和風建築でモダン、自然素材を多用したい。という建築主の強い要望で設計、施工が進められました。屋根は和瓦ではなく、機能性を重視で決定。外壁はメタルラス、モルタル、珪藻土塗り壁敷地が広く周辺の自然環境にマッチした落ち着いた外観と心がけました。*玄関は反対側です。写真は勝手口と薪のストックヤード面を撮影しています。
予算は少ない。和風平屋を望むができるか?薪ストーブで暖房、薪も自分で調達、薪割りもしたい。田舎風の生活をしたい。園芸も家庭菜園もしたい。外構工事もDIY、自分で気長にやりたい。
ハウスメーカー、大手ビルダーに一括発注でなく分離発注で工事をすることで自分の思いは果たせる。お任せ主義ではないので自分の苦労する部分は増えるが分離発注工事で希望に近付けると判断した。
自然素材、木の家、和風、内部は木を多用しています。
建築士が設計~施工まで深く関わり、苦労はあったが自分の思い、希望はほぼかなった。工事の悪い面、良い面も常に見える。だから納得できた。最後まで建築士が付いてきてくれた。駄目なものは駄目とお叱りも受けた、最後までオープンな施工が行われた。一括請負方式では成し得ないのが分離発注であった。斉藤さんには感謝しています。
一階和室からリビングを通して食堂方向を見た写真です。無垢フローリング、珪藻土、天井は二階フロリングの表し、梁(構造材)も表し、木の良さをそのまま生かした内装です。
二階子供室(オープンスペース)の傾斜天井を見上げた写真です。一階リビングと吹抜けである為にシーリングファンを設置しました。屋根(天井)にはトップライトがあります。傾斜天井を利用した広い収納スペース(子供の寝室)が右上奥にあります。
二階からリビング吹抜けを見下ろした写真です。リビングの薪ストーブが見えています。
二階の傾斜天井
一階から子供室を見上げた写真です。
リビングから食堂、台所方向を見た写真です。
玄関(西側)の写真です。敷地は2面道路に面しています。市側道路(玄関側、市道、住宅街)幅4.0M、西側道路(勝手口側、県道2車線)県道側は将来趣味を生かした店舗を予定、広い空地を設けてあります。
蔵造りの町並みの中に板葺きの建物!明治26円の川越大火の直後に廻りは蔵造りの店蔵を建てる中、昔ながらの造り方をした建物が残っていた。大火前の一般的な建物として評価し復原を行った。
川越大火前の川越川越大火直後の町並みが蘇る
重要伝統的建物群保存地区の中央に位置する当建物は、明治30年代の写真に現在の建物の姿で残っています。現在の蔵造りの町並みは、明治26年の川越大火後に、耐火性の高い建物をという当時の川越商人の願いから、江戸(日本橋)の蔵造りを参考に競って建造されました。関東大震災や戦火ならびに高度成長期による取り壊しにより、東京の蔵造りは、解体されました。川越の町並みは、江戸から明治にかけての東京の表通りの伝統的な景観を継承する町並みとして貴重であります。この大火の時に、当建物も焼失しています。(川越町焼失之図M26より)大火後に、蔵造りの建物が建てられる中、転用材(他の建物で使われていた材)を使用し建造されたのが当建物です。大火前の川越の一般的な建物として評価され伝統的建造物として指定を受け平成23年に復原が行われました。屋根は、板葺き。壁は、土壁と下見板貼り。●平成24年度かわごえ都市景観表彰「都市景観デザイン賞」受賞
階段の位置をずらし、新建材を剥がし元のフレームを表す
隣の蔵造り資料館の2階の窓と高窓で視線が行き来する。
階段は段々の箱をずらしたもの。手摺は竹
狭い手洗所は、鏡と背面の開口部で広く感じます。
こんな手もある!って事で裸電球を支える照明器具に生まれ変わりました。
鏡の写り込み
木製手作りペーパーホルダー
トイレットペーパー取るとこんな感じ。丁番部分には、ばねが仕込んであって外からは見えない。
トイレの建具は古い建具を再利用
洗面所の外部に面する建具は、土蔵の格子戸を再利用しています。
大正浪漫夢通りから
高度成長期に店蔵の下屋部分を取り壊し、2階を増築していた。1階北側の壁面も店舗増床の為にすべて撤去されてあり、構造的に危険な状態にあった。明治26年の川越大火直後に造られた蔵造りを復原し観光案内所として利用するために昔の姿を取り戻したい。
よみがえった蔵造り明治26年から歴史を積み重ねて....。 川越大火(明治26年)直後に建てられた蔵造りである。市内では珍しく越生の大工の手によるものである。伝聞では、越生で建てる予定だった物を買い付けて来たとのこと。正式名称:川越市仲町観光案内所
限界耐力計算によって、蔵造りを現在の法的に合致する建物へ設計を行っている。その対策の一つとして、耐震格子壁を設けている。その手前に目隠しルーバーを設置。前を通る向きによって、見え方が変化する。
西側から通ると、蘇芳色の壁面となる。正面からは、木地の色となる。
耐震格子に合わせたカウンターも設置
白木は、今回の工事で復原された部分
痛みのひどかった影盛りも綺麗に復原を行っている。
正面の洋館(商工会議所)から
建物は、白と黒とに色分けされています。白い部分が皆が集まる部分で、黒い部分が何かの機能を持った部屋という具合です。
川越の青い空に「白」「黒」「シルバー」小さいお子さんが3人居る家族のお家です。南側には、みんなが集まる部屋と水周りを配置。北側に子供部屋を配置するデメリットをメリットに代えることに挑戦。
道路正面から
背後からです。ポコ!ポコ!って飛び出してる部分が子供部屋の一部です。このポコポコが北側に居室も持って来れる必殺技です。
玄関部分 階段の吹き抜けを通して明るい光を建物奥へ導きます。
奥の和室入口の目隠しとして丸太3本です。え~この丸太の裏側には...3人のお子さんの身長が記録される....(本当か?=笑)
続いて、シューズインクローゼットへ入っていきます。この奥は、書斎へと土間で繋がっていきます。ぐるぐると廻れる平面計画になっています。
書斎: 机の前は、車庫です。愛車を愛でる予定?
