四周が密接して建て込んでいる正味12坪の敷地に、容積率一杯の床面積を確保しながら、ロフトとルーフバルコニーも設けています。2階をワンスペースの広間とし、ハイサイド窓と北側の勾配天井には大きなトップライトを設け、柔かい太陽光が全体に回り込んでいます。床にはめ込んだガラスブロックを通して、1階の寝室と水回りにまで程良い自然光が降り注いでいます。
・暗い家になりそうなので、少しでも明るい部屋が欲しい。・部屋数は少しで良いので、出来るだけ広い部屋が欲しい。・水回りは明るく広いイメージで。・できれば、ロフトとルーフバルコニーも欲しい。・2匹の猫が思い切り遊べるスペースが欲しい。といった要望がありました。
最初のラフプランと模型で決まりました。
2階を建物いっぱいの壁のない広いスペースとし、法規制いっぱいの勾配天井として可能な限りの広さを確保し、メインの広間としました。ハイサイド窓と大きなトップライトを設けて明るさも確保し、なお床の開口から1階の各室にも自然光が届くようにしました。2階の空中を渡るブリッジはロフトからルーフバルコニーへとつながっています。
「こんな狭い土地に、こんな広々とした家が出来るとは思いませんでした!」「まわりが建て込んでいるのに、こんなに明るい家が出来るとは信じられません!」「水回りのスペースがゆったりとして贅沢なイメージで嬉しい!」「天気の良い日はルーフバルコニーに上ってお茶を飲みたい!」「2匹のニャンコが上へ下へと走り回れてとても楽しそう・・」
2階はキッチンもオープンとして、思い切り広いスペースを確保しました。隣が近いので窓は小さくしましたが、上からの光が回り込んで明るい部屋になりました。
勾配天井を利用して、オープンなロフトが広くとれました。床にはガラスブロックとFRPのグレーチングをはめ込み,1階の寝室と水回りに光が届くように工夫しました。
トップライトは北面に大きくとり、柔かい光が回り込みます。夏場はさすがにロールスクリーンで調整できるようにしました。
南面にはちょっとスリムなハイサイド窓を設け、ルーバー窓として、部屋の換気も効率良くできるようになっています。ロフトにつながるブリッジは光を通すようにクリアのファイバーグレーチングとしました。
床の開口のFRPのグレーチングをはずすと、1階と2階がつながり、おしゃべりも出来ます。
1階の水まわりは白でまとめ、天井から注ぐ自然光により、なお一層明るいスペースとなりました。
壁のモザイクタイルに2匹のニャンコが仲良く座っています。
5畳ほどのルーフバルコニーがとれました。新宿の超高層郡を眺めながら、お茶が楽しめます。
旗竿敷地の延長部分には芝目地のブロックを敷き込み、軽自動車が停められるスペースとなっています。
2匹のニャンコ達も思いっきり遊べて、とっても楽しそう・・
ブラックウォールナットのカウンターがメインのスペース
オーナーのイメージである年を経ても味がでる大人の空間を具現化した。
入り口から
公立幼稚園の遊戯室(体育館)。120角の木柱材をX状に組み合わせ壁とした斬新な新工法を考案した。
開放的で明るい遊戯室空間と園舎やプールとの的確な動線確保のために渡り廊下的なデッキを配置した。
内部空間
外観昼
渡り廊下デッキ
周囲から閉じて内部に別天地を創った住宅
周囲から適度に閉じて安全で快適に暮らしたいという施主の要望の具現化をした住宅。建物内部から周囲が気にならないが、開放的で暮らしやすい住環境を整え、1階の応接間的なリビングと2階のファミリーリビング(子供達の遊び場)の2つのリビングを持つ。
玄関
リビング
ダイニングキッチン
2階のセカンド(ファミリー)リビング
風呂
洗面所
球体の音楽室を持つ専用住宅朝日新聞 2021年6月29日 夕刊(全国版)に掲載されました。https://www.asahi.com/articles/DA3S14955954.html?iref=sp_rensai_long_520_article
限られた敷地内で4人家族の生活の場とピアノ教室を主目的とした音楽室を作ることを所望した。狭い空間でも響きが良い音楽室にする為に球体を採用した。
球体音楽室内部
球体と水盤
リビングダイニング
1)依頼したい仕事内容:車椅子身障者が自立して住めるシンプルな家の設計2)建設予定地:京都市3)土地所有状況:自己所有地4)建物につての希望:耐震性・耐火性に優れていること。内装はシンプルで床・壁ともに 自然素材がよい(但し、車椅子で移動し易く、且つ傷つきにくい素材 であること)。*)依頼したいと思った理由:手抜き工事をしない誠実で技術(知識)がある工務店/業者に施 行を依頼し建築していただきたいので。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
親の敷地に新築予定です。限られた敷地内でなので、とても小さなお家になってしまうと思うのですが、出来れば4LDK希望。お家!!とゆう感じではなく、お店の様な、ありきたりではないお家を建てられたらなとゆう夢は膨らむばかりなのですが。肝心の予算は少ないので、1000万以内のローコスト希望なのですが…条件的に難しいでしょうか?ちなみに、被災にあった場所なので、3階建ては建てられないようです。2階から2.5階がギリギリだと伺いました。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
昨日は、とある工務店の方との打合せからスタート。 初めてお会いするということもあって、お互いが、どんな志で家創りをしているのかを話しながら、共有しました。 その後、いろんな話が展開していって、お客様に大満足の家創りを提供していくために、協力していけるのではないかという話になりました。 あっという間の数時間。 とてもワクワク、愉しい、有意義な時間となりました。 お互いが、きちんとした理念を持っていたこと、そのお互いの理念に共感できたことが大きかったと思います。 何のために、家創りをしているのか。 大事ですよね。 今後の展開に期待です!!
