ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、インターフォンと給湯リモコンの
お話しでしたよね。

なんとなく決めてもいいのですが、
せっかくなので、使いやすい場所をきめて
そこに設置できると便利ですから。

今日は。
スイッチやコンセントの打ち合わせをするとき
一緒に考えるといいことをお話ししますね。

まずは。

分電盤の位置についてです。

分電盤って?と思われた方がいるかも。
もしかすると、家庭によっては、
「ブレーカー」なんて呼ばれてるかもしれません。

そうそう。
停電なんかした時にパチッとする。
それのことです。

賃貸物件なんかだと、玄関先とか、
廊下なんかにあったりしますよね。

あまり見た目がよくないですし、
普段あまり触らないものなので、
もう少し見えない場所でよいかもしれません。

別に。
廊下や玄関にあったりするからといって、
そこが定位置なわけでもないんですよね。

もしかしたら。
賃貸物件とか、ご実家なんかで、
いろんな家電を同時に使ってしまって、
とんでしまうなんてことがあるかも。

電気容量のこともあるんですけど、
回路の都合の方が大きいかもしれません。

簡単に言うと。
一本の電線にドライヤーとか電子レンジとか
消費電力の高いものを同時に使ったら。。。
パンクしますよね。

最近は、そういった大きな家電なんかを使いそうな
コンセントは、単独の回路にしたりして、
パンクしにくくしているので、あまりないですね。

それはさておき。
その分電盤。どこに設置するといいんでしょうか?

太陽光の関係とかで制約がある場合は別として
そうでなければ、どこか。

収納の中に隠していいのか?
いいんですけど、万一触らないといけない場合
ササっと触れるよう、モノを収納しておきましょう。

ただ。
主寝室にあるクローゼットの中とかですと、
万一の時に遠くなってしまうので、
やはり、普段いる場所(LDK)に近い場所が
オススメです。

来客からは見えない場所で、自分がアクセスしやすい。
理想ですよね。

現在工事中の家ですと。
キッチンの脇にあるパントリー内部の壁ですね。

間取り上、リビング、ダイニング、キッチンから
近い場所になるので、アクセスしやすくて便利だし、
パントリーの戸を閉めてしまえば、
来客からは見えませんから。

分電盤。
せっかくなので、ここが一番!という場所へ
設置してみてはいかがでしょうか?

I-4117、魅力を感じ住みたいと思わせる建物(東京都)

ユーザー ken mi の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

自己所有300m2土地付アパートの隣接に、約140m2の古家付の土地購入、但し旗竿地ですが、場所は大田区************駅より徒歩5分の場所、建築面積が限られると思うが、賃貸アパートか建てることが可能なのか?相談したい。
予算は¥50,000,000です。
相談理由は、住宅メーカーではない、賃貸希望する人が魅力を感じ住みたいと思わせる建物を提案してもらえるかなと思い。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日まで、小休止ということで、
とあるご夫婦のリフォームのお話しでした。

あまり踏み込んだ内容にまでなっていませんが、
これからリフォームとかリノベーションを考える方の
参考にしていただければと思います。

さて。話を元に戻します。

何度かにわたって、スイッチとかコンセントについて
いろいろとお話ししてきました。

「なんとなく」決めてしまいそうなのですが、
確信もって決めれると、後で困らないですので、
しっかり検討してくださいね。

今日は、スイッチやコンセントと同じタイミングで
考えた方がよいことについてお話しします。

まずは。
内部に設置するインターフォンのことから。
インターフォンって、どのあたりにあると便利と思いますか?

よく見かけるのは、LDKのどこかですよね。
キッチンにいる奥様からもほどよい距離で、
LDで寛いでいる家族からも近い感じ。

あまりお客様から見えなくて、家族から見やすい場所。
一概には言えませんが、キッチンに近い場所が多いです。

特にルールがあるわけではないので、来客を想定してみて、
どこにあると最適かを想像しながら設定するとよいでしょう。

ちなみに。3階建ての場合とか、大きな家の場合は、
固定した一台のインターフォンでは、来客時に大変なので、
ワイヤレスの子機付きにしたり、スマホで使えるようにしたり、
一工夫が必要になりますね。