主寝室: シューズインクローゼットを通した光と書斎を通した光を取り込んでいます。
リビングを見渡す リビングに面して子供部屋が北側に3つ並列しています。
ダイニングからリビング方向を観る。 子供部屋とダイニングの間仕切り壁の上部には、小さな窓が付いてます。 子供部屋の勉強机の目の前の戸がこれです。
ダイニングからキッチン方向を観る。 キッチンは、2段(300mm)下がっており、ダイニングですわている人との目線が会う ようになっています。 また、床を下げて、カウンターを作る事でキッチンの手元を隠しています。
子供部屋を見通す。3つ並列する子供部屋には、小窓が付いており、隣の部屋の様子をうかがう事ができます。子供同士のプライバシーは守りつつ、気配を感じさせる小窓です。
2013年冬-夜景「川越灯りと音と文化の祭典」にて、手前の広場等でライトアップ事業を行う。
何度も改装・改築が行われ長い事廃墟と化していて階段も壊され3階へ行くことも出来ない状態であった。保岡勝也の建物を復原したい。
川越の歴史の一部となった洋館建物昭和11年竣工から歴史を積み重ねて....。 昭和11年竣工のこの建物は、川越最初のデパートとして誕生しその後、キャバレーや駐車場を経て廃墟として長いこと放置されていた。3年前に竣工当時の姿を取り戻すべく復元と同時に耐震補強を行い2008年3月に竣工した。原設計の保岡勝也氏は、丸の内煉瓦街の多くを技師長として完成させた後に独立し、川越の町の中に当時の最先端の洋風建物を4棟設計し(3棟現存)その最後の建物である。蔵の町の中に点在する洋風建物が川越の町並みが「時代とともに生きている町」としての証である。川越市 平成20年度かわごえ都市景観表彰「 都市景観デザイン賞」 受賞埼玉県 彩の国景観賞2008 「たてもの・まちなみ」部門 受賞
前面道路から 隣(写真手前)の洋風建物と通りの景観を形成している。
建物正面から 4本のイオニア式オーダー 石張り(大理石・御影石)から、富国石貼り(人造石)、洗い出し仕上げと三層構成。 エントランス上部のガラスの庇は復元。
前面道路から ステンドグラスは、当時のもの。別府硝子製作所(別府七郎)
2012年冬-夜景手前の鍛冶町広場と一番街の小江戸ライトアップ事業で地元商店街と協力して作成したライトアップモニュメント!水入りペットボトルでアーチを造っている。
みんなの家幼稚園付属の教育センター
木造平屋のシンプルな切妻屋根のおうち!