その後、新しい家創りのため、敷地を視察に行ってきました。 周辺環境の確認からスタート。 近くに、大きな道路があるにも関わらず、ちょっと中に入ったことで、とても閑静な住宅街になっています。 落ち着いた日常を過ごしていけそうです。 周りに建っている家を確認。 隣家が接近にして建っている中で、光が入ってきそうな部分を探します。 ただし。大事なのは、現在光が入ってきていても、将来隣家が建て替えになったらどうなるのかを想定することが大事になります。 その辺もにらみながら、視察していきます。 道路との高低差、周辺との高低差も確認。
そして、インフラの確認ですね。水道、電気、ガス、排水関係を確認します。 全体的には、街中ということもあって、将来を見据えた上で、光をどう取り入れていくのかを考えるのがポイントになりそうです。 腕の見せ所ですね! その後、場所を移動して、別の家創りの敷地を視察。
こちらは、道路との高低差があるようです。 その高さを確認しつつ、同じように、周辺の状況を確認していきました。 この敷地の視察は、とっても重要です。 ただ、漠然と見てしまうのではいけません。 こんなイメージで、こんな風にしたらどうなるのかを考えながら、見ていくことが大事になります。 特に、将来どう変化していきそうなのかを想像することはとても重要なんです。 やはり、それには、建築家と一緒に敷地を見ることがおすすめです。 いろんな家創りに関わることができて、ほんと感謝ですね。
『階段』を辞書で検索すると「高低差のある場所への移動を行うための構造物」とあります。しかし、私は『階段』にそれ以上の効果を求めて設計しています。・■ まず必ず考えることが、【空間を演出する装置の一つ】になっているかということです。逆に言えば、移動を行うためだけの一般的な階段によって空間(部屋)を平凡なものにしてしまうケースがまま見受けられるからです。・■ 次に階段を設置することで【広さや奥行きを演出】することです。例えばらせん階段にした場合、階段の向うの壁が見えることで、視覚的に空間が狭くなっておらず、むしろ上から光が差し込んでいたりすると、人間の想像力が働き、さらなる広さを感じるものです。・■ さらに階段を付けるということは、そこの部分が必ず吹抜けになるわけですから、そこを利用して【採光と通風の場所】にしています。・以上、私の階段3ヶ条ですが、それ以外でスキップフロアの家などには、そこの部屋と半階上隣の【部屋の繋がりを強める装置】として部屋の巾と同じ幅広階段にしたケースもあります。半屋外ですが私の自宅でも幅広階段を設置したところ、子供たちは階段を椅子やテーブル変わりにカードゲームをしたり、マンガを読んだり、リビング以上に居心地の良い場所だったようです。
①鉄骨のらせん階段 玄関から階段越しに、中庭(ライトコート)が見える。
②木製(集成材)のはね出し階段 手摺と階段だけのシンプルな階段は、キッチン上部のロフトへ行くだけの階段なので巾は60cm。
③鉄骨のストリップ階段 踏板は木製。キッチン側から階段裏を見てもケ込板がないので、向う側が見え視界の妨げにならない。
④踏板が強化ガラスの鉄骨階段。 2階から屋上へ行くこの階段は、屋上からの光を2階、さらには1階にまでもたらす。
⑤スキップフロアの空間を繋げる幅広階段 リビングと半階上の子供部屋を繋げる階段。子供部屋の下はビルトインガレージ。子供部屋の半階上は書斎。
⑥半屋外にある鉄筋コンクリートの幅広階段とスロープ(斜路) 奥に見える巾が3mある階段は、子供の絶好の遊び場。左に見えるスロープもスキップフロアの各階を緩やかに繋ぎ、楽しい空間を演出する装置として機能している。
変形で狭小地であっても、法的に規制が厳しく、隣家が近接していて計画が難しいと思われる土地でも、様々な工夫次第では広々として明るく、快適な住宅の実現が可能になります。 都市型住宅について(株)タイム計画研究所 石井 勉さんに伺いました。
都市に特有の敷地および環境条件、つまり狭小の敷地や敷地延長のような変形敷地である上に、周辺がかなり密接に建て込んだ状況だったり、高い建物が近接していたり、騒音の激しい道路に面していたり、といった難しい環境の中で計画する住宅を総称しています。
以前に友人から設計の依頼を受けた住宅が16坪弱の敷地でした。中古の建売住宅を購入して10年、二人の子供も大きくなって手狭になり、部屋数を増やして、広い住宅に建て替えたいという意向でした。 地階の緩和規定をフルに利用し、ロフトもある、高窓からの日照を取り入れた、明るく広々とした住宅に生まれ変わり、大変喜ばれました。
