居間から玄関土間を見る
戦火を免れた築85の長屋改修。大部分の施工を設計者とその有志とで行う。
壁に何かを吹き付けてますよね。
ご存じの方もいるかもしれませんが。
こちらは、吹付タイプの断熱材なんですよね。
テレビなんかでも、よく使われてたりしました。
吹き付けると、ふわっと膨らんできて、
見てると不思議な感じがしますよ。
実は。
昨日、お客様が、この断熱をしているのを
見学したい!ということで、私もご一緒してきたんです。
私は、何度も見たことがあるのですが、
お客様にとっては、初めてで新鮮です。
ご夫婦で、一生懸命動画を撮影していました(笑)
この断熱材。
ただ、吹き付ければいいわけでもないんですよね。
吹き付け方がとっても重要なんです。
この断熱材のデメリットとして巷で言われてることとして、
「吹き付ける職人の技量による」
という風に言われています。
確かに、ある意味、的を得てますね。
でも。
それって、どの断熱材も同じですけどね(笑)
私は、これまでに、いろんな断熱材を扱ってきましたし、
吹付断熱でも、いろんなメーカーを採用してきました。
その中でも、職人の良しあしは結構あります。
実際。。
一度吹き付けてもらって、厚みが不足しているということで、
再度来てもらって吹きなおししたことは結構あります。
ちなみに。
こちらの現場の職人は、10年以上この仕事をされてて、
とっても丁寧な仕事をしてくれていました。
今回は、断熱性能を相当あげているので、
その厚みが、10cm。ということで、
柱の面くらいまで必要なので、余分に吹いて
全てカットしてます。
なので、表面が、シャーベットみたいになってます。
きめ細かくて、きれいでしたね。
気密も取れて、厚みも完璧。
壁に隠れてしまうところだからこそ、しっかりと
きれいに仕上げてほしいですね。
この吹付の断熱を採用する場合、
ただ単に吹き付ければいいわけでもないんです。
お客様には、現場で説明したのですが、
その断熱をしっかりと、適切にしてもらうために、
いろいろと下準備が必要です。
実は、知らずに、その準備なく、工事しているケースが
とても多いんですよね。
(吹付断熱では、一般的なやり方だったりします)
断熱はいいのですが、それ以外の部分に影響が出てしまうんです。
仮に、私がそのやり方を採用する場合であれば、
別の下準備をしておきます。
断熱すればいい。
吹付すればいい。
そんな単純なことではありません。
プロだから、全ての人が知ってるということでもありません。
しっかりと知識、経験のある第三者に
工事をしっかりと監理してもらうことをオススメします。
(理想は、設計からですかね)
一般的なやり方が正解とも限らない場合もあるので。
全ては、素晴らしい家づくりのために。
居間
築三十年木造住宅の1階内装改修計画です。間仕切り壁によって細かく分割された間取りを大きく変更し、広い部屋にすることが条件でした。予算も非常に限られていたため、ここでは既存間仕切り壁のみを重点的に改修しています。不要に思われる間仕切り壁を全て取り払ってしまうのではなく、存在感を増した「垂れ壁+壁柱」として残し、既存住宅に眠っていた特徴的な卍型の軸線を顕在化しています。「垂れ壁+壁柱」は遺跡のように今後も生活の中心に居座り続け、これからの新しい暮らしを静かに見守り続けることでしょう。
外観
姫路市にある書写山を望む一角に建つ、正方形平面の2階建て木造住宅。全方位に対して積極的に閉じた格好をしており、中心に立つ空虚なタワーを取り巻くように各々独立した居室を配置する。内部における白々しい明るさや、外部への安易な開放性等とは無縁の、日常におけるサバイバルを可能とするために作られたシェルターとしての小さな家。
