夫婦+子供2人(男、女)の家庭です。ちょっと珍しいのは二人の子供がいずれも成人した社会人というシチュエーションだというところです。つまり大人4人の生活にどういう空間構成が必要だったか紹介致しましょう。写真の外観は木造2階建てです。
1階が床下収納の上に載っています。床下収納の天井高は1.4m、地上部分のため採光も換気も出来ています。相当量の収納スペースがこの構成のキモと言えるでしょう。
1階にはこんな個室が4つあります。2段ベッドで思い思いのインテリアが個性を出していました。夫婦も年輩になると別々の個室が必要のようです。
2階はLDKと浴室の共用部分になっています。どこかで見た構成だと思ったら寮でした。今の時代のシェアハウスというところでしょう。
屋上はルーフガーデンになっており、物干し場としてだけでなく景色を楽しめる絶景スポットにもなっています。これなら当面親との同居も大丈夫でしょう。
敷地が都市計画道路で3割削られた事例です。引っ越すかどうか迷われた末に相談に来られました。木造一部RC造地下1階地上3階ですが、6層構造になっています。高さ約12mの木造建築は近くではちょっと見かけません。
今までは敷地の一角に停められた自転車も建物に入れるしかなくなりました。玄関脇にはスロープで自転車が入れられる半地下空間を作りました。ここは自転車だけでなく物置としてまたピアノ練習空間としても活用されています。
半階上がった1階には二つのロフト付個室があります。ロフトは造作ベッドとなっており、そこは2m四方の嬉しい空間と評判上々でした。
2階には個室がひとつと浴室が備わっています。お風呂からはちょっと上がったバルコニーが望めます。
3階はLDKにロフトが付いています。数えてみると6層の空間になっていました。以前の家が2階建てだったのでむしろ前より広くなったと喜んで頂けました。
1階車庫、2、3階をオフィス、4~7階をオーナーの家族3世帯が住んでいます。木造密集地でもあるためRC造を採用、街に残された路地空間の緑と共存できるように打放し仕上としました。
住宅部分は階ごとに切り離された完全分離型の2世帯住宅として構成されています。敷地は隅田川が見える場所であるため、建築をどのように川に開かれたものとするかプラン検討を行いました。
敷地から見える風景も時間によって異なり、夜はビル街が美しい夜景になります。また、敷地周辺に残されている路地はたくさんの緑を残し、すまう人の気配が肌で感じられる場所です。
6階と7階とつなぐ階段
親世帯と2人の兄弟の3世帯が住む家です。RC造にすることで各フロア間の音の問題をなくすなど、各戸のプライバシーは尊重しながらも適度にコミュニケーションがとれるよう、子世帯と祖父母が触れ合えるプレイルームを設けています。3世帯住宅だからこそ、共用することで生まれたスペースを有効活用できています。
江戸時代からの地形が今も残る小石川界隈。この家の敷地は南側古くからの崖となっており、南側のほうが高いという悪条件下にありました。しかし、その悪条件を逆に考えてみると、都内でここまでの緑地が残っていることが奇跡のようであり、ぜひこの崖地の緑を最大限に生かした家を設計しようと始まった計画でした。
3世帯が平等に緑を眺められるようにと建物を3層とし、それぞれのフロアを各世帯が専用し、南面の気持ちの良い眺めを共有することに。
階段室
同じ敷地内のすぐ隣に家族が住んでいるという安心感は他には代えがたいものです。いつまでも仲良く楽しく暮らすためには各世帯のプライバシーを保つことが大切です。適度な距離感をとるためにエントランスギャラリーと共有の階段がこの役割を担っています。
多世帯住宅で大切なことは各世帯のプライバシーは保つことです。そこを押さえておけば、すぐ隣に家族が住んでいるという安心感を常に持って生活することができます。この家では、2階に暖炉を囲み集まれるスペース「みんなの居間」を設けてあります。いつまでも仲良く住み続けるために、基本的な生活の場はそれぞれ独立させるというプランになっています。
18帖の大きな「みんなのリビング」を設け、3世帯の共用スペースとしました。暖炉やホームシアター、ピアノを設え、ミニコンサートを催すことも。親戚一同の既設の集まりにも重宝です。
