ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家づくりの相談を受けていると、

あるタイミングで
少し空気が変わる瞬間があります。

それは、

「正解を探し始めたとき」

です。

 

SNSで見た家。

友人の家。

住宅展示場のモデルハウス。

「こういう家が正解なのかな」

そう思った瞬間に、

家づくりが
少しだけ「比較の世界」に入っていきます。

 

正解を探すこと自体が
悪いわけではありません。

むしろ、

みなさん、とても真剣で
とても丁寧に
家づくりと向き合っている証拠だと思います。

 

ただ——

その瞬間から、

「自分たちの家」よりも

「世の中の正解」に
意識が向いていくことがあります。

 

南向きがいいらしい。

広いリビングがいいらしい。

収納はたくさんあった方がいいらしい。

 

たしかに、それは間違いではありません。

でも、

「らしい」だけで進めていくと、

どこかで、

心が置いていかれてしまうことがあります。

 

本当は、

そこまで広いリビングを求めていなかったかもしれない。

本当は、

光よりも静けさを大切にしたかったかもしれない。

本当は、

誰かの正解よりも、

自分たちの暮らしに合う形を
探したかったのかもしれない。

 

正解を探すことは、

安心に近づく行為のようでいて、

ときどき、

「不安を増やす選択」になってしまうことがあります。

 

——だから、

正解を探し始めたときこそ、

一度、

少しだけ立ち止まってほしいのです。

 

本当に気になっているのは何か。

どこに違和感を感じているのか。

その「正解」に、
自分の気持ちはついてきているのか。

 

それを、

静かに
見つめ直す時間があるだけで、

家づくりは
少しやわらかく進んでいきます。

 

家は、

正解に近づくためのものではなく、

自分たちの暮らしに
静かに寄り添ってくれる場所です。

 