V邸が建つ甲陽園目神山町は古くは行楽地、現在は斜面地に豪邸が軒を連ねる高級住宅地としてその名が知られています。街並みは百花繚乱、様々な意匠を凝らした住宅ばかりですが、V邸はそれらに対してそっと沈黙して建ちます。中央に階段室を持つ十字型の平面形状。建物四隅には玄関ポーチ・縁側・テラス・デッキが配置されています。1階ではそれぞれの個室は完全に独立していますが、2階ではどこからでもほぼ全ての居室を見渡すことができます。硬い外殻と柔らかく複雑な内器官、独自の環世界を持つこの家を例えるならば、アルマジロまたはヤドカリのような家と言えるでしょうか。
土地を含めた住まいづくりならば利便性が良い所ほどコンパクトな住まいづくりをしなくてはなりません。
コンパクトな中での生活をより豊かに送れるようにするには、よくある間取りでなく状況に応じたあれもこれもの設計や生活の工夫が必要と思います。
我が家の設計の一部でありメインであるバルコニー回りについてご紹介します。
東道路の突き当りの30坪の敷地に建物はL字にして、駐車場と緑を置き取り囲むようにしました。
玄関はアプローチを長く緑をくぐって出迎えます。隣地と距離をとり準防火地域、延焼外の製作木製扉です。
バルコニーは東向き柱をつけ独立させ木製バルコニーとしています。(*行政により可、不可があります。)
緑と木がとても好きで落ちつくからです。
玄関右窓は祖母がいるときは挨拶窓でしたが現在は宅配受取窓として重宝しています。
東側向きは朝日が入り快適に、緑環境にも適しています。
アプローチ手前がジュンベリーで花、実、紅葉が素敵ですが手がかかる木です。奥がアオハダ。株立ちで葉も小型で爽やかです。
(TAMブログ、住まいの環境にコメントしています。)
緑は適度に視界を遮り、2階窓から来客や配達人を見ながらインターホンの受け答えをしたり、バルコニーでの一時を楽しくさせてくれます。
建物が日陰をつくり、季節により快適な場所を選ぶことが出来ます。
物干しの時、日差しの強い日は日陰より出入りします。
バルコニー越しに見る緑は何時もこころを落ち着けてくれます。
特に朝起きて一日を始めるときブラインドを上げ、窓を開け緑が目に入るのがとても好きです。
ときには、蝶々や野鳥がくることも、セミの音も楽しみです。
バルコニーの木製トレリス部分は物干し場です。
脱衣、洗濯、物干しはわずか数歩でとても便利です。
浴室前が物干しなのでバスコート兼用でもあります。
木製トレリス(既製品でメンテナンスと経済性で選定)で物干しを外より隠し、日がより長く当たり、室内からも見えづらい位置としています。
浴室内の照明はつけず外部照明に反射する緑を眺めての入浴です。
洗面所の明かりがドア越しに適度な照明となっています。
浴室窓は風を通し浴室を清潔にし、毎日の清掃では窓越しに花をみて変化を楽しんでいます。
ときには浴室の蓋、イス、桶、ブラインドを清掃し窓より出してバルコニーで天日干しを行います。
バルコニーは季節の舞台でもあります。
5月には鯉のぼりをあげ、
12月にはクリスマス飾りをつけます。
我が家にとってバルコニーはとても大切な場所となっています。
奈良市内で重量鉄骨2階建て賃貸住宅と賃貸店舗を建てたいと思っております、重量鉄骨の方が、防音性が高いですし、資産価値も上がると思います。只、前面道路が2メートルちょっとと狭いですし1トン車ぐらいしか入りません、土地は35坪で1階店舗2軒、2階賃貸住宅2軒、間口は3間です、概算で結構ですので設計監理料と建築費はどのくらい必要なのでしょうか?よろしくお願いします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
ブラックの門柱。
モルタル金ゴテの階段。
シルバーでフラットな玄関ドア。
そして。
赤い軒裏!!