狭小敷地の場合は自ずと周辺が近接している状況が多く、日照、通風といった自然環境条件については上階が有利になる場合が多いので、滞在時間の多いリビング、ダイニングを上階に持ってくるプランが望ましいです。 またその場合、天井を屋根なりの勾配天井とすることにより、なお明るく、ゆったりとした大空間が確保できるメリットもあります。 多少敷地に余裕がある場合は、中庭(パティオ)を確保し、それを囲むように部屋を配置すれば、下階も含めた各室が日照、通風等の条件を満足させることも可能になります。
周辺の建物および住宅が近接していることから、視線、騒音といったプライバシーの点での諸問題を避けるために、開口部の位置や大きさを慎重に検討する必要があります。また、効率の良い採光を確保するには、ハイサイド窓もしくはトップライト窓が有効になります。
位置、寸法等については上記に書いたとおりですが、特にガラスについては、視線のプライバシーの問題には不透明ガラス、音の問題に関しては防音二重ガラス、といった対策が必要になるかと思います。
隣地の住宅が近接している場合は、やはりハイサイド窓やトップライトからの採光が有効になりますが、真南方向に設けると、夏の直射日光が厳しい場合があるので、要注意です。かえって北向きのトップライトの方が柔らかい反射光となり、快適な採光となるようです。 なお、2階の床にガラスブロックを嵌め込む事により、暗くなりがちな下階に程良い自然光の間接光を取り込むことが出来ます。
T邸/敷地面積:52㎡、延床面積:78㎡、地下1階+地上2階、木造I邸/敷地面積:53㎡、延床面積:70㎡、地上2階+ロフト、木造A邸/敷地面積:332㎡、延床面積:207㎡、地上2階+ロフト、木造H邸/敷地面積:180㎡、延床面積:286㎡、地下1階+地上2階、RC造
T邸/地階にはドライエリアを設けて採光と通風を確保。ハイサイド窓からの自然光は、広いオープンロフトを経由して、2階の広間および家全体を明るい開放感で包み込む。 I邸/敷地延長部分を除くと正味12坪強の敷地に容積率一杯の床面積と広いロフトを確保。2階はワンスペースのLDKとして、勾配天井にはトップライトを設け、北向きの柔らかい光が全体に回り込む。2階床のガラスブロックを通して、1階の寝室に自然光が降り注ぐ。 A邸/敷地は広いが、隣家との関係もあって外に開放できず、二世帯住宅という事もあり、広々とした中庭(パティオ)を設けた。玄関ホールを含む、上下階の各室が中庭に面し、どこにいても家族の気配が感じられる、お互いに程良い距離を作ることができた。 H邸/敷地は広いものの、マンションと共同住宅に囲まれ、外側に対してはシャットせざるを得ない環境。建物の中央部の屋根に大きなトップライトを設け、自然光が降り注ぐ吹き抜けの光庭が各階を縦に貫き、風の通り道も兼ねている。
様々な敷地の状況や環境条件に対して、その都度最も効果のある解答となる住宅をこれまで多数計画してきました。住宅に一般解はなく、常に特殊解という気持ちで毎回取り組んでおります。
特に都市において計画する場合は、敷地の地型から道路付けはもちろんのこと、近隣との関係を含めた環境条件が大事な要件になります。購入前であれば、計画上の長所短所といった具体的なアドバイスも可能ですので、ぜひご相談下さい。
変形で狭小地であっても、法的に規制が厳しく、隣家が近接していて計画が難しいと思われる土地でも、様々な工夫次第では広々として明るく、快適な住宅の実現が可能となります。十分に検討を重ね、相談をしながら、悔いのない住まいづくりをお手伝いしたいと思います。
建物の中央部に屋外の「中庭(パティオ)」を設け、それに並行して作った、屋根の大きなトップライトから吹抜けを介して各フロアを縦に貫く、屋内の「光庭(ライトウェル)」から、柔かい間接自然光が、地階の玄関ポーチまで回り込むように計画しました。
三世代二世帯の家族が中庭を介して、独立したスペースを持ちながら、お互いに動きと視線が感じられるような部屋の配置としました。また下階の日照と通風も考えて、2階の部屋は北側に寄せて、各ウィング共、南側に大きなルーフバルコニーを設け、緑を楽しむと同時に隣家とのカモフラージュともしました。
2階を建物いっぱいの壁のない広いスペースとし、法規制いっぱいの勾配天井として可能な限りの広さを確保し、メインの広間としました。ハイサイド窓と大きなトップライトを設けて明るさも確保し、なお床の開口から1階の各室にも自然光が届くようにしました。
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本日資料を受け取りました。
有難うございました。 6人の建築士の方から資料やご連絡をいただき感謝しています。
内容は、...
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