正解を探す途中で、

もし少し疲れてしまったら——

そこで立ち止まっても、

全然、遅くはありません。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

同じ間取りなのに、

なぜ「落ち着く家」と

「息苦しい家」が生まれるのか?。

家づくりや暮らしについて考えていると、
こんな言葉を耳にすることがあります。

※和をモチーフに

陰翳礼讃を意識した暮らしのテーマを提案

「間取りも悪くないはずなんです」
「設備も整っていると思います」
「でも、なぜか落ち着かなくて…」

実はこれ、とても自然な感覚です。

同じ出来事でも、

人によって受け取り方が違うように、
住まいもまた、
同じ間取りでも

感じ方がまったく違うものだからです。

出来事ではなく、

「受け取り方」が世界をつくる

たとえば、
上司に少し注意されたとき。

ある人は自分を責め、
ある人は成長のヒントとして受け取り、
ある人は気にも留めません。

この違いを生んでいるのは、
出来事そのものではなく、
その人が無意識に通している
経験・思い込み・価値観というフィルターです。

私たちは、
同じ世界を生きているようで、
実はそれぞれ違う世界を見ています。

住まいも、暮らしも、よく似ています

住まいの設計でも、
同じようなことが起こります。

同じ広さ。
同じ間取り。
同じ性能。

それでも、

・なぜかホッとする人
・少し息苦しく感じる人

が生まれます。

それは、
「良い・悪い」の問題ではありません。

その人が、
どんな環境で育ち、
どんな距離感を心地よいと感じ、
どんな時間の使い方をしてきたか。

そうした内側の感覚と、
住まいという環境が

合っているかどうかの違いです。

暮らしは、

内側の世界が映し出されたもの

やまぐち建築設計室では、
家づくりを「正解探し」から

始めることはしません。

まず大切にしているのは、

・どんなときに気持ちが整うか
・どんな空間だと呼吸が深くなるか
・何があると、無意識に疲れてしまうか

そうした、
言葉にしにくい感覚を

一緒に整理することです。

暮らしとは、
外から与えられるものではなく、
自分の内側が、

環境として形になったもの。

だからこそ、
流行や誰かの正解をなぞるだけでは、
どこかで違和感が残ってしまいます。

環境が整うと、

受け取り方が変わる

人は、自分が思っている以上に、
環境の影響を受けています。

光の入り方。
音の響き方。
視線の抜けや、余白の取り方。

それらが整うと、
無理をしなくても、
気持ちや考え方が、

少しずつ整っていきます。

住まいは、
気分を無理に

上げるための場所ではなく、
元気な日も、疲れた日も、
どちらの自分も

受け止めてくれる場所。

そんな環境があることで、
暮らしの世界の見え方は、
静かに変わっていきます。

「正解の家」ではなく、

「自分に合う住まい」

家づくりで本当に大切なのは、
「何を選ぶか」ではありません。

「自分は、どんな暮らしをしたいのか」

この問いに向き合うことです。

この問いを

丁寧に掘り下げていくと、
間取りも、動線も、

光の取り入れ方も、
自然と一本の線でつながっていきます。

それは、
誰かの正解ではなく、
自分にとっての最適解。

同じ出来事でも、
人はそれぞれ違う世界を生きています。

だからこそ、
住まいも一つの答えに

収まる必要はありません。

もし今、
「なんとなく違和感がある」
「何を基準に考えればいいか分からない」
と感じているなら、

それは、
暮らしを見直すサインかもしれません。

やまぐち建築設計室は、
そんな違和感に、
一緒に向き合うための

設計事務所でありたいと

考えています。

暮らしを整える視点から、
住まいを一緒に考えたい方は、
いつでもお気軽にご相談ください。

このブログが、
暮しを見直す
小さなヒントになれば幸いです。

‐‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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恵庭の長屋(計画)

●設計事例の所在地: 
恵庭市
●面積(坪): 
58(坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

恵庭市の小さな敷地に建つインナーカーポートのある長屋

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地を有効に使った駐車場100%の長屋

その他の画像: 

RC造5階建て共同住宅
1DK~2LDK 計20戸
計画段階のパースと完成写真との比較

ユーザー 建築家紹介センター 仲里 実 の写真

実家の空き家をそのまま売ると税金が高いですが
耐震補強して価値を上げて売れば、3,000万円控除が使えて
手残りが増える可能性があるそうです。
 

ご両親などから相続したご実家が空き家になっていて、売却を考えている方も多いのではないでしょうか。その際にぜひ活用したいのが「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」、通称「空き家特例」です。この特例を使えれば、売却で得た利益(譲渡所得)から最大3,000万円を控除でき、税金の負担を大きく減らせる可能性があります。


 
耐震補強による費用が売却益を圧迫しないか不安な場合は、リフォーム費用の目安や借入プランも合わせてシミュレーションすると安心です。
具体的なリフォーム費用の概算や、特例適用のためのステップについて詳しく知りたい方は、「建築家相談依頼サービス」よりお気軽にご相談ください。
専門知識を持つ建築家が、あなたのプロジェクトを支援します。

建築家相談依頼サービス
https://kentikusi.jp/dr/irai

I-5145、市販のプレハブ事務所を設置する為の建築確認申請(福岡県)

ユーザー 山さん5145 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

初めまして
市販のプレハブ事務所(3~4坪程度)を設置する為の建築確認申請のみをお願いしたいのですが、その費用をお知らせください。更地(宅地)で事務所の用途は建設業許可の事務所です
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家づくりを考え始めると、

不思議なことに、

「周りの人たちが、どんどん前へ進んでいるように見える」

そんな瞬間が、訪れることがあります。

 

友人が土地を買った。

同僚が契約した。

知人の家が完成した。

 

SNSを開けば、

「家づくり、順調に進んでます」

そんな言葉が並んでいる。

 

それを見たとき、

心のどこかで、

小さく、ざわっとする。

 

「自分たちは、まだ何も決められていない」

「もしかして、出遅れているのでは…?」

 

そう感じてしまうことは、

けっして珍しいことではありません。

 

むしろ、

家づくりに真剣な人ほど、

そう感じやすいのだと思います。

 

 

周りが進んで見えるとき、

その裏で起きているのは、

「比べなくてもいいことを、比べてしまう」という現象です。

 

家づくりは、本来、

それぞれの暮らしのペースで進むものなのに、

 

「誰かのスピード」

「誰かの決断」

 

それが基準になってしまう。

 

すると、

まだ考えている途中の自分たちが、

少しだけ、劣っているような気がしてしまうのです。

 

 

でも、

焦りは

「行動を早めるためのサイン」

ではありません。

 

それは、

「まだ納得できていないところがある」

という、

とても静かな、内側からの声です。

 

 

少し立ち止まって、

問いかけてみると、

見えてくることがあります。

 

—— 私たちは、本当に今、進みたいのか

—— それとも、まだ考えていたいのか

 

 

スピードは、

良し悪しではありません。

 

早く決める人が「えらい」わけでも、

慎重に進む人が「遅れている」わけでもない。

 

ただ、

それぞれに、

それぞれの「タイミング」があるだけです。

 

 

家づくりは、

競争ではありません。

 

ゴールも、

順位も、

誰かが決めるものではないのです。

 

 

もし今、

周りがどんどん進んで見えて、

少し苦しくなっているなら。

 

それは、

「無理に合わせなくていい」というサインかもしれません。

 

 

焦りを力に変えるよりも、

 

焦りをそっと置いて、

自分たちの歩幅を取り戻す。

 

そのほうが、

のちのち、

心地よく暮らせる家に近づいていく。

 

私は、そう感じています。

 

 

今はまだ、

「考えている途中」

であっても、いいのだと思います。

 

