リビングと一体に利用できるルーフテラス・アトリエ24一級建築士事務所 飯沼竹一さん


 
室内と連続させる、リビングと一体に利用できるルーフテラスは、だれに気兼ねすることもなく、楽しく安らかにリビングとしてを満喫できるとっておきの家の中心になります
 
ルーフテラスについてアトリエ24一級建築士事務所 飯沼竹一さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー アトリエ24一級建築士事務所 飯沼竹一 の写真
千葉県千葉市中央区千葉港4-3千葉県経営者会館503
043-238-5095

 

貴社がルーフテラスのある家を手がけたきっかけがありましたら教えて下さい。

 
2001年に独立し事務所を開設してから、これまでルーフテラスと呼べる半屋外空間がある個人住宅の家は、木造、鉄骨造、RC造など構造に係らず12例あります。
 
きっかけと言うような特別な要望があった訳ではありませんが、はじめの案件は、完全分離の二世帯住宅で、双方の2階リビングに直接面するスペースをルーフテラスとして繋ぎました。
18畳の広さがあるので、お花見パーティー、バーベキューや子供が小さいときは大きなプールを置いて遊ばせていました。
またこのルーフテラスを介して、子どもやペットの猫が行きかい、付かず離れずの関係に効果的に作用しています。
 
それが雑誌で紹介されたことも一つのきっかけになったかもしれません。
 

ルーフテラスの間取りをつくる際に注意しているポイントを教えて下さい

 
リビングやダイニングと平面的、立体的につながる空間構成にすることで、とにかく私自身がまず、「気持ちいい!」って、感じられるテラスを想像できる計画をすることです。
 
床レベルも室内と屋外(テラス)の段差がフラットになるよう配慮します。
とにかく天気が良く寒く無ければ仕切りの窓を全開にしてテラスにすぐに出られるように設計します。
 
また、都市部ではルーフテラスをつくっても、回りの視線が気になって落ち着いて使えない例をみます。
回りの環境に注意し、プライバシーを確保した上で、光と風が入るルーフテラスを計画することが大切です。
 

 

ルーフテラスの防水はどうなっているのでしょうか?

 
木造の場合は、FRP防水が多いです。
木造は揺れることが前提ですから、床の剛性を上げるために下地に12mm以上の構造合板を2枚重ねてしっかり張り、強度のある仕様のFRP防水を施工しています。
 
当事務所の事例では、防水の上にウッドデッキやタイル貼りなど様々な仕上げを施します。
ただ防水層からは浮かせて床を二重に作り、防水層を紫外線やキズから保護し、またメンテナンスしやすい構造にしています。
 
鉄骨造の場合は構成する床がコンクリート造になるので、アスファルト防水やシート防水を採用します。
この場合も床仕上げの方法はたくさんあり、その都度にテラスの使い勝手や環境、コストなどを調整して計画しています。
 

 

建築主はルーフテラスをどのように活用されているのでしょうか?

 
建築主ごとの楽しみを見つけているようです。
バーべキューやホームパーティーは一般的ですね。
 
その他では、前途しましたが、お子さんのプール遊びやハンモック、ガーデニングなど。
アウトドアリビングとして捉え、寒く無く雨が降らなければ朝も夜もテラスで食事し、いつもテラスで過ごす家もあります。
 
大雪の降った時に、お子さんがカマクラを作った家もありました。
 

ガーデニングのできるルーフテラスを作ることも可能ですか?

 
もちろん可能です。
この場合は、テラス上に給水設備があると使い勝手がいいです。
 
芝貼のテラスなどの場合は、床(屋根)に乗る荷重を少し多めに見て、構造計画することが必要です。
大きなプランターなどを置く場合も同様の配慮が必要です。
プランターにバジルやパセリなどのハーブを植えて、料理に利用することも面白いと思います。
 
またクリスマスシーズンに大きめのプランターにモミの木を植えて、イルミネーションなどを飾り付けても楽しいと思います。
 

ルーフテラスのある家を建てたい方になにかアドバイスがありましたらお願いします。

  
設計者にプラン検討の初期段階から要望を伝えることです。
室内と連続させる、リビングと一体に利用できる半屋外空間は、だれに気兼ねすることもなく、楽しく安らかにリビングとしてを満喫できるとっておきの家の中心になります。
 
そのためには始めから家全体を俯瞰した計画が必要で、経験豊富な設計者に依頼することをお勧めします。
なお、ルーフテラスは延床面積には含まれませんが、防水や床の仕上げ、手すりなどは工事に加算されます。
 
費用負担があることも考慮して全体のバランスをみながら計画することです。
 

 

アトリエ24一級建築士事務所 飯沼竹一さんのルーフテラス・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
谷津の家

ルーフテラスは白い壁とパイプ格子に囲われ、青い空と緑が生活に潤いを与えます。

また、夜間や雨の日すらも、しっとりと洒落た雰囲気を醸し出す空間になっています。

鎌取の家

敷地の形状から、駐車スペースを考慮すると、建物の配置は概ね南側と決まってきました。
しかし、敷地の南側には2階建ての家屋が敷地いっぱいに建っており、窓を設けたとしても採光条件は悪く、プライバシーの問題も好ましくないといった環境の中での計画でした。

真間の家

敷地の南北側には2階建ての住宅が隣接しています。 東側には隣家の庭として空いたスペースがあり有効利用を考えられますが、3階程度の建築物が建つ可能性も検討すべきだと考えました。 道路を挟んだ西側は新しい3階建て住宅と郵便局がありなかなか窓を開けられる環境ではありませんでした。

 

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