ミニマルなデザインで統一されたアプローチ。
その中でも、真っ赤な軒裏は衝撃的ですが、
いいアクセントになっています。
昨日、こちらの家へおじゃましてきました。
引渡し、そして引っ越しが済んで、少し落ち着いたところ。
トイレに少し不具合があったのと、
表札をお持ちするのを表向きの理由にして(笑)
御家族にお会いしてきました。
しかも。先月生まれた第一子の顔も拝見できて、
ほんとよかったです。
先に、伺う理由になっていた要件を済ませて(笑)
ソファに腰かけながら、いろいろお話しました。
なんだか。
旧友に再会しているような感覚ですね。
近況報告や思い出話とか。
とどまることなく、いろいろ出てきます。
ほんと楽しい時間です。
そして。。
最近のSNSについて、いろいろ教えていただいて、
とってもいい勉強になってしまいました(笑)
帰り際に一枚。
螺旋階段も素敵なんですが、その脇の本棚を見て下さい。
本に限らず、CDや記念の写真やオブジェ等、
とってもいい雰囲気で飾られていました。
竣工したばかりの家って、何にもなくて、殺風景。
お客様が暮らしだすと、少しずつお客様の空気感になっていく。
その変化が、とっても楽しみなんですよね。
家って、誰かの作品でもなければ、ただのハコじゃなくて。
お客様が日常を暮らしていくところなんですから。
だからこそ、お客様らしさをしっかりと引き出して、
カタチにすることをコンセプトにしています。
そうそう。
あっという間の数時間でした!!!また来週伺う予定なので、楽しみです。
夕方には、とある家の敷地を視察へ。
土地探しをご一緒している方がいるんですが、
その候補に挙がっている土地なんですよね。
条件にも近くて、ぱっと見は、とってもいい感じ。
もしかしたら、ドンtぴしゃかもと思ったら。。。
隣家との関係に、問題点を発見してしまいました。
不動産関係の方からは、その点について、特にコメントなし。。
結構大変なことになりそうなんですが。。
その問い合わせメールをしたところ、どうやら先手がいたようです。
あれ??
その問題って、クリアできるの??
それ。知らないままに取得したら、大変ですよ。
といっても、私からは何もできないのですが。。
やはり、土地探しから、建築家と一緒って、
オススメですよ。
まず、深い軒とはどのくらいの長さのことを言うと思いますか?おそらく90センチ(3尺)程度以上のことを軒が深いと感じるでしょう。
軒の深い家の日当たりで最も対照的なのが、南面の夏至と冬至です。日本には四季があり、春夏秋冬で太陽の高さ(太陽高度)が大きく異なります。 (ただし、春分の日と秋分の日は、同じように真東から太陽が昇り、真西に沈みます。)
夏の時期は太陽の位置(南中高度)が高く、強い日差しが照りつけて紫外線も強いです。いくら日当たりがいい家と言っても、夏の日中に南面から陽射しの強い直射日光が屋内に射し込むと、床のフローリングや畳をはじめ、家具や絨毯等のインテリアも色褪せて痛みやすく、良いことはありません。
ちなみに夏の京都を訪れると、古い町家の軒先に簾(すだれ)が吊るされている光景をよく目にしますが、これも特に暑い夏の京都における直射日光を遮るための先人たちの知恵です。
しかし、あまり軒を深くしすぎると、太陽高度が低くなる冬の季節になっても軒が太陽の光を遮ってしまい、屋内まで届かなくなってしまいます。
したがって、軒の深さは太陽の光を必要とする冬の時期を念頭に入れて適切な寸法にするのが良いでしょう。
外観撮影:鈴木喜一
広い敷地のなかの一画に建てた住まいです。中庭をはさんでお互いの気配が感じられる2世帯です。温かく伸びやかな空間を和風外観の中にまとめました。
中庭よりの外観左側が子世帯、右側が親世帯、中央が共有スペースです。撮影:鈴木喜一
玄関撮影:鈴木喜一
玄関ホール撮影:鈴木喜一
座敷撮影:鈴木喜一
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
このサービスを利用する前は不慣れな地域での数社の設計事務所を探すのは至難の業でした。 このサービスを利用する前に不安だったことは *...
お仕事を依頼した建築家: 横山武志建築設計事務所 建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか...
直接ご連絡いただき、更に具体的で分かりやすい解答に、ご提案感謝致します。事前に考え期待していた内容以上の対応にありがたいです。もっと言わしていただければ、...