大切なのは、

進んでいるかどうか、ではなく。

 

「どんな気持ちで、進みたいと思えているか」

なのかもしれません。

鹿沼相互信用金庫今市支店

●設計事例の所在地: 
栃木県日光市
●面積(坪): 
108坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ロビー内観。県立宇都宮工業高校が地元企業の協力を得て開発をした組子耐力壁がガラス面に並ぶ。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

鹿沼市に本店を構える鹿沼相互信用金庫の北端の営業エリアとなる店舗である。建築地は、日光街道と例幣使街道が一つに交わる杉並木に囲われた旧今市地区にある。豊かな自然、歴史的社寺や温泉街と県内随一の観光地へ向かう分岐点で、合併して広域となった日光市の新市庁舎が出来たことにより、行政サービスや都市機能の充実が期待される地域である。地域に根ざした企業理念と環境配慮の観点から、構造は木造とし、鹿沼と日光産の建築材料(杉、桧、深岩石)や伝統工芸(鹿沼組子)を採用して、地域性を活かす計画とした。また、県立宇都宮工業高校が地元企業の協力を得て開発をした組子耐力壁は、耐震性と開放性が両立できる「魅せる耐力壁」として優れ、初の実用化を試み、店舗デザインに整合させた。リズミカルに配置させた柱梁や耐力壁は、癒しの木質空間を演出し、ガラス越しに印象的なファサードを造り出し、夕景は行燈のように通りを照らし街を彩るようにした。地域住民に親しまれるようなスケール感や、地元が誇る材料の地産地消を心掛け、信用金庫店舗が地域振興の一助となるよう目指した。

依頼者の声: 

地元産の木材をふんだんに使った木造の店舗は、来店したお客様たちが無垢の木の色味や木の香りで癒されると好評である。

その他の画像: 

外観

外観

正面外観

外観夕景

外観夕景 閉店後スクリーンが降りた様子

外観夕景

ロビー内観。営業カウンター、エントランス(ATMホール)方向を見る

組子耐力壁 詳細

応接室

応接室

I-5144、50-60室、1部屋あたり35平米前後の……(北海道)

ユーザー 渡部 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
北海道
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

北海道倶知安町の街中に500坪の土地を所有しています。
建蔽率、容積率は
60% 200%
第一種住居です。
そこに複数棟となっていいので、50-60室
1部屋あたり35平米前後の小さな1Ldkまたは少しひろめの1Kにしたいです。
 
駐車場も各部屋に用意したいです。
 
おそらく三階建てまたは半地下で駐車場を確保することになるとおもいます。
 
坪60~70万円台でできるかどうか相談させていただきたいです。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家を建てるかどうか。

まだ決めていないのに、
家づくりのことを考え始めるのは
早いのではないか……。

そう感じて、
少し申し訳なさそうに
相談に来られる方がいます。

 

「まだ建てるかどうかも決まってなくて……」

「具体的な予定もないんですけど……」

 

でも、私はいつも、

それでいいですよ、と
お伝えしています。

 

家づくりは、

建てると“決めた瞬間”から
始まるものではないからです。

 

決断よりも先に、

「どう暮らしたいのか」
「今の住まいで気になっていることは何か」
「これから、どんな時間を増やしたいのか」

そうした小さな問いが、
少しずつ心の中に積み重なっていきます。

 

それらが
ゆっくり形になっていく過程こそ、

家づくりの
いちばん大切な時間だと感じています。

 

逆に、

「建てると決めてから」
急いで考え始めてしまうと、

 

・判断することが一気に増えてしまったり
・焦りの中で選ぶことになったり
・本当の気持ちが置き去りになったり

 

そういう場面を
何度も見てきました。

 

まだ建てるかどうか
決まっていなくても、

それより前の、
曖昧で揺らいでいる時間を

大切にしてほしいなと
思っています。

 

「決めていない自分」も、

家づくりから
遠いわけではありません。

 

むしろ、

そこから静かに始まっていく
家づくりもあるのだと思っています。

 

今はまだ、
はっきりと言葉にならなくても。

その“手前の段階”から考え始めることは、
きっと無駄にはならないはずです。

 

あなたは今、
どのあたりに立っている感覚でしょうか。

建てる・建てないの前に、
ゆっくり確かめていきましょう。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

