建物の南側に並んだ居室群を眺める。
明るく開放的な家に住みたい。田舎に建てるので、都会的なイメージの建物に暮らしたい。
コミュニケーションが取りやすいこと。
茨城県北部の山あいに建つ、鉄骨造平屋建ての専用住宅。建物を広大なランドスケープの延長と位置づけ、室内外を1枚の外壁で単純に仕切ってしまうのではなく、外部のテラス空間や周囲の自然の景観を室内へと一体的に取り込みました。建物の向こうまで見通せるトンネル状の玄関は、この住宅のエクストラスペースでもあり、子どもの成長にともなうスペースの増減に対応できるようになっています。
福岡⇔茨城という距離にもかかわらず、毎週泊り込みできちんと現場の監理をしていただき、また最後までコスト管理も含めてこちらの希望に沿うような形で完成にまでこぎつけられたことに満足しています。構造もしっかりと設計していただいたため、東日本大地震を経た今となってもヒビ一つ入っておらず、これからも長く使い続けていきたいと考えています。
広い敷地のなかに、さまざまな形状のボックスが配置されている。
ボックスの間に挟まれた、屋外のテラス。
トンネル状の玄関。
見通しのよい廊下。
開放的なキッチン。
和室から、テラス越しにリビングと寝室を眺める。
周囲の風景が流れ込んでくるリビング。
リビングからダイニングを眺める。
外の風景を楽しむことができるバスルーム。
南側から眺めた建物の夜景。
ファサード
事務所として使用されていた物件を、美容室へコンバージョンしてほしい。殺風景な感じがするので、暖かみがあり老若男女、気軽に訪れてくれるお店をデザインしてほしいとご要望ありました。
事務所として使用されていた物件を、美容室へコンバージョン。殺風景な感じがするので、暖かみがあり老若男女、気軽に訪れてくれるようデザインされたお店です。
工事前の写真
■ 行灯照明階段ダイニング、リビングから2階につながる階段に照明を組み込み、足元を照らすと同時に階段室全体を柔らかな光で包み込む。またこの階段は、家具として制作し階段下は、玄関から使いやすいように収納として機能している。
敷地は金沢市南部に位置し有松しじま線から一本奥に入った閑静な住宅地にある。周辺には小学校や公園があり子供たちのにぎやかな声が聞こえてきそうな雰囲気がある。40坪の南西角地の敷地(容積率80%)に家族4人が住み、来客を迎えるスペースを確保するには極めて条件が厳しい。諸条件を整理しながら狭小ながらも心豊かになる生活空間ができるかを試みた。[条件の整理]①明治築の祖父の家で使われていた100年近く経つ無双戸を再利用する。②限られた床面積(32坪)の中で豊かな空間を構成する。③シンプルでありながら特徴を持った外観デザインとする。
自邸であるため、ゆたかな住空間とはなにか をテーマに実験的な部分を含め設計した。
■ ゆたかな空間構成玄関前には格子と吹抜によってできたアプローチ空間があり、住む人、訪れる人を心地よく迎えてくれる。床面積32坪の小さな空間を広く見せるためにダイニングとリビング、和室の床はレベル差-600とし階段の踊場+2600レベルにパソコンルーム、更に+1000レベルに寝室、子供室を設けている。寝室、子供室には多目的に利用できるロフトがある。部屋にレベル差を付けることで視覚的な変化と上下移動の変化によって空間に広がりを与えている。
■特徴をもった外観デザイン 無双戸を印象づけるために格子をキーワードとした外観デザインとしている。 アプローチ空間を包む西面格子は断面形状を台形とし西日や視線を和らげる効果が得られる。 この台形格子は金沢の東山のキムスコをモチーフにしている。南面格子は断面25×50の長方形断面で 内側のベランダの洗濯物干しの目隠しや日中の日差しを調整する。また内部からの光をやわらかく 外部に発光させている。
■ 思い出の無双戸私が大学生のころ明治築の祖父の家が名鉄羽島線の線路拡幅のために取り壊された。祖父の家には座敷を仕切る間仕切として使われていた無双戸があった。(無双戸は縦桟を開閉することで換気できる仕組みになっている。昔の職人の技術に感心させられる。)祖父の家に泊まる時はいつものように子供たちは早く寝かされ無双戸を介して大人たちの話し声が聞こえる。無双戸から座敷の光が柔らかくもれるている様子は子供ながらにその印象が脳裏に焼き付いている。その思いから解体時にはこの無双戸を保管してもらい、いつか利用できればと考えていた。17年ぶりに見る無双戸は痛みも少なく、新たな家の小さな和室とリビングの間の間仕切に活用できた。建物の雰囲気は当時とは異なるが自分の子供たちにも私が体験した思いを感じとってもらえたら幸いである。
リビング無双戸を開放(引き込み)したところ。奥には、タタミ部屋がある。
南西に大きく開けた開口部
土壁の家伝統工法で建てる新建材を使わない。24時間換気扇も要らない。
石場建て工法なので床下が解放されていて、防蟻剤不要。真壁で、不都合な箇所の発見が早く、長持ちする家。
土、藁、地元の木、紙で構成されていて、役目が終われば土に戻るか煙になる建材で構成されている。新建材が全くない。
最近の高気密・高断熱と全く違う。蓄熱性能でほんわかした温かみがある。夏は深い軒と内装が全て吸湿材と風通しでエアコンは要らない。
キッチンは大工さんと建具屋さんでつくったもの。システムキッチンより安い。
石場建て工法で基礎石に乗っているだけの建物
南から入った風は北の掃出し窓から出ていく。3畳の和室だが、階段の下部を畳敷きにしたので畳の部屋は狭く感じない
縁側に座ると家の中にいるのか、外にいるのか迷ってしまう感覚になる。
床下は開放的。白蟻が来てもすぐわかる。
古材を使った玄関