この家は両親・叔母・若夫婦と2人の子供の3世帯が共に暮らす複合住居です。みんなが集まるダイニングには大きな無垢材を用いました。
住宅の間取りを考えるとき、一番重要なことは、いつまでも快適に住まうことが出来ることだと思います。つまり、家族の変化に対応して、間取りの変更が可能かどう等、自由度が多い方が、長い間住まうことが出来ます。住宅は、後から壁、床等の改造は、構造との兼ね合いから難しく、オープンに、開放的な間取りを後から、間仕切る方が簡単です。写真の参考例は、初めは広く使用して、後で、間仕切りによって、部屋をしきり、家族のプライバシーを確保する予定です。(平面図の点線部分)そのため、窓の位置も間仕切り後に、問題が起こらないように配置してあります。改装工事の費用も安く、時間もかかりません。間仕切りを後で取り除く、増改築は、確認申請が必要な場合がありますので、注意が必要です。
開放的な居間、食堂
こんにちは、初めまして。■依頼したい仕事:家を建てるにあたり、建築士さんのプロの目で見て、良い工務店をお教え願いたい。地震、防蟻、接着剤の薬剤、補償等に定評がある等。■建設予定地:千葉■土地:有■建物についての希望:30坪、リビングイン階段、身体に害のない(少ない)家、メンテナンスのかかりにくい家。■予算:4000万以内■希望する地域:千葉■建築家に依頼したいと思った理由:工務店、建築士さんをどう選んで良いかわからない為。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
戸建ての物件(115.67m)を認可外保育園として使用します。1階2間を保育室で2階3部屋のうちの1室を教室に。その際に用途変更が必要だと言われました。極力、経費をかけずにおねがいできればと思います。概算の見積りもいただきたいです。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
特別養護老人ホームの設計には入居者の視点と職員の視点のバランスが大切です。お年寄りが生き生きと暮らせる施設が、ひいては職員の方々にとっても働き易い施設になります。 特別養護老人ホームについて加藤淳一建築設計事務所 加藤淳一さんに伺いました。
特別養護老人ホーム(以下特養)とは、正式には介護老人福祉施設の事で、特養が終の住処としての施設となる場合が多いのに対して、一般的に老健と呼ばれるものは介護老人保険施設の事で、こちらは医療施設から自宅に帰るまでの中間施設的なものとして、自宅復帰を前提にした施設です。
福祉のまちづくり条例に基づく特定施設整備基準、建築物移動等円滑化基準、補助金事業における老人福祉法に基づく特別養護老人ホームの設備および運営に関する基準、消防法に基づく消防用設備等の設置基準、等
私が平面計画をする際に考える事は大きくは2点です。 まず1点目は、入居者の視点での平面計画です。ご高齢の入居者にとって快適で楽しい住空間とはなにかを追求する事が最も重要だと考えています。 2点目は、職員の視点からの平面計画です。職員の為の平面計画とは、いかに入居者を管理しやすい空間にするかに重点が置かれます。しかしこれは往々にして入居者の為の空間とは相反する物になる恐れがあります。 したがっていかにしてこれら2つの視点でのバランスをとるかが、平面計画のポイントだと考えています。
特養に限った事ではありませんが、こうした福祉施設や医療施設とその他の商業施設や住居系施設との大きな違いは、前者は外観で人を呼び込んだり、その建築のアイデンティティーを外観に与える必要性がほとんど無い事だと思います。 私が特養の外観で注意しているのは、いかに周りの環境に溶け込ませる事ができるかです。具体的には、建物のボリュームをできるだけ分散して周辺への圧迫感を抑え、外壁の素材や色に注意したり植栽を利用する事によって周囲に建物を溶け込ませる事を意識しています。
居室(個室)はできるだけコンパクトにしつつ各自の「住まい」に近い空間にできるような冗長性のあるものにする事が大切だと考えています。可能な限りそこに住む人が自分でカスタマイズできるような空間にする事で、よりプライバシーの高い住空間になると思います。