そうそう。
インターフォンの設置高さはどれくらいがいいのか。
あまり低いと、大人がモニタを覗き込みにくいので、
ある一定の高さ以上は必要です。

メーカーの取付仕様(標準)の高さは
床から1.5m中心にモニタが来る高さです。

ただ。
身長の大きなご家族が多い場合であれば、
低すぎるかもしれないので、自分でお好みの高さに
設定するのがよいでしょう。

それと。
インターフォンと一緒に検討するものとして、
玄関ドアの電気錠を開錠するスイッチがあります。

インターフォンの対応をしながら、必要であれば、
玄関ドアを開錠したいので、インターフォン脇がいいですよね。
セットで取付するのがオススメです。

それと、給湯リモコンもありますよね。
なんとなく、キッチン周りと浴室内にありませんか?

それもそのはず。
両方で使う機会が多いので。

浴室であれば、追い炊きしたり、足し湯したりしたいですし、
キッチンで使う湯の温度を設定したいですから。
といいつつ、キッチン側で触る機会はあまり多くないので、
キッチン周りではありますが、あまり目立たない場所で
いいのかなとは思います。

インターフォンと給湯リモコンを、キッチン周りにまとめる。
そういった方も多いかなと思います。

長くなってしまったので、明日に続きます。

ユーザー アーキシップス京都 古前極 の写真

換気+全館空調=全館空調システム

話題の壁掛けエアコンの全館空調効果を、弊社事例も含めてご紹介してきました。
今回は本来の全館空調、ダクト方式の全館空調です。

日本で一般的な空調は壁掛けエアコン、部屋ごとに設置して主に間欠的に使用する設備で、設置した部屋以外には空調効果は及びません。
対して全館空調は家一軒を丸ごと、需要期は24時間室温調整します。
壁掛けエアコンと違い、24時間換気も担います。
24時間連続運転の換気と温度調整で、家の中は常に、玄関から納戸までほぼ全ての場所で、一定温度の新鮮空気で満たされます。

実は全館空調の統一した定義は定まっておらず、「全館空調で換気は第3種換気」など、換気を別扱いする考えもあります。
本稿では、24時間換気と冷暖房をシステム運用する設備とします。

アーキシップス京都 ダクト方式の全館空調

給気、排気、空調

取り入れから排気まで、空気の流れを見てみましょう。

①新鮮空気の取り入れ
 →外気を給気口から導入し換気扇で熱交換、熱交換された空気はエアコンへ
 →エアコンで温度調整、ダクトを通じて各空間に供給
 →供給された新鮮で適温な空気が、空間全体に浸透
②室内空気の排気
 給気で常に正圧に保たれるため、室内の空気は部屋の外に押し出されます。
 →押し出された空気は常時排気する納戸やトイレへ
 →集気された空気はダクトで換気扇へ移動
 →換気扇で熱交換されて排気口から排気
③エアコンによる空調
 室外に押し出された空気は、通路等に設けた集中排気グリルでも集気します。
 →集中排気グリルからダクトを通ってエアコンへ
 →適温に調整された空気はダクトを通って室内へ

アーキシップス京都 ダクト方式の全館空調

熱交換型換気扇がカギ

冷暖房時期、外部と室内の空気の換気は、必ず熱交換機を通ります。
熱交換器の機能は各メーカーがしのぎを削って高め合っていますが、国産メーカーでは夏は80%以上、冬も90%近い熱を交換すると言われます。

真冬に外気0度、室内20度と仮定します。
普通の換気扇だと、暖房で温めた20度の空気が排気され、外部から0度の冷たい空気を室内に取り込み、室温が下がる原因になります。
「換気=室温が下がる」と、換気そのものを止めてしまう原因にもなります。
熱交換型の換気扇なら、排気する20度の空気から熱を取り出し、外部から取り込んだ0度の空気を18度にしてエアコンに送り、エアコンが暖かい空気を各室へ。
調整する温度差が少ないため、エアコンは温度調整しやすくなります。
夏季には逆の熱交換で、真冬も真夏も、室内の冷暖房効果を保持します。

