家づくりにおいて、いろんな当たり前があります。
その当たり前を考え直してみると、もっと自由な
家づくりができるんじゃないか。
そんなことで、ずっとお話してきてます。
昨日は、駐車場の床仕上げとして土間コンクリート
についてお話しました。
目地とか溝を入れる意味とその注意点について。
参考にしていただけたらと思います。
今日は、駐車場に屋根をつけるとしたら。。
そんなお話をしていきたいと思います。
駐車場に屋根といえば。
そう。
カーポートを思い出しますよね?きっと。
アルミの骨組に透明か半透明の屋根。
そうそう。それです。
アルミなので、サビたりしないですので、
スチールみたいに塗装が必要ありません。
半透明か透明の屋根なので、屋根下に
光を届けることができるのもいいところです。
南側の道路がある場合、駐車場だけでなく、
アプローチも明るくできるので。
それと。
敷地があまり大きくない場合、南側に設けた窓に
光が差し込まなくなってしまうと困りますから。
屋根をかけつつ、屋根下が明るい。
それって、カーポートの魅力の一つです。
数年前までは、それがある意味当たり前でした。
というか、今でもそのカタチが主流で多いですが。
最近は、その当たり前が変化してきています。
みなさんも意識して、周りの家の駐車場を
眺めてみてください。
どこが変化してきたのかというと、屋根です。
半透明か透明で光を通してきた屋根から、
光を通さないアルミの屋根に変わったタイプが
登場しています。
これまでは、透明または半透明な屋根だけあって、
アルミのフレームが見えて、煩雑に見えていました。
屋根が透けなくなることでその煩雑さが消えて、
スッキリとした見え方になりました。
こんな感じですね。
屋根面をアルミ色にするだけでなく、木目調にしたり
できるようになってきています。
カーポートを家の付属品としてほどほどでいい
ではなく、家のデザイン上、大事な構成要素として
扱えるようになってきたんですよね。
主役とは言わないまでも、名脇役になってます。
カーポートの屋根は透明か半透明。
そんな当たり前を外したら、カーポートが脇役から
主役を引き立てる名脇役に変わりました。
ちょっとした視点の切り替えなんですけど。
面白いなと思います。