●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
新事務所は、10人規模の2階オフィス空間を挟み、1階が資材置場、3階が休憩・仮眠室やランドリールームをまとめた生活空間になっています。内部空間は「オフィスと生活空間を明確に区分したい」との要望もあり、2階は水平方向に長いひと繋がりのオフィス空間としたのに対して3階は、休憩室に繋がる路地状の空間沿に生活空間が連なる「長屋」を意識した構成としました。
加えて前面道路に面した北側のファサードには、木質化した内部を見通す大開口を設けました。
各所の部品は、建築金物を階段の支持材に転用したり、電設資材を組合せて照明器具とするなど、汎用品を用いることで、増設やメンテナンスをイメージし易くしました。また、フックでヘルメットや工具を吊ったり、ベランダを緑化するなど、使い方や場所に合せて手摺や衝立の幕板に用いる鋼製面材の種類も変え、材料選択でもガルバリウム鋼板、サイディングボードを始め、鉄骨の防錆塗料まで汎用性を優先した。