竿部分を道路状に保つための費用分担で揉めることもあります。
旗竿地を売却する場合は、道路に面した敷地に比べて金額が安くなりがちです。売却せずに賃貸住宅などを建てて有効に活用するなど検討することをオススメします。旗竿地に賃貸住宅を建てたい方はぜひ建築家にご依頼ください。
旗竿地は敷地の形状などによって再建築不可の場合などがあります。ぜひ、購入前に建築家に相談することをオススメします。
旗竿地に建物を建てる際は採光・通風・プライバシーを確保するために設計上の工夫が大切です。ぜひ、旗竿地の得意な建築家に依頼することをオススメします。建築家依頼サービスに投稿していただければ、旗竿地の得意な建築家から返信をもらうことができます。
依頼を引き受けてくれる建築家を探すまでたったの2ステップ 依頼したい仕事の内容を書きこむだけで 依頼を引き受けてくれる建築家を探すことが出来ます
建築家依頼サービスは会員建築家が支払う参加料で成り立っています。 そのため、一般の方は無料でサービスを利用することができます。 なので、参加していただいた建築家には誠実な対応をお願いいたします。
当サイトには多くの建築家がいますので、旗竿地を手がける建築家もたくさんいます。その一部をご紹介します。
”めい”が”トトロ”に初めて出会ったあの有名なシーン…”トトロ”のような建築をつくり”めい”のようにクライアントをワクワクさせたい!
お客様と建築家のコミュニケーションから住まいのデザインが生まれます。小さな要望も大きな要望も要素などを丁寧に整理し、さらに建築家ならではの提案を加えてまとめ上げることで、住まいのデザインへと展開していきます。固定概念のないこの世でひとつしかない住宅を提案します。
心地よいこと、楽しいこと、ワクワクすることを大切に設計をしています。ローコストや狭小敷地にも積極的に取り組んでいます。
当サイトの建築家が手がけた旗竿地の設計事例をほんの一部だけ紹介します。
旗竿地に建つ屋上緑化の家(高円寺の家)
施工が難しい…地下を造りたいので施工する上でも工夫されたプランを造ってもらいたいコンクリート躯体で勝負した!
House J
住宅街に建つ、家族4人で暮らすための住宅です。「閉鎖的で明るく広々とした家」というのが大きな要望でした。敷地は、隣地に囲まれた38坪の旗竿敷地です。
らっぱの家
仕事で使う車を含め3台分の駐車スペースが必要だったので、居住空間を空中へ浮かべることを提案しました。間口が狭い分、天井を高くして、細長い敷地の特徴をそのまま空間化し、開口部を妻面にとって、どこまでも視線が隔てられない、広々とした空間を目指しました。
建築家依頼サービスは一般の方は無料で利用できますが、下記の点にご注意ください。
当サービスは真剣に建築家に仕事を依頼したい方のためのサービスです。冷やかし半分での投稿はご遠慮ください。
建築家依頼サービスで返信を頂いた建築家にはできるだけ返事をするようにしてください。お断りする場合でもプライベートメッセージなどを使って連絡いただければ幸いです。
・条件が悪くても大丈夫です・しつこい営業はありません・個人情報を入力する必要はありません・設計士に依頼すると高くなるとは限りません・リフォームでも依頼可能です・土地がなくても申し込み可能です・小さい仕事でも依頼可能です
昨日は、夏らしい天気でした。
夕方までは、この青空!!
見てるだけで、爽快な気分になれますね。
ただ、夕方になると。。。
夕立で、激しい雷雨。
夏らしいですよね。
昨日のAMは、とっても大事な打合せへ。
最高の家創りをしていただくために、
精いっぱいサポートさせていただくのですが、
私一人の力では、よりよいサポートをしていくのに
限界があります。
そこで、いろんな方々の力を借りながら、
より質の高いサポートを提供しようと
日々考えています。
そんな中、昨日は、力を貸していただけそうな会社の
社長さんと打合せだったんです。
「仕事のパートナー」というドライな関係ではなくて、
家創りを一緒に実現していく仲間になっていたきたいんです。
自分のことを全てオープンにお話して、
社長さんのことも伺います。
何よりも大事なのは、人として信頼していただくこと。
その辺、じっくりとお話させていただけました。
今後、仕事を進めながら、信頼関係を深めていきましょう!
ということになりました。
とっても素敵な出逢いになりました。
この御縁を生かすことで、
よりよい家創りをサポートしていけるようにしていきます!!
午後は、とある家創りの現場へ。
スイッチやコンセントや照明器具の位置等を
ひとつずつ確認してきました。
設計ではうまくいっていることでも、
現場では、スイッチ等が設置できないことが
あったりします。
その辺をひとつずつ確認しながら、
より使いやすくて、設置可能な場所を
関係者で考えながら、決定してきました。
大事な大事なプロセスですので。
夕方からは、激しい雷雨!!
ただ、サッシがきちんと取り付いて、外壁周りには、
防水紙がすでに工事されているので、心配なし。
安心しながら、現場打合せをすることができました。
関係者みなさんのおかげで、
順調に工事が進んでいます。
素晴らしい方々に出逢ったり、
サポートしてもらったり、
現場を進めてもらったり。
ほんと感謝の気持ちでいっぱいです!!
今現在、よく使われている代表的な製品を、3つ上げてみました。 まず、窯業系サイディング。セメント質の原料と繊維を混ぜた製品で、プレーンなものから、タイル模様や抽象的な模様など、様々な表情の製品があります。模様のバリエーションが多く、ハウスメーカー等では、もっとも多く使われているサイディングではないでしょうか。今まで、塗装の色褪せが10年くらいで気になり始め、再塗装をしないといけないと言われていましたが、耐久性のあるコーティングで、30年色褪せが気にならない製品も出てきました。地震に対して懸念される重さは、3つの中で一番重いですが、モルタル塗の外壁に比べれば軽いです。それから、昔のように、混合する繋ぎの繊維にアスベストを使っていないので、以前より割れやすいというところもあります。 次に、金属系サイディング。アルミ、ステンレスのものもあるようですが、主流は、ガルバリウム鋼板です。ガルバリウム鋼板は、アルミと亜鉛の合金メッキで、アルミの長期耐久性と亜鉛の自己修復作用(キズがついても自然に膜をつくる)で、亜鉛鉄板の3~6倍の耐久性が期待できます。色褪せも進みにくく、メーカーで言っている再塗装時期より、はるかに色持ちが良いようです。メンテナンスフリーという言葉にふさわしい材料としてよく使われます。軽くて、耐震性に優れます。シャープなイメージに仕上がります。 3つ目は、樹脂系サイディング。色付きのプラスチックを段々にサイディング状に加工した製品です。上の2つの製品ほど普及しているものではないかもしれません。塗装してあるものではなく、色を付けた板そのものなので、色落ちがありません。3つの中では、一番軽量で地震に対してに有利です。ただ、プラスチックなので、紫外線によって弾力性が失われ、固くなり割れやすくなります。 サイディングを選ぶ際には、竣工時の見栄え、イニシャルコスト等だけでなく、色落ちの問題、地震に対する重さの問題、補修の問題など、出来上がってからどう外壁と付き合っていくか、ランニングコストも含め、決定する必要があると思います。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
建築家を紹介いただきありがとうございました。建築家の方と話し合う機会が持て助かりました。 このメールにて紹介を終了しようとおもいます。...
お仕事を依頼した建築家: 南俊治建築研究所 南俊治...
再建築不可の土地なのですが、現在、道路として幅が不足している私道を協定通路として申請するための話し合いから進めていただいています。話し合いはまだ長期間かかりそうですが、...