1.家づくりを考え始めた瞬間、なぜ不安になるのか
家づくりを考え始めたとき、
ワクワクよりも先に「不安」の方が大きくなる人は、とても多いです。

楽しみなはずなのに、なぜか胸の奥がざわつく。
何から手をつけていいか分からず、そっと検索画面を閉じてしまう。

その感情は、決して「弱さ」ではありません。
むしろ、とても自然な反応だと感じています。

家づくりは、
お金のこと、家族のこと、将来のこと…
いくつものテーマが、一度に目の前へ押し寄せてきます。

「間違えたくない」
「後悔したくない」
「ちゃんと考えなきゃ」

そう思えば思うほど、
一歩踏み出すのが怖くなる。

それは、まだ何も決まっていないからこそ生まれる不安であり、
「いい加減に進めたくない」という、まっすぐな気持ちの表れでもあります。

私が相談を受ける場面でも、
最初から明るく前向きな方ばかりではありません。

言葉を選びながら、
少し間を空けて話される方の方が、むしろ多い。

そしてお話を聞いていると、
「不安」そのものよりも、

—— “不安を抱えている自分でいいのだろうか”

そこに戸惑っている方が、とても多いように感じます。

家づくりは、
誰かの正解をなぞるものでも、
決められた手順を消化するものでもありません。

「迷ったまま話していい」
「まとまっていなくても相談していい」

そう思える場所に出会えた時、不安は少しずつ形を変えていきます。

不安は、消さなくてはいけない感情ではなく、
「ちゃんと向き合おうとしている証拠」なのかもしれません。

いま、家づくりを考え始めて、
同じような気持ちを抱えている方へ。

その不安は、どこから来ていますか。
そして、その気持ちの奥には、どんな願いが隠れているのでしょうか。

2.情報は増えているのに、決断できなくなる理由
家づくりについて調べ始めると、
たくさんの情報が見つかります。

土地選び、住宅性能、間取り、費用、事例、体験談…。

最初は「知れば知るほど安心できる」と思っていたのに、
いつの間にか、画面をスクロールする手だけが止まらなくなる。

情報は増えているのに、
心の中は軽くならない。
むしろ、決断から遠ざかっていく。

そんな声を、これまで何度も聞いてきました。

情報には、いろいろな種類があります。

「正しいこと」
「役に立つこと」
そして、「誰かの価値観のかたまり」。

家づくりの場合、
後者がとても多いように感じます。

誰かにとって大切だったポイントが、
そのまま「自分も大切にするべきもの」のように思えてしまう。

本当は、
必要かどうか分からないのに、
選択肢だけが増えていく。

選べないのではなく、
「選ばなくてはいけないものが増えすぎている」。

そういう状態なのだと思います。

設計の打合せでも、
・雑誌で見た素敵な家
・SNSで見かけた人気の間取り
・友人から聞いたアドバイス

それらが、頭の中に同時に並ぶ瞬間があります。

その中に
“自分たちの暮らしに本当に必要なもの”
はいくつ残っているのか——。

情報を集めたはずなのに、
不安が増えたように感じるとき。

それは、判断材料が足りないのではなく、
「基準」がまだ定まっていないだけかもしれません。

情報を手放すことは、
決して「無知になること」ではありません。

どれを選ぶかよりも、
「なぜそれを選ぶのか」。

その問いを、ゆっくり持てる時間こそが、
家づくりの大切なプロセスの一部だと思っています。

あなたは今、
“どの情報を信じるか”ではなく、
“何を大切にしたいか”を見失っていませんか。

3.「失敗したくない」が、判断を止めてしまうとき
家づくりの相談で、
よく耳にする言葉があります。

「失敗したくなくて…」

とてもまっとうで、まじめな気持ちです。

誰だって後悔はしたくありません。

ただ、その想いが強くなりすぎたとき、
判断が前に進まなくなる瞬間があります。

・間取りを決めるとき
・土地を選ぶとき
・仕様を選択するとき

「これで本当にいいのか」
「もっと良い選択があるのでは」
「やっぱりやめておいた方が…」

そうやって、決断の直前で立ち止まる。

それは、慎重だからではなく、
“失敗のイメージだけが先に浮かんでしまう”からかもしれません。

家づくりには、
100点の選択も、完全な正解もありません。

どんな選択にも、
手に入るものと、手放すものがあります。

私自身、設計の過程で
「すべてを叶える」よりも
「何を残すか」「何を手放すか」を
一緒に考える時間を、とても大切にしています。

失敗とは、
結果そのものよりも、

——「なぜそれを選んだのか」を
自分で説明できなくなる状態

そんなふうに感じることもあります。

迷いながら決めた選択でも、
そこに納得のプロセスがあれば、
あとから見え方は変わっていきます。

一方で、
「間違えたくない」という気持ちだけで選んだものは、
時間が経つほど、心から離れてしまう。

だからこそ、
“失敗しないこと”よりも
“納得して決めること”の方が、
ずっと大切なのだと思います。

もし今、
決断の前で立ち止まっているとしたら。

それは「選べていない」のではなく、
まだ、自分の中の答えに
静かに耳を澄ませている途中なのかもしれません。

あなたが守りたいものは、何でしょうか。
そして、どこまでなら手放してもいいと思えますか。

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