アーキシップス京都 ダクト方式の全館空調

省エネ×省コスト

換気扇の熱交換機能で、エアコンは常時、温度差の少ない低負荷かつ高効率な運転が可能になります。
冷暖房効果の持続とともに、高効率運転できる点も、ダクト方式の全館空調が省エネで省コストと言われる理由です。

24時間換気に熱交換型換気扇を採用するのは、高気密高断熱住宅の基本です。
換気扇とエアコンを一体で運転する全館空調で、強い気流や場所による温度差のない、卓越した快適感が得られます。

高気密高断熱住宅は一級建築士事務所アーキシップス京都

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

I-4116、農家ではありませんが……(静岡県)

ユーザー ちっち の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

農家ではありませんが、農家住宅を購入して15年経ちました。変更はできないものでしょうか?
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





I-4115、農家住宅を一般住宅に用途変更したい(千葉県在住・建物は愛媛県)

ユーザー なな4115 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

■相談・依頼内容
農家住宅を一般住宅に用途変更したい。
 
■詳細
愛媛県東温市、2001年に建てた2階建てです。
祖父母が過去に農業をしていた土地を埋め立て、私の両親が家を建てました。私と他兄弟は他県で家を建てていたり、仕事をしており東温市の家には住めない状況です。
母親は他界、父親は病気を患っているので東温市の一軒家での一人暮らしの続行は難しく、私の家の近くに住んでおります。
用途変更をしたいのですが、不動産屋が地方局に問い合せたところ、家の持ち主が亡くなっていないと難しいと言われたようです。
実際に用途変更するには、買いたいという人が現れて、その買いたい人も「介護が必要な親が近くに住んでいる」「近くに職場がある」などの強い理由がないと買えなくて、そういった条件が揃って初めて用途変更の申請ができると言われました。
もしそういった方が現れたら、父親が生きているうちでも用途変更の申請をしたいのですが、病気で住めないという理由では難しいでしょうか?医師に意見書なども頼めると思うのですが。
本当に父親が亡くならない限り難しいのであれば
父親はまだ60代前半なので、20年ほどこのまま放置になってしまうかもしれません。
早く手放したい、売りたいのですが、何か良い方法はありますでしょうか。
 
ちなみに、祖父母の家がすぐ裏にあって、そちらも売っています。その家は農地法ができる前に建てられたらしく、自由に売ることができるようです。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日から、小休止ということで、
先日問い合わせいただいたご夫婦のお話しです。

リフォームをしたいとのことで、リフォーム屋と工務店に
相談されます。
ただ。
出てきた内容と金額を見て、何が最善なのか
わからなくなって、弊社に問い合わせとなりました。

ご自宅へうかがって、現状を拝見したのち、
2社からの資料を見てほしいとのことで拝見しました。

確かに、御夫婦がおっしゃる通り、
おそらく、内部だけの工事の見積書と、
外部と内部の工事の見積書でした。

「おそらく」と書いたのは。。
かなりあっさり(ざっくり)した見積もり内容だったので、
詳細まではわからなかったからです。

最初にお伝えする、大まかな金額という意味では、
概算ということでいいかもしれませんが、
さすがによくわからない感じでした。
(私でもわからないので、御夫婦はもっとわからない。。)

