絵を描くにふさわしい光を確保できるアトリエ・乗松得博設計事務所 乗松得博さん
アトリエの設計では絵を描くにふさわしい光を確保できることが重要です。
アトリエについて乗松得博設計事務所 乗松得博さんに伺いました。
貴社がアトリエを手がけるようになったきっかけがありましたら教えてください
画家からのアトリエ設計のご依頼があったことがきっかけです。
アトリエ兼住宅の設計で注意している点を教えてください
アトリエと住宅では、同じ人でもこころの状態が異なります。
アトリエは創作の場であり、住宅はくつろぎの場です。
それらがうまく仕切られ、切り替えられることが重要と考えます。
今もリビングにアトリエの付属する住宅を設計していますが、アトリエの床をリビングより下げる、家具でゆるやかに仕切るなどお互いの距離感を設計しています。
アトリエの間取りで注意している点を教えてください
絵を描くにふさわしい光を確保できる間取りを考えます。
アトリエは、北に大きな開口を設けることが定石ですが、敷地条件や、庭を見ながら絵を描きたいなど要望はそれぞれです。
ただ共通して言えるのは、直射光はアトリエにはふさわしくありません。
障子や格子、軒でやわらいだ自然光、間接照明により拡散された照明計画をします。
アトリエのインテリアで注意している点を教えてください
壁と開口のバランスに留意します。
壁面が多くシンプルな空間が創作の場には良いと考えます。
壁面が多いと作品を飾る壁にもなります。
効果的に穿った開口は、外の変化を感じさせます。
素材の選定として、床材は特に汚れについて議論が必要です。
「ある画家のアトリエ」は 依頼者からはどのような希望がありましたか?
100号を超える大きなキャンバスに絵を描くにふさわしい空間
それをどのように叶えましたか?
大きな絵を描くには、空間の高さと共に、引きも必要です。
空間が大きければ良いということではなく、大きくなれば温熱環境は不利となります。
そこで、2階建ての最小高さとして、4.5mの吹き抜けとしました。
また、制作途中の絵を違う高さから見ることができるように、アトリエに階段を設けました。
創作の場にできるだけ存在感が無いように、軽やかな階段をデザインしました。
障子を開き2階から見ることも考慮しています。
大きなキャンバスを搬出入できるルートの確保も必要です。
アトリエから庭を見る開口がその役も兼ねています。
アトリエをDIYで作りたい方の支援もやって頂けますか?
創作の場からご自身でつくることも素晴らしいことです。
もちろん、支援させていただきます。
倉庫をアトリエに改装する設計もやって頂けますか?
倉庫の空間はアトリエに向いていると思います。
もちろん、お手伝いさせていただきます。
乗松得博設計事務所 乗松得博さんのアトリエ・設計事例
画像 | 建物の名称 | 紹介文 |
---|---|---|
ある画家のアトリエ | 一人の画家が、キャンバスの向こうに、そして自分に向き合い、一つの絵画を生み出し、鑑賞する場所。 |
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