外観
これまでの医療建築は、清潔感と信頼感がデザインソースであったが、今は完全にそうとも言い切れない。この建築は白いパッケージに山野を彩る代表的な色をランダムに配色し、窓は室内空間から必要とされる場所にのみ設けた。プランとしては医療建築のオーソドックスな平面計画としつつも、主張する建築となった。
外観(夜景)
内観(待合室)
内観(診療室)
内観(通路)
長く外科医院を続けていた診療所が、内科医院へとバトンタッチをするための診療所である。患者との距離が近い診療スタイルも継続したい意向から、コンビニエンスストアのようで、プライバシーも確保できるクリニックにしたいとの要望であった。コンビニエンスストアのような四角いガラスの箱を用意し、その中に、外科医院と内科医院を詰め込んだ。そして各科のゾーニングを交差させて、共用できる部分を削ぎ取る形で配置することで、各科の特徴を生かしつつ、少人数の看護体制で運営できるダイアグラムを提案した。ガラスの箱に十字の屋根がかかり、その屋根の下で診療行為が行われる。余ったスペースは緩やかにプライバシーを確保しつつ、光と風を室内に取り込むための庭となっている。
内観(処置室)
中庭
この建築は、弊社の新社屋である。自社物件を設計する又とない機会を有効に使おうと、建築的に実験してみたかった様々なことに挑戦した。・構造的アクロバット →ルート1-1の挑戦。 脆性構造をフリーにする。・空調的な実験地下水による冷房 →ペチカ的暖房・環境実験棟 植物園・SHOP、美術館イスノキとは、この場所の地名が柞原である事から、柞(イスノキ)と名付けた。柞は皇帝の玉座をつくる素材で、香川県の各地に群生していたが、今ではあまり見かけない。イスノキという言葉の響きは、何か建築を創る我々を指しているようにも思えたり、イスに座り本を読む姿に思えることも、イスノキと名付けた理由である。
内観(ギャラリースペース)
内観(事務所スペース)
温室
外観1
地球環境に対しどう答えていくかは、建築が持つ最も重要なテーマである。このプロジェクトは、将来の都市再生を視野に入れた新築案である。東京は建築の新陳代謝が最も激しい街である。土地価格が建築価格に対し以上に高いために、土地の利回りを確保しようと建築をスクラップアンドビルドして、市場の購買意欲を煽るように進行するところに原因がある。そうした「都市の新陳代謝」にテーゼを唱えるべく、プロトタイプとして計画した。構造体が朽ち果てるまで。設備配管などが老朽化するまで。壁紙が気に入らなくなるまで。と、建築の耐用年数には、段階がある。どの段階においても、その用を終えたと判断されると建築は建て替えを迎えることになる。リノベーションやコンバージョンは既存形態を長期に維持しつつ、新陳代謝を実現させる最も有効なプログラムであるが、リノベーションやコンバージョンを見据えた建築が少ないために、これまでは都市の新陳代謝は、おおむね無理の少ない建て替えを選択してきた。本計画は、そうした新陳代謝による建築の更新を無理が少なく可能な計画になっている。構造体をより永続的に使えるように、逆梁工法と高耐久コンクリートにし、将来設備の更新も比較的容易になっている。ファサードの更新も見据え、スラブ優先で構成しており、主架構以外の壁やサッシュはほぼボルトインに近い状態でフェーズ化されており、スケルトンとしては長期に持続可能なサスティナブルな建築である。
外観2
住戸リビング1
住戸リビング2
WC・浴室
共用スペース
医療・福祉の4つのプログラムが共棲するの施設は、アトリウムホールを中心に緩やかに外部と繋がりながら「街」を構成している。透明性の高い1階は、近隣に開けた施設を目指し、比較的閉鎖的な2階もアトリウムホールの吹き抜けと中庭が1階から3階屋上に繋がることで、いきいきとした生活空間を演出している。
アトリウムホール1
2Fオープンスペース
アトリウムホール2
アパート用地を探していて、一応候補地、小田急線柿生駅5分、川崎市麻生区、約86坪傾斜地10%程度、接道私道42条2項5号砂利4m幅現在2.5m、50%80%第一種低層。古家ありで解体、上下水道は現在のは使用出来なくなるので、新たに公道から私道這わして30-40m引き込む、玉石高さ2m弱をヨウヘキにするなどで整地にするのに1200万円ほど掛かるので、アパートはローコストで、エクステリアなどコミコミ3800万円以内で。おしゃれで入居者が快適に過ごせる空間を提供したい。総建築面積228m2、2Fロフト付きで8部屋あたり。採算があまり合わないようであれば、別の用地を探します。私道は個人所有部分ありで、緊急車両は通すが工事車両は駄目と言っているので、有料で使用権を出してもらえるかも交渉しなければなりません。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