家の中から外を見る
小さな床の間と仏壇。
南のフルオープンサッシュから入る風は北の窓から出ていきます。家の中と外の一体化を図りました。
新建材は極力使いたくない。居間と寝室と子供室を一体化させたい。装飾を避けたい。
厨房セット、洗面台、浴室、家具等を大工の手による設計。
内装は全て吸湿材で、風通しを良くし、エアコンをできるだけ使わないでよい家です。
「既製品の機種を選択するのではなく、ひとつひとつ決めていくのはしんどかったが楽しくもあった。唯一無二の家になった」と喜んでおられた。
目線は家の中から外部へと自然に流れます
作り込んだ浴室です。
テラスからリビング越しに北側に広がる田園風景を眺める
棚田の一部となるような住宅です。建主様は代々この場所に住まわれている農家であり、長年自然と向き合いながら生活をしていました。もともと光と風と水を作物に供給するシステムであった棚田を人が生活する場に転用しています。周囲の棚田と同じ既存の石を内外に使う事で、風景そのものに住む感覚をつくりだしています。建物を特徴付けている石は、工事中この敷地から発生したものを使い、新たに持ち込む事も持ち出す事もありませんでした。
棚田の一部となる建物
棚田の石積みがインテリアとなっています。
リビングダイニング夜景
中庭からは空の青と山の緑だけが切り取られます
広島市郊外に建つ2世帯住宅です。
建主様は庭のスペースを確保することをご希望されていましたが、周囲を2階建て住宅に囲まれていたので、庭も部屋の一部になるような中庭型住宅として提案しました。また、小さなお子様や高齢者がいらっしゃるので、平屋建ての完全バリアフリーとしています。
広島市内のような比較的温暖な地域に建つ住宅の場合、積極的に自然環境を受け入れる事を基本に快適性を考えるほうが合理的だと思っています。全ての部屋を高気密高断熱仕様とするのではなく、快適性を求められる場所とそうでない場所のメリハリをつけることで、コストバランスを取っています。
建物前面の袋小路は地域の中庭として井戸端会議の場所となっているので、外壁を木ルーバーにすることで柔らかな印象を与えています。
中庭も部屋の一部のように使われています。
庇による日射のコントロールを行い、夏は日射を遮り、冬は床面を直接暖める計画としています。
ローコストに仕上げるため高さをおさえ一見、平屋に見えるが屋根の勾配なりに天井が高くなっており、広がりのある2階建ての住宅となっています。
ローコストでかつ必要最低限のスペースは確保してほしい。開放的な空間がほしい。
ローコストに仕上げるため高さをおさえ一見、平屋に見えるが屋根の勾配なりに天井が高くなっており、広がりのある2階建ての住宅となっています。若いご夫妻の住宅だが家族構成やライフスタイルの変化にフレキシブルに対応できる空間を提案しました。
外断熱で壁式鉄筋コンクリート造の2世帯住宅です。この写真が親世帯側の玄関面で、裏側の道路に面した反対側が子世帯の玄関面です。曲面の壁、石の壁、長い庇、大きなガレージ、大きな門が希望で、お客様と長い期間楽しく話しながら作って行きました。
親世帯は、石の壁、子世帯はコンクリート打放しの壁、断熱性能は高くコンクリートの外断熱、セキュリティー性の高い住宅など、いろいろな要望が家族から上がり、全てをまとめて設計してくれるところを長い期間探し、いろんなところにプランを書いてもらっていたが、納得出来るものがなかった。
私に依頼して来た時、何も要望を伝えず、教えられたのは、敷地についての情報、家族の数だけでした。そこで、考えられるプランを作ってほしいと言われました。そこで、快適で、明るく、風通しがよく、高級感のあるデザインを考え、よりわかりやすい様に模型を作って、プレゼンテーションをしました。プランに関しては修正が必要でしたが、デザイン力を認めて頂き、すぐ設計契約をして頂きました。
セキュリティー性の高い建物にする為、建物の中心に中庭を作りました。外部に面する外壁には人が入れない小さい窓を作りましたが、風通しを考えました。中庭のおかげで、明るい空間も出来ました。鉄筋コンクリート造でもあるので耐震性も高く、コンクリート造の外断熱を採用しているので、省エネ性も高く、あたたかく、涼しい家となりました。
見る事が出来るモデルルーム、内見会を見たり、設計事務所にも問い合わせ、建築家とも何人も話したが、これというものはなく、ホームページで設計したデザインが気に入り、吉村さんにプランしてもらったら、ミニカー付きの色付き模型で、一目で気に入りました。契約から着工まで1年。着工から完成まで1年。2年間楽しく家作りができました。
親世帯のリビングです。石の壁、天井の間接照明、床はタイル貼りです。奥に中庭、和室が見えます
親世帯のリビングです。奥に中庭、ダイニングキッチンが見えます
中庭に暖炉があります。奥にダイニングキッチンが見えます。
中庭から、和室、リビングが見えます。
子世帯の玄関ホールから、2階に上がる階段です。コンクリートで作り、踏み板は大理石です、中庭を見ながら2階に上がります。
子世帯のリビングです。コンクリート打放しの内壁で、床はタイル貼り、天井には円形の間接照明があります。バルコニーに出られます。
S邸の模型です。完成時にプレゼントしました。
シンプルな和モダン住宅。ウナギの寝床のような細長い敷地に計画しました。
シンプルな和モダン住宅をご希望され、ウナギの寝床のような細長い敷地に計画しました。北側の前面道路側以外の周辺は建物で塞がっているため、光の取り込み方や風の抜け方等考え計画しております。
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