共同生活室や共用スペースについては、日だまりや眺望などの外部環境を取り入る事によって、季節の移り変わりや日々の何気ない変化を楽しみながら、集まって誰かと話しをしたくなるような場所をつくる事が重要だと考えています。
我々が福祉施設を設計する際には、まず設計を始める前に事業主様およびその施設で働く職員の方々とどのような施設にするのかを時間をかけて話し合い、設計に入ってからも常に現場の意見に耳を傾けて計画に反映させながら、さらに入居者にとっての新しい快適性の獲得を目指したいと思います。
各官公庁へ事業主様と同行して打ち合わせをしたり、補助金申請書類の作成業務のお手伝いもさせていただきます。
改修もやっております。できるだけ既存の使えるところを残しながら、小さく手をかけて大きな変化を与えるような改修を心がけています。
はい。特養の場合は市街化調整区域に建てる場合も多く必ずしも敷地形状が整っているとは限りませんので、どのような敷地にどのくらいの規模の施設が可能かと言う事は、土地購入前に十分に検討しておかれた方が良いと思います。
特養と一口に言いましても、事業主様の運営方針によって施設の設計は大きく変わってくると思います。理想論になるかもしれませんが、私はやはり入居者がいかに快適に生活できるかを考える事が最も大切なのではないかと思います。 お年寄りが生き生きと暮らせる施設が、ひいては職員の方々にとっても働き易い施設になるのでは無いかと考えております。
市街地にもほど近く、のどかな田園風景の広がる敷地に、80床のユニットケア型特別養護老人ホームが計画された。
築20年以上経つ特別養護老人ホーム内のデイケアセンターとメインエントランスの改修計画である。本改修で求められたのは、「ホテルのロビーの様な」落ち着きのある空間であった。
施設の性質上、運営側としては入居者の安全の為に常に目が届くような空間配置が必要となる為、理想的には職員スペースを中心として周りに居室を配置するのが良いが、今回は敷地形状が三角形の為その定石通りのプランが困難であった。
ご予算にもよりますが
キッチンカウンターは基本的に製作する事をお勧めしています。
今回は製作キッチンカウンターのお話を。
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添付写真は
弊社が作成したキッチンカウンターの詳細図です。
これをもとに、ステンレス工場、そして家具屋さんと打合せを行います。
既製品のシステムキッチンの中でも素晴らしい物もありますが
手作りの空間の中に
そういった既成品が
『ドンっ!!』と鎮座している姿は
ど~も違和感を感じます。
アイランドキッチンなどのオープンスタイルでは尚の事。
それぞれのお宅で
家全体の雰囲気
壁、天井の仕上材料
色、形
は異なります。
そこで
弊社ではキッチンも
お施主様からの要望をくみ取り
我々で図面をつくり、詳細にデザインしていきます。
今回はキッチンダイニングの雰囲気がシャビーな空間なので
全体の調和を意識し、キッチンカウンターも
素材、色、そして扉や引き出しの位置を検討・決定しました。(色はお施主様主導で決めていただきました。)
添付写真の現場(西山の住まい @新潟県)は
アイランドタイプのシンク部分と
壁付タイプのガスコンロ部分の
二つのカウンターを製作します。
天板は無垢のステンレス板
扉、引き出しは木で、防水の為にウレタン塗装を施します。
今から完成が楽しみです!!
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お仕事を依頼した建築家: アトリエスプリング 石原潔さん...
相談させていただき、建築家の方にお話を聞いていただけたのは大変有意義でした。現在も継続中ですが、自分の相談の仕方がまずかったのか、返信いただけたのが限られた人数に...
2015年の残暑が厳しい頃にこのサイトに依頼を掲載させていただきました。多くのお返事を頂き、数人の方とのやり取りを経て、ほぼ直観的に(?)TAM建築設計室の新井さんに我が家の『家づくり』...