それをもとに、御夫婦へ問いかけてみます。

断熱のやりかえは入っていますか?
窓の改修は入っていますか?
間取りはそのままですか?
設備の仕様ってどれくらいか言っていましたか?
等など。。

御夫婦は顔を見合わせたりしながら、
首を振っていきました。

何が想定されていて、何が想定されていないのか。
この概算以外に、何か必要なものがあるのか。
わからないご様子でした。

目安で出したはずの金額が、目安になっていない。
そんな状況に、とてもビックリしました。

それともう一つ。
ご自宅を一通り拝見した、私の所見について。

屋根と外壁は、かなり傷んでいました。
前回のメンテナンスの時期をうかがったところ、
建ててから一度も大がかりなメンテしていないとのこと。。

屋根も外壁も、表面を塗装する時期を通り越していて、
外壁を新しく構成しないといけない状況でした。

工務店が示していた外回りのメンテを計上しているのは、
ある意味正解ですよね。

でも。
想定は塗り直し程度の金額。。
塗装では対処できないので、
想定している金額程度では、納まりません。

内部についてはどうか?
詳しくはお伝えしにくいので割愛しますが。。

率直な意見としては、表面の仕上げの取り換え
というだけでは難しく、一度スケルトンにして、
骨組みの立て直しを行うことが必要そうでした。

それこそ。ひと昔前に流行った、
「ビフォアアフター」なみの大改修になりそうでした。
両社ともに、そこまでの想定にはなっていない様子。

御夫婦としては、あまりお金をかけたくないので、
表面だけでもいいんですけどとおっしゃってましたが、
例えば、腐食している柱をそのまま隠すだけの改修を
オススメしにくいですから。

ということで。
表面的なやり替えを提案している2社にビックリでした。

ご予算を抑えたい。
それも大事な一つのご要望なんですけど、
お金かけるのであれば、適切な内容にした方がいいのでは?
と思います。

そもそも。
何が「適切なのか」は、ご要望や状況によるので、
一概には言えず、個別な内容なんですが、
設計士に相談してみるのも一つかもしれませんね。

神庭の家

●設計事例の所在地: 
真庭市
●面積(坪): 
51
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

道路側外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 岡山県北部の名勝「神庭の滝」近くに建つ、5人家族のための住宅。滝に生息するサルが裏山に来る姿を、室内から眺められるという、山懐に抱かれた環境である。
 施主は、「全て本物の木材で」「薪ストーブと囲炉裏のある家」を希望された。内外壁・直天井・屋根の化粧野地板にいたるまで全て杉板を用い、土間部分のみ栗木レンガで仕上げた。
 1階はダイニングを中心に、2階はリビングを中心に配置し、ダイニングとリビングは階段の吹抜けを介してつ ながる、オープンな計画とした。冬の厳しい、春まで根雪の残るこの土地で、薪ストーブ、囲炉裏の効用を最大限 利用した住宅となった。

その他の画像: 

階段

吹抜け

2階居間

夕景

富の家

●設計事例の所在地: 
鏡野町
●面積(坪): 
49
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外観(夕景)

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 中国山脈の豪雪地帯の過疎地に建つ、若い家族のための住宅。この地の自然に惹かれて移り住んだ施主にとって、日常生活の中で自然を楽しみ、それと対峙できることが大切であると思われた。
 居間の延長としてのテラスは、屋根を支える柱に囲まれることで、わずかに外との境界を感じられる。テラスの高さは、平均降雪量に合せてある。冬は外が雪に埋まり、居間・テラス・外部空間は同レベルを共有し、内部空間の存在を顕在化してくれる。夏には谷風の通り道となり、大きな屋根が直射日光を遮る。テラスは、富の自然を楽しむためのバッファーゾーンである。

その他の画像: 

津山口の家

●設計事例の所在地: 
津山市
●面積(坪): 
22坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南側建物

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 津山市のステンドグラス協会会長を努められる女性がお一人で住まわれる、アトリエを持つ、小さな住宅である。
 設計に先立って施主からのご要望は、ローコストとステンドグラス製作のためのアトリエのスペースだけであった。ご高齢の一人暮らしの女性にとって、劇的な空間や変化にんだ間取りは必要ないと思う。可能な限り、小さくシンプルな間取りとローコスト化を検討した。
 和室は居間と一体化し、間仕切壁は無い。日常的には障子は開放され、居間のタタミコーナーとして使って頂いている。室内の床仕上げレベルに段差は無い。断面計画としては、一昨年の大洪水で浸水した敷地なので、床の高さを一般より少し高く、設計GL+700とした。エントランスに上がる枕木の階段が加齢と共に不便になれば、広い前庭に盛土をしてスロープを作るご提案をした。屋根形状は最も単純な、ガルバリュウム鋼板の片流れ屋根とし、外壁は昔ながらの土壁のイメージで、中塗仕上げのままとした。将来は、「しっくい」で仕上げて頂いても良いと思う。屋根に設けたトップライトと、玄関の壁に穿たれた円形のステンドグラス(建主のデザイン・製作)の窓が、この住宅のチャームポイントである。

その他の画像: 

居間

和室

テラス夕景

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