本場の雰囲気をだした中華料理店・原田正史建築設計事務所 原田正史さん
中華料理店は、パッと見で中華とわかりやすく必要があります。
中華料理店について原田正史建築設計事務所 原田正史さんに伺いました。
貴社が中華料理店を手がけるきっかけがありましたら教えて下さい
中華料理店を開業したいというオーナーの方が知人を通して紹介していただき、面談・プレゼし契約に至りました。
この仕事が中華は初めてでしたが、オーナーの方がシェフも兼ねていたので、お料理の手順のことなども教わりスムーズに行うことができました。
中華料理店の設計で注意している点を教えてください
飲食業ではいろんな国の料理がありますが、中華ほどその国のイメージをだしていないと美味しくないと思い、全体で中国のイメージが出るようにしました。
中華料理店の内装で注意している点を教えてください
中華のイメージとして本場の雰囲気を出すために、中国より風化した煉瓦を取り寄せ、それを客席の目線近くに設置しより荒削りのイメージをだしました。
しかし目線に近いのですが手で触れられないように、全面をガラスで覆い、しかもその荒々しさを表現するために、その部分に間接照明を設け、モダンさと清潔感を出しました。
中華料理店の外装で注意している点を教えてください
歩行者と同様に車で通過する方も多いので、あえてわかりやすく赤い門を正面入り口に設け、店名も中華風のロゴで「花楼香」と入れ、パッと見で中華とわかりやすくしました。
中華料理店の厨房設計で注意している点を教えてください
中華といえども、四川・広東・北京といろんな料理スタイルがあります。
まずはオーナーあるいはシェフの方とそして中華厨房機器に詳しい厨房メーカーと一緒にヒアリングして、どのような料理スタイルにするかも含め設計を進めていくことが大事と思っています。
「中華レストラン花楼香内装」の依頼者からはどのような要望がありましたか?
中国によく行かれているオーナーからは、厨房のことから、内装・外装のこと、そして紹興酒の樽の飾り方や中国格子のパーティション方法についても要望をいただき、また他社店舗にも食べ歩きいろいろ教えていただきながら設計を進めることができました。
その要望をどのように叶えましたか?
特に風化した中国の煉瓦を使いたいというのがオーナーの方からの強い要望でしたので、それを薄くスライスし、その風化した表情が出やすいように間接照明の光を下からあてて演出しました。
中華料理店を開業したい方になにかアドバイスがありましたらお願いします
中華料理店を開業されたいと言う方は、たぶんお料理のメニューやどのようなお酒を出すか、こだわりのスタイルがあると思われます。
そのことを依頼するインテリアデザイナーや建築家にどのような形でもいいので、理解してもらえるまで妥協せずに伝えてください。
出て来る設計案がうまく説明されてもご自身の感性とちょっと違うと思えばOKとせず、なにが違うかどうあるべきかをとことん話し合って、狙っている中華のスタイルと箱のイメージがあうまで詰めていって後悔しないお店づくりをしてください。
店舗は時間が無くスピードが要求されますが、急いで失敗することだけは避けていただきたいと思います。
原田正史建築設計事務所 原田正史さんの中華料理店・設計事例
画像 | 建物の名称 | 紹介文 |
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中華レストラン花楼香内装 | オーナーとの話し合いにより、中国の土着的な雰囲気を出しつつ、モダンな中華レストランという印象のレストランを造り上げました。 |
中華料理店・メニュー
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