ドラムの振動を伝え無いよう構造的に分離されたスタジオ・SHSTT 小松崎 宏晋さん


 
楽器や音響機器の寸法や配置は注意が必要で、特にドラムのような大掛かりな楽器になると、タムやシンバル等の数や配置で必要スペースが大きく異なるため、どの程度まで対応するか細かい確認が必要です。
 
スタジオについてSHSTT 小松崎 宏晋さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー SHSTT 小松崎 宏晋 の写真
東京都足立区千住1丁目4番1号 東京芸術センター10階
03-5244-2123

 

貴社がスタジオを手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい

 
私自身が昔からバンドをやっているのですが、バンド仲間の1人から自宅を新築したいという相談を受けました。
施主はドラマーで、自宅でもドラム練習が出来る部屋が欲しいというのが希望でした。
スタジオを専門業者に依頼すると全く予算内に納まらないので、全て私が引き受けた事がキッカケです。
 

 

スタジオの防音はどのようにされているのですか?

  
必要な遮音性能を設定し、壁天井は数種類のボードや鉛シート等を組み合わせて造っています。
また、仕上げはフラッターエコーを抑制するため吸音材を適宜使用しています。
 
ドラム等の楽器を防音をする場合は遮音と同じくらい防振も重要です。
掲載物件の印旛のスタジオは建物本体にドラムの振動を伝え無いよう構造的に分離させており、床・壁・天井、全て建物と縁を切っています。
 

 

スタジオのインテリアで気をつけていることを教えて下さい。

 
スタジオの目的にもよりますが、基本的にはユーザビリティを重視しています。
インテリアはそれに準じるという感じでしょうか。
  
楽器や音響機器の寸法や配置は注意が必要で、特にドラムのような大掛かりな楽器になると、タムやシンバル等の数や配置で必要スペースが大きく異なるため、どの程度まで対応するか細かい確認は欠かせません。
 
またギター・ベース・キーボード等は、スペースの問題と共に電源の問題も出てきます。
コンセントは何処に何箇所必要か、アンプやエフェクター等の機材に単相200Vが必要な場合、コンセントに実装するのかトランスで対応するか等、実用面を主体とした進め方をしています。
 

スタジオの照明で気をつけていることを教えて下さい。

  
スタジオの用途にもよりますが、必要な場所に必要な照度が得られるようフレキシブルに対応できる照明を選んでいます。
印旛のスタジオは天井高を抑えた空間なので、ライティングレールに小さめのスポットライトを適宜配置するよう計画しました。
これなら場所、向き、数、照度など自由に対応できます。
 
照明を考える上での注意点は、ダウンライトのような天井に埋め込む照明の場合、遮音性能を落とす原因になるため選択肢から外したほうが良いでしょう。
これはコンセントやスイッチ等にもいえることです。
  

印旛のスタジオはスタジオ併用の住宅ですがスタジオ専用の建物も設計していただけますか?

 
喜んでお引き受けいたします。
スタジオといっても住宅併用とは全くアプローチは異なりますが、大好きな空間なのでとてもやりがいがあります。
 

住宅にスタジオを作る際に注意した点を教えて下さい。

 
特に注意した点は、やはり「防音」です。
住宅がメインである以上、スタジオが生活の妨げになっては本末転倒。
音の感じ方は主観なので、何の音をどの程度まで防音するかの判断は意外と難しいものでした。
予算も厳しく防音の工事はそれなりにコストも掛かるので、やり過ぎるわけにもいきません。
 
また、技術面においても設計・施工共に独特な工夫をしているので、それを間違いなく施工者に伝えることも重要です。
住宅の感覚で造ってしまうと思わぬ所から音が伝わってしまい、手直しレベルの工事では対応出来ないので、工事監理も慎重に進めました。
  

 

スタジオのリニューアル等にも対応していただけますか?

 
もちろん対応させていただきます。
今以上に愛されるスタジオに生まれ変われるよう尽力したいと思います。
 

土地探しから相談にのっていただけますか?

 
はい。気になる土地があれば遠慮無くご相談下さい。
長所短所をふまえて、分かる事は出来る限りお答えさせていただきます。
 

スタジオを建てたいと思っている方になにかアドバイスがありましたら教えて下さい。

 
アドバイスといえるものは特に無いのですが、あえて言うならユーザビリティは妥協しない方が良いという事くらいでしょうか。 
 
プライベートスタジオでもレンタルスタジオでも、そこを使うのはある程度楽器が弾ける人で勝手が分かっている人、そして単発の利用者よりもリピーターがメインでしょう。
使うならここだと思ってもらえるよう、利用者の満足度を一番重視します。
いくらお金を掛けたところで、使えないスタジオは使われません。
 
そして、設計者と感覚を共有し合えることも重要なので、出来れば生の音を分かっている設計者に依頼すると良いと思います。
生の楽器やアンプから出る音は、ステレオのスピーカーから出る音と全くの別物です。
スタジオワークも分かっている設計者であれば、さらにお互いの理解は深まるでしょう。
 
 

SHSTT 小松崎 宏晋さんのスタジオ・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
印旛のスタジオ

構造的な優位性から30帖のワンルームを2階に配置しました。
無柱にすると共にサッシュレスのガラス窓を設ける事で視界がさらに広がります。

 

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