当事務所は、土地探しから家づくりを20数年行っています。不動産手数料の問題はいつも発生しております。設計事務所が物件の紹介を不動産屋さんにすると、あまり良い返事は帰ってきません。これは、事務所が、業者のように思われているからです。また、事務所には、お礼と称し不動産屋から手数料を取るものもいます。当事務所は声がけする時には、手数料等は一切発生しないことを明確に伝えています。不動産の物件を探すときに、情報に接する前に、この仲介手数料問題が起こります。不動産仲介の囲い込みの問題はの本質は、不動産屋さんが、利益をいかに効率よく確保するかを考えて行われていることです。不動産の仲介手数料は、売買の双方から、3%+6万円が上限です。売買が時間が掛かろうと、情報を発信する経費や人件費が掛かろうと依頼者からもらう金額は同じです。一般の会社では、営業経費の平均に利益をのせ価格を設定しています。設計事務所も近年、業務報酬で経費の加算により設計料を算出するようになりました。不動産仲介は、過去の経費、利益等を考え、今の3%+6万円を決めたと思います。しかし、この報酬は、成功報酬的、あるいは、言葉が悪いですが、ギャンブル的です。売買をスムーズに行うため、経費を掛ければ掛けるほど、損するからです。このため、不動産屋さんは、優良物件(すぐ売買が成立しそうな物件)は、外に情報を流しません。インターネットに登録はしますが、問いあわせでは、すでに売買が成立しているように応答します。このように、仲介手数料の構造的な問題を変えなければ、問題がなくなりません。私見ですが、不動産仲介の業務は、物件の調査の費用+手続き+利益に、経費(広告や営業手数料を事前に提示)のように、業務報酬を決めていた方が良いのではないでしょうか?物件の価格は、お客さんが恣意的に付ける場合が多いので、不動産屋さんは、売買し易い物件は、囲い込み、しにくい物件は放置します。やはり、ある程度経費は、認めていく方向にして、手数料を適正なかたちにしないと、解決はしないと思います。
基本的にクライアントにとっては…不動産業者さん主導ではなく…建築家が主導になって動かなければならないということを物語っているお題だと感じます!親身に動いていらっしゃる不動産業者さんもいると思いますが…今でもやはり土地を売って手数料で食べていると感は否めません(>_<)
建築家が土地探しからアドバイスをしながら完成まで見守るということが本当に必要な気がします。それが建築家の使命でもあるのではないでしょうか(*^^*)
庭を空間に採り入れ、2世帯が心地よく暮らせる住宅+設計事務所
家族が心地よくつながる導線と、プライバシーを保ちながら外部を取り込む空間造りを意識しました。玄関はそれぞれ3つ。2世帯部分は隣同士の玄関で、壁1枚に行き来するための引き戸を設けています。また、中庭と外庭を空間として取り込み、実際の広さ以上に開放感を感じるくつろげる空間としています。大開口窓の欠点であるプライバシー確保を庭木で目隠しとし、開放感とプライバシーを同時に成立させています。
新町の町並みになじむ狭小地和風モダン住宅
新町の家は、歴史ある町並みとの調和するデザインとしました。敷地が長方形の狭小地であり、建築基準法の許す限りのスペースを確保しています。表は道路、裏は駐車場となり、プライバシーの確保を行いながら、どうやって外部を取り込むかを考え、目隠し塀のスリットを細かくすることで実現させました。
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当方の質問に対し、丁寧にかつ判り易く多くの助言を回答として横山武志様より頂きました。その結果、当方の考えていた案はコストと効果が見合わないことが判りました。今後、建築関係の悩み事があれば、...
実際に面談の上、4社よりプラン提案頂きました。大まかな概算提示あるもの3件、ないもの1件ですが、...
お仕事を依頼した建築家: 高野量平アーキテクツ ...