外観
入口
受付
エントランス内観
緩やかな曲面の天井
天井が一枚で繋がる
庭に面したテラス
高等学校の生徒ホール庭からの入口
ミュシャ作品の美しい女性像は、ポスター廻りの枠で美しさを際立てています。枠部分をアイアン装飾にて窓辺や開口部に取り付ける事で、生徒の姿、見本の制服などが金属パネルの枠に切取られミュシャ作品のように彩を与える。
道路がわから建物を観る。
制服合わせなどでも使われるこの会場で、枠の中に映る自分を観て未来を感じてもらえます。
中庭へ続く
庭を観る
内観
棚田フロアー上部からホール全体を観る。外部の光や緑を取込む。
あみだ動線からきた「うねるカウンター」画一的なホールから「自分の居場所を選べる」ホールへ この高等学校では、「挨拶運動宣言学園」を謳っており、すれ違う生徒は必ず挨拶をします。「挨拶」=「コミュニケーション」相手と係わりを持つ第一歩として教育がおこなわれている現状から、既存のホールは、広いスペースにテーブルが画一的に配置されている状態でした。これは、ある意味自由にテーブル配置をする事が出来るはずですが、これが実は、不自由を産んでいたと思います。 画一的なテーブル配置は、動線にヒエラルキーができてきます。大きな通りから路地に入る。大きな通りから路地の奥の人とは、距離が生まれます。この距離を無くす為に、大きな通りを廃止。すべてが路地で構成されるように計画。 しかし、これでは、少し離れた路地の人との距離は埋まりません。これを解決するために床面にレベル差を設定し遠くまで視線が抜けるようにしています。また、路地は、あみだくじのように、行った先では「選択」ができるように分岐させています 。この事で、棚田のようなホールができました。座る場所を、その日の気分などで自由に選択する事が出来るようになっています
うねるカウンターシームレスに作られたうねるカウンターは、一つとして同じ方向を向いていない。
カウンターに囲まれた空間の中には、テーブルを設置。
エントランス部分。prime rose hall サクラソウという意味です。
ホール全体を棚田フロアーの下方向から見渡す。
路地的な部分から
棚田の最上段から最下段まで900mm
壁面を開けるとスクリーンが出てきます。プロジェクターを使ったホールの使用もできます。 棚田フロアーから階段教室に変わります。
建物中庭側外観
将来的に両親と2世帯で住まわれることを考慮し、建替えたい。
シンプルなプランの中に家族皆が快適に住まうための建築的工夫が満載なことに納得して依頼しました。
御夫婦とお子様2人のための木造2階建個人住宅です。
1階リビングを将来的に親世帯の寝室として使用できるよう、玄関より奥に設け、ダイニング・キッチンを玄関側とし、通常は一体のワンル―ム空間とし、リビングを来客時対応等、部屋として使用する際は、3連引き戸により仕切れるようにしました。 また、限られた部屋面積を有効に活用し、広がりを感じられるようにするため、玄関とダイニングを、光を採り入れながらプライバシーを守れる半透明の間仕切りや折れ戸で仕切り、また各部屋に造り付けの壁面収納を設け、全体を明るい印象のインテリアとしました。 また、子供部屋は、将来お子さんが独立した際、1部屋としても使用できるよう、取外し可能な間仕切りで仕切りました。 更に充分な収納量を確保するため、外観のアクセントにもなる2つの三角屋根内に小屋裏収納を設けました。 全体の構成として、南側に面した広々としたテラスのある中庭を各部屋が取り囲むように大きな開口を設け、光や風が通り抜ける開放感のあるシンプルな外観の住まいを創造しました。
住めば住むほど心地よさが実感でき、大満足です。
建物外観夜景
建物正面外観
建物玄関側外観
リビングからダイニング・テラスを見る
ダイニングからリビング・テラスを見る
ダイニングキッチン
玄関
子供部屋から南側バルコニーを見る
取り外し可能なパーティションで仕切られた子供部屋
小屋裏収納
建物外観全景
ワンちゃんとの生活が楽しく快適に過ごせるようにしたい
快適な生活を可能とする、光や風を採り入れるための大胆かつ繊細な様々な提案に納得して、日吉先生に設計を依頼しました。
木造2階建ての個人住宅です。
東西に長い敷地形状の特徴を生かし、吹抜けの三面開口の内、南東面に設けた木製ルーバーにより明るく柔らかい陽射しが降り注ぐ広々としたリビングには、南北面に光と緑と風が通り抜ける全面大開口の両分け引き戸を設け、南側の開閉可能なオーニングテント庇の架かるウッドデッキと連続した開放的で快適な居住空間を計画しました。
また、リビングに面したオープンキッチンを中心に家事室や、洗面脱衣所、洗濯干場のバスコートをそれぞれ隣接した位置に配置し、キッチンに居ながらにして一連の家事がスムーズに行えるよう廻遊性のある機能的な平面構成としました。
素材についてはワンちゃんの滑り止め、汚れ防止等を考慮したムク材のフローリング、腰壁や、木製ルーバー、テラコッタタイル等自然の風合いのある材料を使用し、現しの柱、梁と共に明るく繊細な表情とし、建物全体に連続した大らかな片流れの折れ屋根を架けています。
都会の中においても、あたかも別荘にいるような落着いた和風モダンな佇まいのすまいに住まうことができ、感謝しています。
リビングテラス外観
リビングテラス夜景
リビング
リビング夜間ライティング
テラス
リビング吹抜
キッチン
2階洋室
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
お仕事を依頼した建築家: 植松利郎建築設計事務所 植松利郎様...
今回は、非常に難しい宅地の購入に関して、多くの建築士の方々から親身に相談にのって頂けました。今回は、結果的に仕事の依頼には至らなかったのですが、このようなサイトがあることを初めて知り、...
地元の建築屋と話していましたが知識がなく話しになりませんでした。ここに出会い多くの建築屋さんとめぐり合うことが出来ました。...