美容室・インタビュー・ケンチックス一級建築士事務所 織田博充さん
美容室は立地条件もですが、作業寸法や作業空間が重要ですのでテナントや土地探しからの方は美容室の得意な建築家にアドバイスを受けながら進めていくことをおすすめします。
また事務所などを美容室にコンバージョン(用途変更)することも可能です。
美容室についてケンチックス一級建築士事務所 織田博充さんに伺いました。
貴社が美容室を手がけるきっかけがありましたら教えて下さい。
独立当初、まったくと言っていいほど仕事がありませんでした。
そのような状況の中、行きつけのお店の店長さんからご依頼いただきました。
実績を重視する業界からのお話だったので嬉しさ反面、驚きでした。。。
美容室を設計する際のポイントを教えて下さい。
作業動線や作業空間、お客様同士のプライバシーへの配慮など非常に重要となりますね。
あとは外光。
特に西日が入るテナントは眩しくてカットなんてできたもんじゃありませんから、対策が必要となり設計のポイントとなっております。
美容室を開設する際には保健所への届け出が必要だと聞いたのですが どのような基準があるのでしょうか?
照明の照度や換気は十分に確保されているか、また消毒設備あとは作業室の面積などでとくに難しい基準はありませんが、計画段階で保健所に事前確認しておくと安心ですね。
近隣の美容室と差別化するためになにか心がけていることはありますか?
周辺の競合するであろうお店はチェックし、オーナーへ助言はします。
美容業界はとにかく競争激しいです。
他店との差別化を図りつつ、オーナーは個性豊かな方が多いのでそのオーナーの人柄がうかがえるようなものをデザインに取込むことも考えています。
KARUTA hairは事務所から美容室へのコンバージョン(用途変更)ですね。コンバージョンで工夫したことがあれば教えてください。
KARUTA hairは地方都市によくある事務所からのコンバージョンでした。
既存建物は殺風景でしかもファサードはピンク色に塗られていたり、、、
オーナーもコレを美容室へ変更出来るのかと非常に心配されておりましたのでCGを使い完成形をイメージできるようご提案しました。
↑KARUTA hair・工事前の外観
↑KARUTA hair・外観
LOOPは美容室を併設した住宅ですね。美容室と住宅を併設する際に工夫したことを教えて下さい。
併設住宅となると、家族もお客様に気を使わずに生活したいですから、住宅部分からの音の問題や視線(プライバシー)また、アプローチの仕方にも配慮が必要ですので、店舗部と住居部で微妙に床レベルを変えたり、視線が合わないような平面計画、テレビなどの音や家族の声が店舗部まで届かないよう、店舗と住居の間に緩衝帯となる中庭を設けたりしました。
↑LOOP・外観
美容室を開業したい方になにかアドバイスがあればお願いします。
美容室は立地条件もですが、作業寸法や作業空間が重要ですのでテナントや土地探しからの方は我々のような専門家にアドバイスを受けながら進めていくことをおすすめ致します。
テナント探し・土地探し中の相談にも応じていただけるのでしょうか?
弊社ではテナント探しや土地探しから無料で相談可能となっておりますのでお気軽にご相談下さい。
よろしくお願い致します。。。
ケンチックス一級建築士事務所 織田博充さんの美容室・設計事例
画像 | 建物の名称 | 紹介文 |
---|---|---|
KARUTA hair | 事務所として使用されていた物件を、美容室へコンバージョン。 | |
LOOP(美容室併設住宅) | 土地を活かした建物でまた美容室併設住宅のためお客様にも気を使わせないようプライバシーに配慮した設計をしてほしいとご依頼いただきました。そこで、住居部分と店舗部分で視線が合わないようプランニングし、また窓など開口部の位置や大きさも考慮いたしました。 | |
Hair Salon Bis | 元が事務所で殺風景なため、明るく気軽に入れる店作りをしてほしいとご要望があり、 |
美容室・メニュー
建築家相談依頼サービスの申し込みは今すぐこちらから(無料)↓
当サイトの建築家に相談・依頼したい方は下記から相談・依頼したい内容を投稿してください。
投稿した内容は下記のページで公開され、当サイトの会員建築家から返信をもらうことができます。
https://kentikusi.jp/dr/netirai/jirei
このサービスは一般の方・業者の方でも無料で利用できます。